1507「安倍トランプ会談」(1118日(金)晴れ)

 

平和な日本・・・しかしトランプ氏当選以後に、世界にも日本にもいろいろな動き。円は売られ、とうとう110円を超えてしまった。株式市場は活況、瞬間的であるが日経平均は18000円を付けた。「長期金利をあげるらしい。」という見通しが起因となっておるとか。

変化を見ているだけでも生きていてよかった、と喜ぶべきか。

あの維新の会の橋下氏の記事を見つけた。いわく「「『トランプ大統領』誕生! 本当の敗者はクリントン氏ではなく自称インテリだ!」流し読みをしただけだけれども本当に評論家はもう少しましな予測をしてもらいたい!

しかし昨日今日はさらに大きなニュース。安倍首相がニューヨークにさっそく駆けつけ、トランプタワーでトランプ次期大統領候補と会談した。以下報道の寄せ集めをベースに・・・・。素人はこれしかない!

トランプ氏の当選が決まった後、首相は「結局はクリントン氏が勝つ」と言い続けていた外務省幹部に「話は違うじゃないか。」と怒ったと報道されている。しかしそのような状況になればさっと対応を変える・・・・なんと身の軽いこと!韓国では素直に「スピード感ある対応」と驚いているようだ。あの情況では韓国は動きが取れないのであろう。

まだ大統領に就任していない、場所は私邸、会談は1時間半に及んだというがその内容は首相によればこれらを踏まえ「中身についてお話しすることは差し控えたい。」ということであった。

中国語の勉強を兼ねてCCTV(中国中央電視台)を聞いている。時々この放送は在日中国人をターゲットにしているのかそれとも日本人か。前者が7割くらいと思うが、さっそく中国の見方の紹介。「同床異夢だ。」などと論じ、また中国ネットでは朝貢だ、などとケチをつけている。

国内では民進党の安住氏が「「当選してすぐ飛んでいく、というのは朝貢外交でもやってるつもりじゃないか。私は評価しない」と批判した。首相がトランプ氏を「信頼できる」としたのにも、「大統領選の時のいろんな発言を聞いて、むしろ懸念を表明している人が多い。どこが信頼できるか、国民に説明する責任がある」と指摘した。

しかし私にはやっかみと映る。中国にしてみれば、西側経済力を発展させるTPP問題、自身にとって脅威の在日米軍問題、東シナ海問題などすぐにも飛んで行って話し合いたいはずだ。それを見事に出し抜かれた。朝貢政治にというのは建前から行けば中国周辺の国が中国の皇帝の徳をしたって挨拶に来るもの。近頃はその徳がさっぱりないから軍事力、経済力双方から脅しをかけて彼らの言う一帯一路上の国々に朝貢まがいを無理強いしているのではないか?

民進党も同じだ。蚊帳の外に置かれてほっておかれるのが気に入らない・・・当然のこと。外からは何もわからない会談であるが、私は素直に評価したい。それどころか安倍首相のクリーンヒットと考えたい。

これから日米間の問題は山積している。TPP問題は数の力を使って国会で承認を得たばかり。在日米軍費用の負担を増やせ、嫌なら撤退と騒いでいる。日本は自前で国を守らなければならなくなるのか。どうしたらよいのであろうか。

まだ大統領になっているわけではないが、安倍首相の言うように「同盟は信頼がなければ機能しない。」ことは事実。それをメンツにこだわっていては物事は進まない。証券会社が株を売りたいのに「株を買って利益を売るのはお客自身だから向こうから相談に来るのを待っていればいい。」と発言するのと同じだ。売りたければなりふり構わず行動しなければならない。

そしてトランプ氏の気持ちも考えるべきだ。今回の安倍氏の行動を過大評価してはならないが、トランプ氏がいち早く駆けつけてくれたことをうれしく、名誉に感じるに違いない。日米関係に決して悪い影響を与えるとは思わない。彼は17日、会談後に自身のフェイスブックに「素晴らしい友好関係を始めることができてうれしい」と書き込んだ。「安倍首相が私の自宅を訪れてくれた」ことに謝意を示し、日米の両首脳間での関係構築に意欲を示したとか。

(追記 その後の報道)アメリカではこの会議に長女のイバンカ氏を参加させたことに「政治を私物化している。」との声が上がっているそうだ。奥さんならファーストレデイになる人であるからわからなくもないが・・・・。しかしまだ大統領になっているわけではないことを考えれば許されるのかもしれない。この次二人が会うのは大統領になってからと取りざたされているとのこと、その時は考えるのであろう。

トランプ政治はこれから始まる。いろいろ情報はあるけれども、少なくともアメリカ人の半分が支持している人、それだけで怪しからんと判断する愚は避けるべきではないか。

冒頭の橋下氏は別の記事でトランプ氏は不安だが、「それぞれが自立しながら自国の強化を目指す」という考え方に共鳴し、「おもろいおっさんや」と評したとか。

 

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