1629「平昌オリンピック雑感」(221日(水)晴れ)

 

文在寅大統領はこれを機に南北融和を画策し、自分の立場を強化、安倍首相はこれに釘を刺しに行ったがどちらもどこまで成功と言えたのか。でもスポーツに政治を持ち来むのは元外交官のa君がいうように感心したことではないな。・・・・スポーツ、とにかく勝ちたいのはだれしも同じ。うら話みたいなものを拾ってみた。

スピードスケート女子500m  小平選手が金メダルに輝いた。テレビ中継で「何か獲物を狙うような表情をしてますね」と言ったことが失礼ではないか、との報道があった。しかし別の記事に2014年のソチ五輪でもメダルに手は届かなかった。スピードスケート王国のオランダへの武者修行を選びました言葉が通じず生活様式や文化も違う中で、最初に鍛え直されたのは「闘争心」を持つことだった。内気で引っ込み思案だった彼女は、滞在2年目には周囲を引っ張るリーダーにまで成長していた。」・・・・それだけ本気で努力していたという事なのだろう。ご立派!!

男子フィギュア  羽生も宇野も4回転ジャンプを次々決めるのだが、少しも苦しくなく楽にのびのびと飛んで見えるところが印象的だった。芸が完成するとごく自然に見える物なのかもしれない。

女子フィギュア  宮原は本当によくやったけれど惜しかった。いくつかのコメント

「ザドギワが優勝したのは後半のジャンプが1.1倍加点されることに目をつけ、ジャンプを全部後半に詰め込んだ。あれは芸術ではない。」

「ノーミスの宮原さんとオズモンド選手に差を生んだのは、GOE(出来栄え点)の部分です。高くてスピードと幅もあるダイナミックなオズモンド選手のジャンプ、そして宮原さんのコンパクトで美しい軸のジャンプとも加点はつきましたが、今回はオズモンド選手のそれに軍配が上がった結果になりました。ジャンプの質はプログラムコンポーネンツ(演技構成点)にも影響を与えます。それらの小さな積み重ねが8.64点になりました。結果的に宮原さんは素晴らしい演技をしましたが、逆転はかないませんでしたね」

採点の仕方の難しさを改めて実感させる。でも・・・・世の中はこんなものかもしれぬ。

パシュートの金メダル  強豪ぞろいのオランダにまさかの?勝利であった。しかし次の記事はなるほどと思った。

「毎日新聞記事  重要なのは、3選手の体力的な負担を少なくするために空気抵抗を小さくすること。1410月に国立スポーツ科学センターで行った風洞実験がヒントになっている。女子は秒速13.6メートルの風を吹かせて、実際の競技状況を再現。滑走姿勢の高低、選手間距離の遠近、選手間の左右のずれ−−を状況別に検証した。
その結果、3人の列を左右にずらさないことを意識する重要性がわかった。一方で選手間の前後の距離は125130センチほど離れても空気抵抗が抑えられると判明し、間隔が離れることへの選手の不安を解消した。先頭を交代する時に後ろへ下がる選手のコース取りも、無理に他の選手に近づき減速しないよう、あえて外に大きく回る。」

この話は2016年リオオリンピック4*100mリレーで銀メダルを取ったことを思い出す。

「この快挙は、得意としてきたアンダーハンドパスの改良と、バトンパスの際のスタートを4分の1足長(約7cm)伸ばすという決勝直前の判断が功を奏したと報じられた。・・・・」

カーリング  ゴルフのパッテイイグやペタンクを思い出す。カーリングはその上に氷をこする場所や強さにより、距離や方向が変わるというのだから面白い。カーリングの定義にこんな解説

「スポーツとしての特徴は高い身体能力よりも、事前の予測と経験を元に相手の行動を先読みする想像力や実際のストーンの動きから即座に戦略を組み立て直す知能など、チェスなどのマインドスポーツで必須とされる能力が重視される。」

氷の上をこするとどうしてあのようにストーンが曲がったり、スピードが出たりするのか物理的にまだ解明されていない、という記事も面白かった。

「先天的な能力は必要とされないため練習量が多いほど有利となる。また瞬発力や動体視力などの加齢による影響が強い能力は重視されないため、馬術競技と並び選手寿命が長い。」

イギリススコットランドが発祥の地、現在の公式ルールはカナダで19世紀初めに確立した。長野オリンピックから冬季オリンピックの正式種目になった。日本・・・・・惜しかったなあ。

最後に会場手配などずいぶん問題があったようだがAERA北原氏の記事。

「帰国後、開会式後に帰宅困難が生じたという日本の記事を読み、驚いた。どこまで意地が悪いのか。数万人の観客が一度に同じ方向に向かうのだから確かに不便はあった。ホテルまで1時間のところ3時間かかった。でも誰もパニックにならず、臨機応変に対応する運営の手腕に助けられた印象しかない。」・・・・これも一つの見方か。いづれにしろ、それなりに沸いた2週間であった、というべきか。

 

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