1594「衆議院選挙たけなわに思う」(10月9日(月)晴れ)
この通信で政治的な主張をあまりする気はない。
しかし昨今の政局の動きは著しく、目が離せぬ。
9月末から10月初めにかけて、政治について一家言のある会社の先輩、会社で一緒であったaさんからメールを立て続けにもらった。それを続けて読むと今の政治の動きが何となくわかるような気がする。
小池新党の動きについてa氏のメール(要約)から
第一報(9月30日)はギリシャ神話のカイロスの話をしていた。美少年で翼をもっていますが、後頭部は禿ているという。小池氏がカイロスをつかめるかどうかは、彼女の決断にかかってる、政治は権力闘争、勝てると思った時にたたねばだめ、としている。小池首相の可能性があるかどうかは、今度の選挙で一気に多数を取り、小池首相の可能性があるかどうかだ。野党の第一党で終わるなら、将来はない。
第二報(9月30日)は沈みゆく泥船民進党丸から鼠までは逃げ出す話
第三報(10月1日)は小池氏の言うリセットとしがらみ排除について言及している。ヒトラーだってすべてをリセットしてドイツを作り替えたではないか。希望の党は何もやってないし今度初めてできるから、しがらみ なんてあるわけない。彼女に良いところもあるから、もう少し好意的に解釈する必要もあるかもしれない。しかし具体的に「北朝鮮の脅威にどう対処するか。 必要な防衛力の規模、予算、憲法の改正の内容」なんてものも経済政策もまるではっきりしない。これでこの後この国をどう持っていくつもりなのか、それもまだ議論されていない。
第4報(10月2日)は政局の変化が目まぐるしい。小池氏に拒絶された者を集め、枝野氏が新党を作るのだそうだ。本来、民進党は烏合の衆、左右両極があり何事にも意見が一致しにくかった。政府を非難することだけが仕事になっていたふしがありそれでは政権の受け皿にはなりえなかった。ここで仕分けしてきちんと考えの似た者同士が集まるのは国から見ても有益だとおもう。
・・・・・・
当初自民党はケチをつけられた感じであるがあのモリカケ問題にきちんと答えず、冒頭解散を行ったことが響き、大幅に議席を減らすとの憶測が出た。
一方小池氏は最初は都政を投げ出して、希望の党から出馬、あわよくば首相の座を狙ったのではないか。そして自分がそれを行う機会をひそかにうかがっていた。状況によって融通むげに趣旨を変える、そしてそれを心底願っているように見せる。これが小池氏の行動パターンではないか?しかし「都政をここで投げ出すのか、今まで失敗ばかりしたくせに。」の世論。加えて協力してくれた公明党も「話が違う。」など言いだした。ある記事によれば公明党が反対に回ると、場合によっては小池知事罷免も可能とか。仕方なくあきらめた?。これでa氏の言う通り、結局は彼女がカイロスをとらえることはかなわなかった、ととらえるべきか。
また希望の党は合流者に憲法改正に賛成することなどを条件にしたかから本質的には自民党と同じ思想、ある意味、もっと右寄りかもしれぬということがはっきりした。人気が急落しているという。民進党の多くが入党し、組織活動が彼らが支えており、トロイの木馬論も消えぬ。
立憲民主党はツイッターではなかなかの人気のようだが、それが国民の過半が憲法は改正せず、日米安保も反対、となっているわけではないようだ。
大方の予想は自民党は議席数を減らすが、それでも第一党、順調なら公明党と合わせて過半数を取りそうだ。希望の党が伸び悩み、立憲民主党が伸びそうだが、共産党と合わせてもそれほど多くは取れまい。とすれば憲法改正は遠のくだろうが、国政は大きくは変わらないだろう・・・・・物事を実利で考える株式市場も、北朝鮮問題が落ち着きそうなことと合わせて堅調に推移している。
選挙が終わったあとの勝手な予測、希望の党は矢張り自民党の補完勢力となるのだろう。立憲民主党と共産党は協力し合うが、ひょっとしたら前者が主導権を握るかもしれぬ。と言うのはマルクスレーニン思想は、普通に考えればもはや時代遅れに見える。報道にどの党の組織も老齢化に悩み、共産党も苦しい、とあった。共産党自身もそれを自覚して綱領など次々変えてきている。しかし今までのそれこそしがらみから共産党と言う看板を下ろせぬ。今回の協力は共産党の背中を押し、看板を下ろす決断をさせるかもしれぬ・・・。
追記(10月10日(火))いよいよスタート。9月23日の日経新聞に「議席減も覚悟首相の賭け」・・・・電撃解散、決断の舞台裏と言う記事があった。自民党自身の調査で「今なら3分の2の議席を割り込むが与党で最低でも280は取れる。」とでたそうだ。菅氏は反対したが麻生氏が後押しした。首相は過去2回の衆院選で圧勝した。その時「なぜその時今なら勝てると判断したか。」と聞かれた。答えは「最後は勘だよね。」と答えたそうだ。紆余曲折経て読み通りになるか?
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail address agatha@ivory.plala.or.jp
ホームページ http://www4.plala.or.jp/agatha/