1508「雪の日に歯医者さん」(11月24日(木)雨のち曇り)
ガールフレンドのAさんが言う。「雪で転んだりしたら一生ダメになるわよ。革靴なんかとんでもない。」さて今朝。予報通り雪交じりの雨。外は積もり始めている様子。東京の11月の行きは50何年振りとテレビが伝えている。
「革靴はやっぱり滑りそうだ。長靴は・・・・浜松町の歯医者に行くのにいくら何でも・・・。」
考えた末に登山靴で行くことにした。靴底は強い。
とにかく寒いと、ジャケットの下にはチョッキまで着ている。ただしまだ股引をはいていないところは意地。去年の冬、小野川君に「そんなものを履くのか。」とバカにされたのが悔しいのだ。
西武線等にも遅れが出ているようで11時の予定が少し遅れた。
いつものように藤川医院。大門近く、ビルの2階。
「だいぶ磨き残しがあります。」と技工の田畑さんがおっしゃる。
最近は朝の3点セットを忘れないようにしている。
朝食後の点眼、髭剃り、漱ぎ(これ、よめますか。くちすす(ぎ)と入力した結果)。
点眼は医者から軽い緑内障であるから眼圧を下げる目薬を一日1回点すように言われている。髭剃りは昔は電動のものを使ったが、完全には剃れないように感じ、薬屋で10本くらい入っていくらというジレットの使い捨て髭剃りを使う。日曜日に必ず交換する。
漱ぎは普通の歯ブラシ、歯磨きはサンスターの「クレアクリン」これはフッ素が入っているという・そして歯間ブラシ。サイズはL、ただし右上はM、一か所歯がせっているようなところがあり、ここはLでははいらない。
今日もそのようにしたのだが・・・・・。田畑さんは「真ん中あたりはできているが奥ができていない。」と厳しい。
歯槽膿漏チェックらしく、何かとがったものを歯茎にあてて評価を読み上げ別のものが書いている。
1が1番よく、数字が大きくなると悪いらしいが奥の方は4や5もあり、この前より成績が悪い様子。それが終わると歯垢をとる。鍵のようなものでこそげとるが結構痛い。私は声を立てまいと必死にこらえるのだが田畑さんは「舌を動かさないでください。危険です。」舌は不思議で田畑さんが金属製のへらで押し付けているのに、自動的に動き出してしまう。
歯間ブラシを通し、次にローラーのようなものをこすりつけて歯の表面をきれいにする。
「歯間ブラシは右上1か所だけはMを使い、残りはLを使ってください。」とここでも注文。
1時間くらいかかってようやく終わると田畑さん「先生終わりました。」
こうしてようやく禿頭の藤川先生登場。
この前、左の一本がかみ合わせが悪いと先生が少し削って調整してくれた。しかしそのあと少し痛い気がした。その辺を言うと先生は歯を手でぐいぐいと押し、少し調整した後
「奥の歯のかぶせものの下が罅が入っているようです。普通の食事は構いませんがあまり固いものは食べないように・・・・。」
12時過ぎに解放されやっと外に出る。
いつもの通り新橋まで歩く。町もどんどん変わってゆく。
汐留が再開され、高層ビル群が建てられたが、その他にも安売りのキムラヤは姿を消し、遠目にいつもちらり、ちらりと眺めていた高架下のピンク映画館も安い昼飯屋に代わってしまった。
北海道ラーメン、餃子の王将・・・・どこもそれなりに流行っている
しかしそれらは無視し、新橋ビルの3階にある「万清」で、定食のハンバーグライスを食うのが私の習慣。今日もその通りにした。実は私にとっては歯医者から解放され、ここまで歩いた疲労感もあり、至福の時間・・・・・・。
食後地下鉄を利用して荻窪に戻ると雪が本降りになってきている。
タウンセブンの地下に行き、Aさんと取る夕食のおかずを物色。
ぶりの鎌にしようか、それとも小エビのアビージョにしようか迷った末、結局牡蠣を買った。
牡蠣はずいぶん値段が高くなった。どうも100gあたり500円くらいするらしい。
この前、衣をつけてあげたが、火を入れすぎたか、牡蠣の柔らかい感じがなくなり、ゴムみたいに感じた。今日はその辺を注意してソテイにしよう。買ってから考えた。「この雪でAさんが来ないことになったらこの牡蠣はどうしてくれよう。」
夕方になってようやく雪はやんだ。
夕食時。台所から「おお寒い、おお寒い。こんな寒い中を来なければならないのだから。」と持参してくれたサラダを盛りつけながらAさんがブツブツつぶやく声が聞こえる。
註 ご意見をお待ちしています。
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