1714「成人の日」(1月14日(月)晴れ
やっぱり振り袖はきれいだ。それが街にあふれている。
楽しくぶらぶらと私は喫茶店を出た後、高円寺まであるいてしまったほど・・・。
もっとも中身は現代人、普段着つけぬ振り袖、スマホ片手に、街を闊歩するし、喫茶店に入れば袖が床に触れるのも構わずおしゃべりに夢中、さすがに一昨年みかけた振り袖来てブーツを履いた女性は見かけなかったけれど・・・・・。
帰り際に式典に行われた公会堂周辺を見ると、白い袴を来た男性新成人たちが気勢を上げていた。もっとも去年のハロウインで懲りたか、警官が陣をしき、不測の事態は起こらず結構。
このような成人式をどう見るか意見があろうけれど、20年先を考えれば、我々が消え去り、彼らの作る社会ができることだけは確か。
ここに一冊、1963年生まれ産経新聞社論説委員河合雅司という人の「未来年表人口減少日本でこれから起きること。」という新書がある。内容は
「少し長い期間で見ればぞっとするほど日本人が少なくなる。こんなに急激に人口が減るのは世界史的に見て類例がない。労働力不足減少はAI(人工知能)の応用や移民の受け入れで対応できるという人がいるがピント外れだ。日本の喫緊の課題は出生数の減少、高齢者の激増、勤労世代の激減、そしてこれらが絡み合って起こす問題である。我々が求められている現実的選択肢は、拡大路線でやってきた従来の成功体験と決別し、戦略的にちじむことだ。」
著者はこう述べたうえで人口減少カレンダーなるものを示している。
あまり先のこと、つまり50年も先のことは考えても仕方があるまい。しかし私は現在77歳、90歳までは生きたいと考えている。そのころに世界はどうなっているだろう。
2019年IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ。・・・・もうこの現象はいろいろな方面で発生している。
2021年介護離職が大量発生する。・・・・それよりも次世代に介護を期待することが無理か。
2026年認知症患者が700万人規模に・・・・私もその仲間入り?2026年85歳。
2030年百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える。
2033年全国の住宅の3分の1が空き家になる。
・・・・この問題もすでに兆候が見られる。私の友人の父君がなくなられたが、勝浦から車で10分ほどのところに住んでいた。残された田畑が只でも貰い手がない、と友人が嘆く。私の親戚は何十年構え多摩センター近くに住宅を買ったが、現在の市場価格は買値を大幅に下回っている
2035年「未婚大国」が誕生する。・・・・わがアパートに多い者、未婚女性と離婚した女性!
2040年自治体の半数が消滅の危機に。
2045年東京都民の3人に一人が高齢者に。・・・・私はたぶん墓の中。生きていれば104歳。
2050年世界的な食料争奪戦に巻き込まれる。
2050年、私は墓の中としても今日成人式を迎えた彼らは52歳、人生の一番良い時期を迎えるころ。
しかも日本の災難は将来を考えるという見方から言えば人口問題だけではとてもすまない。
まずは国際情勢だ。東西冷戦の後、米国中心の国際社会が出来上がった。しかし米国に中心として動く力が衰えた。これが米国第一を唱えるトランプ政権を生んだ。ところがこれ中国が挑戦している。いまや米国が対抗策をとても、中国製造2025などにみられる技術革新は止められまい。何といっても人口で、米国の役割をすべてとは行かなくてもかなりの部分中国が握るように思われる。一つ、助言、これから語学を勉強する人には中国語がお勧めだ。しかしさらに先を見ればその中国もインドや東南アジア諸国に迫られるようにならないか。
日本の周辺で見れば台湾が中国化し、韓半島が統一されることを考えねばなるまい。韓半島はしかも核を持った形で・・・・。そうなると日本は自国の安全確保に気をもまねばなるまい。
次に日本の社会の変化だ。苦しい状況の中、個人中心主義が蔓延するのではないか。家族制度が崩壊し、ご先祖はおろか、父母、兄弟との関係も無視されがちになろう。昨年の渋谷のハロウイン騒ぎに代表されるよう、道徳観念や社会通念もずいぶん変わってきている。しかし財も遺産も食っているうちはいいがそれもつきよう。
そうなればこれらの変化のつけが自分たちに跳ね返ってくるのではないか。落日のなか、今英国がEU離脱で右往左往している。それと同じ状態が日本に起こってもおかしくない。
日本としては「未来年表」が期待するように、スマートな国に変身できるかどうかがポイントか。一方で衰退してゆく中で個人ベースの発展を望むなら、自分自身のスキルを磨き、日本にベースをおきながらもその殻を破っていかねばならぬ。
註 ご意見をお待ちしています。
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