1615「ロケットスタート」(1月4日(木)晴れ)
3が日が明け、いよいよ本番?
東京市場はひどく元気がいい。日経平均は700円以上も上げてしまった。平均で3%。NYも上げているらしい。こちらは企業の法人税を20%に下げるという決定が好感されているらしい。米国は物価上昇も見据えて、この後は景気にブレーキをかける、つまり利上げ決定をいつ、どの程度するかが問題なのだろう。
日本はアメリカの後追い、民間の努力のおかげで景気がいい。それが今日のロケットスタートにつながったが、一方でいよいよ物価上昇が起きるのではないか、と懸念する。巷の状況で特にそれを感じる。安倍内閣の思いの通りになるわけだが、庶民はつらい。
会社時代の友人aさんが「微妙な変化」として次のようなコメントをメールしてくれた。
「新年に政府が言明した内容で注目すべきは
その1 韓国五輪に招待されても総理は出席しないこと。
その2 AIIBに参加しないことの再確認
その3 一帯一路には協力するがあくまでも個別案件の是々非々で対応すること。
これは普通なら当たり前のことで、特記には当たらないが、我が国の政府の今までのフラフラな姿勢が長期政権になりきちんとしだしたことを意味して、興味深い。
それから、北朝鮮の変化は、金正恩は新年のあいさつの時に背広を着て、父や祖父のバッチを外していた。アルマーニのスーツ姿は、あたかも西洋の銀行員の様だった。韓国五輪に出席することもあるようなことを言っていた。これも体制が強化されたので無理する必要がなくなったからかもしれない。・・・・・」
「その1」は当然のことだが、最近の文在寅大統領を韓国国民がなぜ支持しているかももう少し考える必要がないか。日本国民との考え方のずれは、歴史的、地理的背景によるところが大きいように思う。常に地理的には陸続きの中國を崇め、その属国のように行動してきた彼らが、海を隔てて独立して行動できた日本とは違うという事。
北朝鮮との一本化、平和も日本人が考えるそれとは違うという事。しいたげられ続けられた民が一緒になりいじめた連中に仕返ししたい・・・・そういう考えかもしれぬ。
「その2」「その3」はいろいろ報道の仕方があり、わかりづらい。
しかしAIIBは、概ねうまくいっている、という印象ではないか。そして中国はその推進に、日本の手助けを大いに期待しているのではないか、ということ。とすればこれもまた日本の景気を押しあげる要因になるように思われる。
金正恩のアルマーニ姿には気がつかなかったが、裏を返せば「これだけ締め付けられれば、こちらも苦しい。すこしは仲良くいするのも選択肢」と考えた、とみるべきか。
(追記)韓国について興味深い記事を見つけた。文春オンライン木村幹 「なぜ韓国で日本への関心が急速に低下しているのか 〜対日政策を事実上「放置」する文在寅政権〜」
以下ポイントを要約してみる。
*3月に朴槿恵の罷免が確定し、5月に行われた大統領選挙にて進歩派の文在寅が当選したとき、国内では与党は全議席の3分の1をわずかに超える議席しか有しておらず、国外では北朝鮮が核やミサイルの実験を繰り返し、トランプ新アメリカ大統領が、過激な言動を繰り返した。中国や日本との関係も円滑には程遠く、問題は山積しているように見えた。
*それから8か月、どうなったか。10月10日の中韓スワップ協定延長合意し、一応、自らの通貨的安定を確保した。同じ月の末、韓国との関係の「正常化」について合意した。注目すべきは、中国が韓国からのTHAAD撤廃を条件としなかったことである。
*北朝鮮との対話は「進歩派政権としてのアイデンティティ」。当初肝心の北朝鮮が冷淡な対応に終始していたが、最近動きがみられないでもない。
*発足から半年以上経て、対日政策は具体的に何も決めず「放置」している。日本との間の歴史認識問題に関わる様々な市民団体の動きを後押しもしなければ、統制もしていない。背景にあるのは人々のより大きな関心を集めている問題は、北朝鮮や中国、アメリカとの関係であり、何よりも自らの生活に直結する国内問題だからである。だからこそ、文在寅政権は取り組みの難しい対日関係を巡る懸案を、後回しにしてここまできたことになる。
・・・・・しかし、予期しなかった形であるが、こんな形で北朝鮮問題が平和に推移するなら、これもまた株価を押し上げる要因となろうか。年末に読んだ雑誌には株価上昇予測への不安は1に北朝鮮問題、2,3にトランプ政権、安倍政権の崩壊を含む今後の動向であった。
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