1513「私の今年の十大ニュース」(12月6日(火)晴れ)
長生きしていることの面白いところはいろいろなニュースを第三者的立場から眺められることか。どこかに「シャンパンをすすりキャビアを食べながらアジアの貧困を論じた。」とあった。しかし個人ベースとなると十どころか三つだって上げるのが難しい。昨日に続き、明日に続く日常が連綿としているのみ。嘘だと思うなら、君自身が今年起こった自分自身の十大ニュースを揚げてみればいい。
私の場合は、なんといっても無事に75歳という年齢を迎え、後期高齢者入りしたことを揚げるべきか。ここまで生きた以上、せめて親の死亡年齢を越えたい。お袋は年齢74歳で亡くなったから
やっと超えられた。しかし父親は88歳だからまだまだ遠く及ばぬ。
何だ、そんなことか、という向きもあろうが、同時にずいぶん多くの親しい人の死に遭遇した。一番ショックであったのは義理の従妹の死であったか。彼は70歳になったのだろうか。優秀な官僚だったのに、と思う。そして小学校の時の同クラスの友人、ラジオ体操仲間のお医者さん、大学の隣の研究室の男。・・・・・冥福を祈る。私は毎日新記録を作った、と考えるようにしている。私の生きた時間の新記録。「人生は暇つぶし」といった男がいる。90歳目標として後5000日余り、新記録を作り続けていけるだろうか。
大きな海外旅行に二度行くことができた。それも遠いアフリカ、モロッコと南アフリカ周辺。海外旅行は体力、気力、金力、時間、やる気、そういったものがそろわなければなかなかできぬ。長い飛行機旅、若い人には大したことがないだろうが、我々にとっては大変な過密なスケヂュール、そして移動距離、食事や気候の変化・・・・。モロッコはラクダに乗ったこと、南アフリカ周辺はジンバブエの小学校訪問、チョベ公園でのサファリツアー等が特に印象に残った。
体力維持は、朝のラジオ体操と1日10000歩ウオークをそれなりに続けている。最もその程度の運動では体力は下がるようでずいぶん衰えを感じている。ウオーキングのカウントはスマホを使っている。スマホと言えば9月頃に格安スマホに切り替えた。買い替えた機会にラインができるようになったのは進歩か。孫などとの会話が楽しめる。他に株価を見る、まれに写真を撮る、中国語で一行日記を書く等。音楽のダウンロードやSNSはやっていない。スマホはこれからは自分の用途に合わせて選択するべきではないか。スマホの買い替えと似たこと・・・・パソコンのOSをWindows10 に替えた。最初は戸惑うことも多かったが今ではあたり前になってきた。
「人生は暇つぶし」ということでいくつかの芸事。中国語はどのくらい進歩したかわからぬが、中国の国営放送CCTVを聞くようになったことが画期的か。習近平の宣伝や昔の日本の侵略にかかわる映画等、反発心も覚えるが、ホームドラマ、歴史劇、巷の事件、芸能など生の中國人の考え方、生活を知ることができる。ずいぶん中国では女性の強いこと!
書道は先生が変わって和歌を書くことが好きらしい女性の先生。それなりに書いてゆくが、どうもあのふにゃふにゃした仮名は書きにくい。詩吟は春ころキングレコードの大会に出て見事に失敗。その時は菅原道真の「東風ふかば」。12月の昇段試験では「平泉回顧」こちらは結果はわからぬが、それなりに私にはいい経験になった。
カラオケはガールフレンドのAさんと夕食後いつも歌っている。家庭用であるからいい点が出やすい。3月頃から自分なりの合格点を設定し、それを目標に合格曲を記録しだした。最初は「風説流れ旅」、最近やっと「長崎は今日も雨だった」で80曲目。もっとも合格点を出して外で歌うと皆の嘲笑が聞こえ、自分のレベルの低いことがわかる。しかもこのカラオケ装置、初めて歌って合格点が出るものがあると思えば何度歌っても20点しか出ぬものがある。何かトチくるっている!
今年の私のニュースというと子や孫たちのことを揚げる者がいる。私の場合も彼らのことが気にかかるがそれぞれ家庭を持ち、それなりの生活を送っているようだ。
個人の十大記録を探すことは難しいが世の中を見ればずいぶんいろいろなことが起こった。私の関心のあること、我が身にも影響しそうなことを考えれば、まずBREXITにトランプ大統領か。二つの事件で痛切に感じたこと・・・・評論家は嘘ばかり言っている。英国は結局EUを離脱しまい、クリントンが大統領になるのは90%確実・・・・よく言ってくれたものだ。そしてトランプ大統領当選の暁には円高株安が大幅に進行、ところが翌日の市場は真逆の動きであった。大体個人の意見は彼らの意見や、彼らの意見をもとに作られた新聞、テレビ等の報道によって形成されている。元が狂えば全部狂う、ということか。
結論、全く来年は何が起こるかわからぬ。不確実な時代。世界がどうなろうと己の額の蠅を追い払いながら生きるが肝要・・・・当たり前のことを感じる。
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail address agatha@ivory.plala.or.jp
ホームページ http://www4.plala.or.jp/agatha/