1586「寄付と税金」(9月11日(月)晴れ)
朝、井荻駅近くの整形外科に行ったあと、荻窪駅まで歩いた。2キロくらいあるのだろうか。それからスーパーで買い物をした。夜はガールフレンドのAさんが来て夕食、暑い今日、ビールがなければ仕方がない、と350ml、6本パックを買う。重たいこと、重たいこと。帰り道はバスに乗ろうと考えたが、最近1日10000歩以上歩くことにしているが少し足りない。歩き始めたが公会堂まで来て一休み。アイスコーヒーを抱え込み窓際の席に座るとすぐに眠くなってきた。ふと気が付くとそばにa夫妻が来ていた。
a君と歓談。「今日は市場はどうだい?」「少し上がっているようだね。」「北朝鮮危機が少し遠のいたと市場は考えているのだろう。本質が変わったわけじゃないさ。」
a君が振込用紙のきれっぱし?を持っている。
「株で少しも儲けたから高等学校の同窓会に寄付をしたんだ。」私はびっくりした。ずっと計算高い人のように思っていたからだ。「儲ければ少しは社会に還元しないとね。出身大学にもしたことがある。ただ寄付をしても株の損失などと合算できないところが問題だけど・・・・。」
Aさんから時々いわれる。彼女はクリスチャンである。教会等に献金をしたり、寄付をしたりしている。私に言う。「あなたも少しは寄付しなさいよ。」
でも私は反論する。「君に比べれば僕はずっとたくさん税金を払っている。所得税に都民税に区民税、固定資産税、介護保険に健康保険、株式等の利益に対する課税、税、税、税だ。左翼が何を言おうと世の中は税金で成り立っている。税金がたくさん入るから橋も道路もできるし、町もきれい、災害救助も戦争もできる、国会議員も不倫ができる・・・・・。」
横道にそれるが企業や金持ちを悪の権化のように考える思想は間違っている。本当は税金をたくさん払う企業や人に対し「脱税しているんじゃないか。」と疑うより、まず「みんなのためにこれだけ尽くしてくれてありがとう。」というのが筋なのだ。
それに引きかえ、ろくに払わずに権利だけ述べ立てるやつがいる。「憲法に「人間としての最低限の生活」保障されている。」だと?しかもそういうやつに限って余裕がないわけではないのだ。本当に困って食うことにさえ困る連中は、声も出せないのではないか。
「欧米と日本寄付文化の違い」というサイトを見つけた。
*アメリカでは所得が10万ドル以上の人の約9割が寄付を行っていると言われている。日本では年間5000万円以上の収入があっても1割程度しか寄付していない。
*理由は「文化の違い」と「税金の制度の違い」が考えられる。それに宗教観も加わる。
*アメリカで寄付が多い理由は支払う税金の一部が免除される制度があるからだ。日本では寄付をしても税金を免除される基準が非常に厳しい。
*日本では税制に所得の再配分という考えが非常に強い。金持ちから金を集め、それを必要とする学校や団体に分配するという考えだ。
*キリスト教では金を有している人が、貧しい人に分け与えるべきだという考えで、自分が稼いだ金の1/10を献金するという制度がある。
*さらに町中で行われる寄付行為に人々が無関心であるという点も見逃せない。怪しい、と思ってしまう。・・・・自分の糊口を乗りするために行っているように見える募金活動も目立つ!
この考えについて東洋経済「アメリカで「所得再配分論」が不人気なワケ」が面白かった。
国家による所得再配分という考えは正しいのか、どうか。実はアメリカではこの政策は不人気であるらしい。歴代大統領は富裕層への増税をためらってきた。
保守派の発言「米国人が富の再分配を求めなくなっているのは、やっと分別を取り戻したからだ。20世紀中盤に実施されていた高率の課税と大幅な社会支出は、大きな経済的コストを生じさせた。一方で、富裕層への税率を下げることで投資や起業が促進され、より速い経済成長が生み出され、最終的には誰もが豊かになる。このことに米国人は気づいたのだ」。一方で結果中間層の所得は伸び悩み、富裕層の所得は増えた、貧富の差は拡大したということだ。
「より平等な社会を実現するために、政府はどの程度、課税と支出を行って富を再分配すべきか」という問題は、世界中で、また昔からイデオロギー的な対立のもとになってきた。
寄付もそういう目でとらえればなかなか悩ましいのではないか。
日本ではその所得再分配も含めてオカミがやっている。そうすることで自分の権限が増えるからオカミはしたがるのだ。税金が正しく使われているかどうかが、むしろ問題なのではないか。そこを利用して甘い汁を吸おうとする人間多すぎないか。そんな風に考え、私としては税金を正しく収めることに専念し、寄付行為はあまり考えたくない、と言うところか。・・・・以上寄付をしたがらない私の言い訳でありました。読者の皆さん、私など無視してどんどん寄付してくださいネ!
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