1712「素人国際情勢判断」(1月2日(水)晴れ)
私が国際情勢について解説などと言ったら、同期の外務省出身の*君が何というか。しかし私はわずかではあるが株式投資を行っている。それゆえに情報、知識の少ない中でこういった問題を自分一人で考えねばならぬ。そこで新年に当たり笑われるのを覚悟のうえで書いてみたい。
*日本は全体に平和ボケしているように思う。背景には豊かな時代になったからだ。安倍内閣はそれなりに役割を果たしているように見えるが、野党は何を考えているのだろう。
明治維新や戦後の混乱から立ち直ったに日本。背景には国民の危機意識があった。がんばらなければ食ってゆけぬ。ハングリー精神というやつである。それが繁栄に浮かれて消え失せてしまったように見える。浮かれていてもその状況を維持出来る軍軍事能力、技術能力、資金等があればいい。それが皆がまゆをひそめるほどの国債依存、つまり借金生活だ。
為替、株式市場外国の動向に左右されながら大海の小舟のように揺れ続けることにならないか。
*安全上日本にとって一番問題なのは朝鮮半島ではないだろうか。
文在寅大統領は、何を考えているのであろう。民族が一体化し、朝鮮半島統一、しかしそれは南が北に飲み込まれる形、米国に変わって北と中国が支配する形なのだろうか。
今年新たに起こりうる危険性の第一は在韓米軍の撤退ではないか。しかし北主導、朝鮮半島統一、しかも北の核能力は温存したままとなれば日本にとっては非常に困ったことになる。
*米国民の要望は究極のところ地球の裏側の話などどうでもいい、もっと豊かになりたい、という事ではないか。トランプ政権は何とかしてそれを実現しようとしている。
すると中国製品が入ってきて我々の市場を荒らしている。追い出せ!さらに軍事品や農産物を日本など同盟国にもっと買えという事になる。さらに自国の安全は自国で守ってくれ、貴重な米国の軍隊は引き揚げたい。それがシリアからの撤兵であった。ウクライナ問題なども動くことはないだろう。それゆえ、北朝鮮に対しては米国を攻撃しないことを条件に核開発を続けることを認める可能性がある。
また何となく南北アメリカ大陸は我らと同一,という意識がある。最近中国がパナマと国交を樹立し、原油と引き換えにベネズエラに援助までしているという。キューバ危機の再来のようなことにならなければよいが・・・・。
*中国は順調に行っていたのに、トランプ大統領になって高い関税を課される、通信機器の使用禁止など厳しい局面に立たされている。
中国の産業政策「中国製造2025」は既存の貿易製品(鉄鋼など)からハイテク製品へシフトし、未来の産業を育成するという計画だ。補助金を出す、発展のために国家の力を利用するなどしているらしい。米国の現在の売りはこの分野で、米国としては中国にとって代わられることを恐れている。これがZTEやファーウエイに対する締め付けになっている。
しかしそれが国家の根幹を揺るがすか、となれば、それほどでもないように見える。基本的には中国は農業国である。しかも12億の民がいることを考えれば輸出が少々滞っても内需で対応できるのではないか、と考える。
一帯一路計画はかなりうまくいっているように見える。スリランカ・コロンボで借款と引き換えに港の広大な土地を取得、開発しようとしていることは少々やりすぎにも思えるが、周辺国、中東、アフリカ等の諸国では一応歓迎されているように思う。
中国は台湾について武力行使も辞さない、位の発言があるという。フィリピンのドウテルテ大統領はかなり中国寄りとされている。一方でアメリカにたたかれた今中国としては日本を味方とまではゆかなくても、うまくやってゆきたい、と考えているのだろう。尖閣列島周辺海域への侵入が最近起きていない、との報道が流れたが、当然と解釈できる。
*台湾は徐々に中国の意向に沿った行動をとる、つまり日本に対して厳しくなるのではないか。
以上を考えたうえで、今年の株式相場、為替はどうなるのだろう。どちらもアップルの業績が下方修正されたなどで、現在は大きく揺れている。しかしイワシの群れが先頭が右に行くとみなわっと右に行くように、揺れがずいぶん拡大されているようにも見える。
株式相場はゆっくりではあるが、回復してゆくであろう。ドル円も日本の国力が老齢化等により相対的に低下していることを考えれば、極端に円高が進むことはない、と考えている。それゆえに大きく変動する相場の中でむやみに動くのは避けた方がいいのではないか、と判断している。
みなさまのお見立てはどうですか。素人投資家同士、情報を交換しませんか。今年の12月、どうなっていますかね。
註 ご意見をお待ちしています。
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