1723「素人国際情勢判断2」(3月1日(金)晴れ)
少し暖かくなってきた。今日から3月、明るい日々。
と行きたいところだが、個人的にはガールフレンドのAさんが乳がんの手術が終わり退院したもののまだ完全ではない様子。世界的には事前に騒ぎ立てた米朝会談が不発に終わってしまった。
またまた妄想狂的素人国際情勢判断。
囲碁で負けてもほとんど被害はないがむこうが負けると大被害になるコウのことを花見コウというが、今回の交渉は米国にとってまさにそういう状況だったのではないか。
北朝鮮にしてみれば、核施設も一部壊し、今後はアメリカと中国の援助に頼って国家を立て直し、自分たちの政権は守り続けたい、ここまで進んできて後戻りはそう簡単には利かない、交渉がうまくゆかなければシナリオが狂う。一方トランプ政権にとって、失敗しても「とにかく核実験をしない。」との約束をと取り付け、当面の危険は回避できた、と誇れる、成功すれば極東に平和をもたらしたと誇れる。イケナイのは安易な妥協だ!
今回の会談である記事に「いつになく金正恩の顔色がよくなかった。」とし、そのわけを「事前に中国と話し合ったがよい結果が得られなかったからではないか。」と書いていた。
ありうることかもしれない。
現在、中国はアメリカからの締め付けに躍起であろう。しかし今アメリカと事を構えても勝ち目がなさそうだ、と認識している。そこで米中会談では輸入を大幅に増やし、不均衡をなくすなどとしてアメリカをなだめようとしている。もっともそうして時を稼ぎ、やがて技術開発等進み、アメリカに追いつき追い越すという夢は捨てぬが・・・・。
そう考えれば、中国にとって北朝鮮問題は重要ではあるが、アメリカ問題と比べれば二の次、三の次。朝鮮半島の統一などどうでもいい。それに比べれば日本のほうがまだ重要だ!最後に金政権もつぶれることも、考えようによっては望ましい。何度も約束を破り、窓口の有力者まで爆殺したではないか。しかしここで問題を起こし、アメリカの機嫌を損ねたり、戦争事にでもなったら大変だ。
中国は元来は平和国家であると思う。しかし自分たちの権益が侵されたり、自国民がいじめられれば、それなりの対応をせねばならぬ。そのため軍隊はしっかりしていなければならない。一方でその安全のもとに商売を広げたい。それが端的に表れたのが「一帯一路政策」だ。もっともそれを最近少しやりすぎて相手国から非難を浴びているようだが・・・・。
北朝鮮の考えは、できれば自国中心に朝鮮半島を統一し、現体制を永久に存続させたいことであろうか。そのためにはアメリカのお墨付きを得、中国の強力なバックアップが欲しい。しかしこのような話に中国が簡単に乗ってくるとは思えぬ。
トランプ大統領は花見コウを楽しみながら選挙このことだけを考えている。
その結果が今ここで安易な妥協をすれば、国益に反するなどと非難される。それゆえに北朝鮮を許すには、核施設をすべて廃棄することが前提、と強硬路線を突っ走ったのではないか。
北のホンネは、懸念されている通り、いくつかの設備は廃棄したにしても、結局核能力を温存したい。事前の交渉ではそこまでの妥協は得られなかったが、いくつかの施設の廃棄と交換に制裁を一部でも解除してほしい、というのが本音だろう。ところがうまくゆかず「要求したのは一部の制裁解除で会って全部ではない。」など泣き言を言い始めた・・・・・。
今回の結果に一番がっかりしたのは韓国の文在寅大統領ではないだろうか。こちらは経済が思うようにゆかない中、期待は南北統一である。そのためには前政権いじめ、日本たたきなども行ってきた。こちらも気にしているのは支持率ばかり・・・・。
今回の会談は報道ではいかにも次があるような口ぶりだが、ないようにも感じる。あるとすれば北朝鮮の全面降伏だが、核能力を失ってしまえば、北朝鮮は極東のただの貧乏国ということになってしまう。
まったく文在寅大統領の予想外の事だ。あわてて日本よ、仲よくしようなどと言い出したところで一度失った信用がそう簡単に取り戻せるものでもない。
日本はひとまず安どしているのだろう。アメリカに協力してきたのにいまさら見捨てられては困る、韓半島に核を持った統一韓国の出現などまっぴら!ということだろう。
一月に書いた素人国際情勢判断に件の外務省氏は「君の言うことはわかるが、しかしそれで株価は回復するとはいえまい。」と言われた。今回の結果はマスコミではひどくおおきく取り上げられたが、結果としては事前予想通り北朝鮮が黙らされた以外は大きな変化はもたらさなかった、というべきか・・・・。それゆえ株価の回復は私としてはそのまま期待し続けたい・・・。
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