1608「民主主義とは何だろう?」(1210()

 

おととい、ガールフレンドのAさんに聞かれた。「今日は何の日だか知っている。大きな事件が二つあった。」一つは太平洋戦争勃発、もう一つはわからなかった。ジョンレノンが殺された日だそうだ。1980年にファンの一人に銃撃され殺された。全く記憶になかった。

太平洋戦争についてある論文に書かれていたこと。

「終戦の日ばかり人々は重視するが、なぜ日本は戦争に踏み切ったのか、開戦の日にもっと目を向けるべきだ。」

戦争の直前「「初戦は日本が勝つかもしれない。しかし戦争は長引くだろう。そうなれば物量共に優勢なアメリカが有利になる」との調査結果があった。しかし東条首相は「これは紙の上の議論でして・・・。」と握りつぶしてしまった。」

この前の高等学校同期のクラス会での議論、

「全く北朝鮮のロケットマンは気が狂っている。」「アメリカ国民はあんな奴をなぜ大統領に選んだのだ。しかもその彼が今ではなかなか支持率が高い、というからあきれる。」

習近平や南の文在寅についても愚痴が次々飛び出す。私が「そこへ行くと日本は素晴らしいではないか。安倍晋三がいる!」というと、彼らは口々に「そいつが一番悪い!」と言い出した。

一体どうなればいいのだ、と感じるとともに人間はつくづく勝手に考えるものと思った。

大統領や首相は直接であれ、間接であれ、国民が選ぶものだ。彼らは自分を選んでくれる人に貢献するような行動をとる。しかしこれに個人の都合、欲望というものが加わるからややこしい。とにかく世界平和などは二の次である。

民主主義とは大辞泉によれば次のようなこと。

「政治一般,政治原理,政治運動,政治思想などの形態の一つ。語源は demos (人民) kratia (権力) とを結びつけたギリシア語の demokratiaで人民が権力を握り,みずからそれを行使する政治を意味した。したがってそれは君主政治や貴族政治と並び支配形態の一つである「多数者の支配」をさす。民主主義は,古代においては愚民政治ないし暴民支配を意味するものとして,しばしば嫌悪され,望ましい政治形態として受入れられるにいたったのは近代においてである。」

しかし民主主義は解釈を広げたり、間違って平等という言葉と混同して使われかねない。例えば国連は正義と民主主義の旗を掲げるが、決して自身はそれではない。国家間の平等を訴えているようでもあり、力のあるところや第二次世界大戦勝利国だけが権力を握っているように見える。会社の株主総会は株の所有株数による民主主義である。

それゆえに何による民主主義、平等かという事を常に考えなければいけない。

世界平和は大抵の人が望む。しかしその実現にはそれぞれの思いがある。国家の首長は一部の力によってえらばれる場合と、形だけの場合もあろうが民主的に選ばれるものがある。完全に一方というのではなく大体はその中間。首長は前者の場合、直接、間接などいろいろあるが、一応大衆なるものによってえらばれる。しかし大衆の心は移ろいやすく、出来上がったものが個人の総意かどうかは実は疑わしい。軍事力や世襲、主義などのっとった前者も、完全にそれだけで成立するものではなく、民主主義的なもの (例えば形式的な選挙)との妥協によって成立する。

それでも、首長は国民もしくはその国のことを少しは考えるであろう。ところがその国民の思いは、自分たちに都合の良い民主主義なのではあるまいか。時には他国を滅ぼしても自国の繁栄さえ維持できればいいと考える。戦前の日本がそうであったかもしれぬし、現在のアメリカが日本人には映るかもしれぬ。

そして世界平和はそうして成りあがった権力者たちが、自己の利益を考えながら唱えるもの。友人が北朝鮮についての考えをまとめてくれた。最後に友人は

「北は先制攻撃しても勝つ可能性はゼロだし、自分たちが殺されることは分かっているので、するはずはない。結局、アメリカの北への圧力の真の目的は、日韓比などへの武器輸出と、太平洋に進出したいならもっとアメリカの製品を買え、という中国との取引ではないのか。・・・・安倍はこのアメリカの自国ファースト政策に100%追随して(利用して)改憲を進めようとしている。」

この見方は正しいのかもしれぬ。しかしそれで信用して世界平和の身を唱え、国防は考えなくてもいいのか、考えるとそこまでは信じられぬ。そこが今の私。

ただこの前「かきくけこ論」というのがあった。一部の指摘であった「か」の「感動」というものをしなくなった、という議論が面白かった。またある老人の書いていた言葉「今は皆さんについてゆくだけです。」という言葉も耳に残る。だんだん何事につけ億劫になり、自分のことだけを追うようになる。国家の発展も世界平和も客観的な事象と化し、冷ややかに眺めるようになってしまう・・・・・。

革命とか戦争というのは若い人の考えることかもしれぬ・・・・。

 

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