1532「また投資信託の話」(2月2日(木)晴れ)
ルーブル建てのゼロクーポン債というものを買った。
200万円あまり投資したが、現在1ルーブル、1.9円程度、利子率が高いから為替レートが変わらなければ10年後に400万円くらいになる。市場価値は10年後の原則目標値に向かって徐々に進んでゆくが、途中で売却することができる。
投資信託や社債をもう10年以上やっている。株式ほど危険でなく、安定収入が得られるように見えるからだ。有名銀行の名刺を持つおばさんがやってきて「ワールドリートオープン」なる投資信託をすすめた。「配当が安定している上、今まで基準価格がどんどん上がっています。今が買い時、おや、今日は少し下がっていますね、ますます買い時・・・・。」実はこれがリーマンショックの始まりの時であった。買った後価格はどんどん下がった。配当はいいが、今では基準価格は買った当時の2割くらい・・・・
後で知った話。おばさんは銀行の契約社員に過ぎないこと、おばさんは間もなく」変わってしまった。・・・・・痛い目にあって知ったこと。
@ 証券会社も銀行もそろって投資信託を勧める。彼らは商売、日本の投信システムはとにかく儲けが大きい。100万円入れても次の日には95万円になってしまうケースも多い。
A 証券会社は決して客をだまそうとしているわけではない。しかし顧客のためというより会社の方針に従って債券等の購入を勧める。そして彼らは一定期間たつと移動してしまう。損していれば責任だけが顧客に残される。
B 「今まで5%の配当をしてきました、これからも・・・・・」などという甘い期待は大体裏切られる。ただだから絶対に投資信託は悪いというわけではない。配当まで全部入れれば年間2,3%には回るケースが多い。
C 為替相場はほとんど予測できぬ。例えば10年という期間に世の中何が起こるかわからぬ。不況や戦争が起こるかさえ予測できぬ。もし嘘と思うなら10年前の世界の様子と今の様子を比較してみるとよい。予測できたか。
D Bの伝でトリガー付き債権と言いうものを勧めぬ。日経平均が万が一10000円以下まで下がったら利子は一切払いません、などという契約だ。素人は現在しか見えぬからそんなことは起こりっこないと思う。しかし確率的にはある率で必ず起こる、それを専門家は計算に入れて売り出すのだ。社債も同じ。いつかずいぶん安い社債があった。マイカルという量販店の社債、買わないでよかった。間もなく会社自体がつぶれてしまった。もっとも2年くらい間にソフトバンクの社債を勧められた時「つぶれるかもしれぬ。」と断ったが、あれは買っておけばよかったかもしれない。
E さらに分からないのは自分の10年後・・・・・・。あの世に行っているかもしれぬ!だから何のために買うのか、途中で気軽に売れるか、よく考えねばならぬ。
そんな中でロシアのゼロクーポン債、発行元はモルガンスタンレー証券。もちろん発行元がつぶれるということも考えねばならぬが、この際そこは目をつぶろう。問題はロシアのこれから。
私はい現在まではずっとドルが強かった。その傾向は続くだろう。しかし同時に新興国も最近国情の落ち着いてきたところが安定した発展を続けるのではないか、とも感じている。
ブラジル、インドネシア、南アフリカ、トルコ・・・・その一環でロシアも考えたい。ただしそんな海の向こうの話、素人にはよくわからぬ。ただブラジルレアルはオリンピックまでであろう、と言われていたが、その後も堅調、アルゼンチンペソが上がっている、などの細切れ情報が届くのみ。ロシアルーブルも最近プーチン政権が安定し、国家も伸び盛りとか・・・・。1ルーブル5円くらいになれば1000万以上とはまったく「取らぬ狸の皮算用。」
(追記) 2月15日の日経新聞に「投信「見える化」の波」という記事が掲載されていた。
一部の金融会社は投信の残高に応じた管理手数料(信託報酬)が運用成績をどれだけ押し下げているかを自社サイトで開示することを始めた。金融庁は金融機関に顧客の利益を最優先にした業務運営を行う受託者責任の徹底を求めている。・・・・例えば投信を提案する金融機関は手数料の高い商品ばかり勧めずに顧客のニーズに合わせて適切な商品を提供することが求められる。・・・・投信の損益をみるには投信価格の変動から算出される通算損益(トータルリターン)という指標が求められることが多い。・・・・・いづれももっともなことと思う。最近は投資信託や債券があまり売れなくなっているとも聞く・・・・ようやく自浄努力を始めたか??
註 ご意見をお待ちしています。
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