1520「元旦あれこれ」(1月1日(日)晴れ)
*うららかな気持ちの良い正月だ。風もない。
*ガールフレンドのaさんはご家族との対応に忙しく、夕べ私は「一人ぼっちの大晦日」。紅白の後、日本酒を正月料理と一緒にずいぶん飲んだ。6時過ぎにラジオ体操に行くと「おめでとうございます。」。aさんが小声で「夕べ飲んだでしょう、お酒臭い。」
*TVで最近「一人ぼっちのお正月」を過ごす若いものが多いと放送していた。5割前後とか。そしてそのうち女性の時間の過ごし方を聞いてみると「寝る」が一番多かった。まごまごしているとこの年寄りもそうなりかねぬ。
*いつものように唐木田の弟のところに行く。嫁いだ娘さんが孫娘二人を連れて来ていた。お年玉をやるともう袋を開けて数えている。長女は今年小学校1年生、私立に転校したそうだ。次女は4歳。元気なこと、お父さんが大きいせいかずいぶん大きい。遊園地で大人を相手にボール遊びに興じるなど元気いっぱい。彼らを指さし母親は「どんどん大きくなる、一丁前の口まで利くようになってきた。」
*bさん(弟の奥さん)の正月料理。独り者のこちらはそんなに食えぬから、おせちをたいしてそろえなかった。我が家で食えなかった「数の子」に真っ先に食いついた。いつものように近くの私たちの姓と同名の名の神社に行く。小さな神社であったが年々大きくなってゆくようだ。孫娘のcちゃん、dちゃんは鐘を思い切りついたり、1メートルくらいの坂をポンと飛び降りたりして喜んでいる。我々にはとてもできぬ。「かけっこだって、負けてしまう。」と母親のbさん。
*帰ろうという頃に「日本はこれから良くなるか。」ということを大人4人で議論した。この辺もマンションや住宅が次々に建っている。何やかにや言いながら人々はだんだん贅沢になってゆくように見える。そんなことから私と弟は「よくなってきている。」と主張する。しかしbさんと嫁いだ娘さんはGDP比換算で行けば日本は世界の中でも一番の借金大国、老人ばかりが増え、養う若者は減ってゆく、中小企業はどんどんつぶれている、私たちはいいが子たちは大変だ、悪くなるに決まっている。議論は拡張してまとまるものでもなかったが面白かった。
*帰路。3日に息子一家が来る。ピザをとることにしたが、目につくのは四面道のドミノのみ。インターネットニュースによれば「取りに来れば一つサービス」ということでクリスマスに客がどっと押し寄せた。結果製造が追いつかず4時間待ちの客まででた。3日、息子一家は11時に来る。しかし四面道まで取りに行くと一番早くて11時15分、宅配は11時半、しかも一つサービスが受けられなくなるから、4000円近く余計に払わねばならぬ。実に悩ましい。
*年賀状。もうそろそろやめようと思って、今年は勝手に少なくしたが、出さなかった者に限って書いてくる。10通以上あり手元のはがきが足りなくなった。中国語の先生から「あなたは私の学習のお手本」と持ち上げられ、うれしかった。
*CCTVで見た中国のある成功談。面白かったので要約する。
「男は中国内陸部のどこかに住むらしい。優秀な溶接工であったが、収入は少なかった。都会の生活がよく見え、妻子の戸籍を農村戸籍から移したかった。しかし多額の金がかかる。そこで親の反対を押し切って職を辞し、1992年独立起業した。最初は鳩を飼ったが失敗した。借金が増え、一時は死も考えた。
ある時、兄から漢方薬につかわれる蜈蚣(むかで、中国語ではウーゴンという。)が天然のものを捕獲し、高価であると聞いた。彼は「蜈蚣を人工的に増やせば高く売れるのではないか。」と考えた。
一匹づつ瓶の中に入れ、えさをやれば育つことを知った。飼育専用の部屋を作った。天津に昆虫研究所があり、そこで最初の蜈蚣の幼虫を手に入れた。
廃品回収業者から大量の瓶を仕入れた。飼い始めて、ときおり蜈蚣が抱いた卵を自分で食ってしまうことに気が付いた。じっと観察を続けると蜈蚣は動かなかったが、家人が部屋に入ってくると動き出し、卵を食ってしまった。光が当たると蜈蚣が防衛本能で卵を食うことを知った。蜈蚣は普通冬眠する。しかし暖かくしてやれば成長し続けることを知った。そこでストーブで石炭を焚き温めるようにした。しかしある時寒くて部屋で観察を続けたところ一酸化中毒。死にそうになった。
蜈蚣は成虫になるまでに3-5年かかる。しかし苦節5年、蜈蚣を業者に売って7万元の収入を得たときには何とも言えない気持ちになった。その後守宮、蜘蛛、カエルを飼って四毒王と呼ばれるまでになった。最近は蠍も始めた。それらを揚げたものを皿一杯用意していた。レポータ嬢にも「食べてごらん」と勧めていた。」
一つのことを追求し続けたハングリー精神・・・立派だ、と思った。
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