1698「アメリカの中間選挙」(11月7日(水)晴れ)
野村証券に行ったときの、担当課長の発言
「どうも日本の株は先行きどうなるかわからぬ。その点アメリカ株は好調だ。」
私の資産の中に投信でたまったドルがあり、それを投資に使えと言っているのだが・・・。
「いよいよ中間選挙ですが、これで共和党が勝つようなことになれば株価は暴騰。」
「アメリカの株価には季節的要因が多い。中間選挙が終わった後は株高になる傾向です。」
ホントかなあ、しかし地球の裏側で行われる大選挙、しかしわが身に影響が出るとなれば気になるところ。本日、日経平均は当初300円以上高くなったが、下院で民主党が優勢の情報が伝えられると急落した。
トランプ政権。どこかにあった報道。「トランプ氏には気の毒だが、「わがままさは2歳児なみ」「文書報告を一切読まず、注意力が続かない」「精神不安定」といった酷評がこれでもかこれでもかと、中枢の側近たちの口から語られている」
彼はアメリカの都合だけを考えているとの不満が聞かれる。そして今まで多少なりとも正義を追及していた米国が、「もうそんな余裕はない。アメリカファーストだ、と言い出した。
しかし世界も最近は自分たちさえ良ければ、という考え方が広がっている。ヨーロッパで移民などに反対する右翼政党が力をのばす。先日はブラジルでも極右政党が勝利した。そう考えればアメリカのトランプ流も「その流れ」と考えることもできる。
アメリカの場合、長年二大政党がしのぎを削ってきた。共和党と民主党。
以下ウエッブサイトの記事をあちこち引用しながら解説を試みる。
共和党の特色 思想は保守主義、民族は白人(アメリカ人)、宗教はキリスト教、経済は企業優先、外交は自国主義、日本の政党でいうなれば自民党、具体的政策は人口中絶禁止、貿易自由化反対、移民反対、銃器規制反対
民主党の特色 思想は自由主義(リベラル)、民族は多民族、宗教は他宗教に寛容、経済は国民優先、外交は協調主義、日本の政党でいうなれば民主党、具体的政策は人口中絶完全自由化、貿易自由化推進、移民受け入れ、福祉の充実
アメリカの政党は、日本の政党よりも「両者の違いが極端」という事が言えるかもしれない。オバマ大統領時代、当初上下両院民主党が制していたが、やがて下院を共和党が制し、今回と同じ逆のねじれ現象、最後は両院とも共和党優勢となり、トランプ政権誕生。しかし今回の結果で再びねじれ現象となったわけだ。
トランプ政権は日本も含めて多くの人々には顰蹙を買っている。
「世界からの信頼・尊敬、NATO加盟国を中心とする、同盟国の絆は徐々に失われ、その結果、戦後秩序の修正をもくろむロシア。中国などを利しているとの評論も聞かれる。政治家の一部でPoliticalCorrectness(政治の世界では差別・偏見のない公正・公平な表現が求められる)、NoblesseOblige(高い地位には社会的責任を伴う)といった長年尊重されてきた考えが忘れ去られようとしている。その結果市井の人々の間でも人種差別は許される、嘘をついてもいいという風潮が広がり、伝統的・普遍的な価値観がむしばまれているという懸念も聞かれる。」
しかしアメリカ国民の立場からすればそうとも言い切れぬらしい。
同氏の政策にも、首尾一貫したところが見られる。同氏は選挙期間中に同氏の支持基盤に約束した公約を着実に実行している。
「それらの政策は想定以上に成功をおさめている。製造業の雇用者数は安定的に拡大、経済では減税や規制撤廃を推し進め、株式市場も好調、アメリカの一人勝ちとの見方まである。」・・・・日本でトランプ氏のような大統領が登場し、このような成功をおさめたら、日本国民はどう考えるだろう、と言った男がいた。
外交面でも「国連安保理決議を中心とする対北制裁網をかなり引き締めた。北をひそかに支える中国やロシアの責任を追及し、まだ十分とはいえないにせよ、国際制裁網に引き込んだ。日本などと同盟強化に数々の道を開いた。国家安全保障戦略報告では「力による平和の維持」を打ち出し、世界に平和と繁栄を拡大し、米国の価値観を前進させる「道義的な現実主義」を掲げたなど多くの成果を上げているようにも見える。」
今後このようなことになって、今後どうなるのだろう。外交官であったa氏の見解を思い出す。「下院で民主党が勝てば、トランプ政権は少しはやりにくくなるだろうが、あと2年はトランプ氏は大統領としての絶対的権限を保証されている。また彼は結果がどうであろうと自分の考えを変えることはないだろう。」
最後に私が今回の事件で私が感じたこと。一つにはこういう問題に対してアメリカ人は日本人と違って個人がはっきりと自分の支持政党を言う事。もう一つは案外日本のマスコミの取り上げ方が大きくないこと、であった。日米の関係を考えれば、影響大、重要なことと思うのだが・・・・。
註 ご意見をお待ちしています。
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