1726「可愛ちゃんへお説教・・その2」(3月11日(月)曇り)
お説教を、調子にのってもう少し続ける。
このエッセイを書きながら思った。おじいちゃんは77歳、もう10年か20年であの世に行くのだろう。しかし君はまだまだこれから長い。家の事、職場の事、周囲の事、いろいろおこるだろうけれども、自分の人生は、自分で切り開いてゆかねばならない!そこで老婆心ながら一言。
よいお友達をたくさん作る方法を教えよう。信用を獲得するということだ。そしてそのために誠意をもってあたる、ということだ。具体的には約束を守る、相手の立場をおもんばかるなどいえるかもしれない。あくまで友達として・・・・。これが安定して継続すればやがて友情というものが芽生えてくる。
それから何ごとにも興味を示す積極姿勢だ。人と話すときには相手の目を見て話すことが大切だ。
亡くなったお母さんを、付き合い始めたころ自宅に呼び、両親に引き合わせた。両親は大変満足してくれた。その一つの理由は「大きな目を光らせて何にも興味深そうに話す」魅力であった。
勉強は、授業に出席してノートを取り、覚えるだけでは意味がない。そこから疑問を見つけなぜか考えてゆく、そこが重要なのだ。これは社会に出てからも同じだ。
お金を貯める方法を教えよう。もちろん入ってくるものにもよるが、まずはどこからどれだけ入ってきて、何にどれだけ使っているか把握することが必要だ。その意味で家計簿は大切だ。そして入る工夫をしたり、不必要なものを削ってゆくのだ。100万円貯めた若い女性を調査したところ、多くがお弁当を自分で作っていたそうだ・・・・・これなどもいい話だ。
生き生きと生きる法を教えよう。ある人の本に「おかれた場所で咲きなさい。」というものがあった。学問も職業も家庭も、どういう状況になるかわからない。どのような状況になろうと、置かれた状況の中で明るく頑張って努力することが必要だ。
「私はこんな風になるはずではなかった。」などと嘆いてみても意味はない。そこで自分のベストを尽くすことが大事、そしてベストを尽くしている姿は人から見て美しいものだ。
人生に輝く、というのはこういうことをいうのだと思う。よく美人とか不美人とかいう。しかしその基準の7割は目鼻立ち、スタイル以外の内面から湧き出るもので決まると思う。
これから先のことを話そう。結婚について、私が言いたいことはやっぱり「好きな人と結婚する。」という考えだ。よく財産を計算する人がいる。結婚相手は医者がいい、弁護士がいい、など言う人がいる。本末転倒だ。目当てをもって追っかけることは否定しないが、まず「好き」が優先だ。「たいていの人は合わせられる。だから普通の人ならだれでもいい。」という人もいる。間違いだ。
結婚とは一生連れ添うことを意味する。恋とか愛とか、随分あやふやなものだ。あの人を好きだと言って「では、その理由は?」と聞かれると明確に答えられない。しかし伴侶を決めるために、ほかに頼りになるものがあるだろうか。それに好きな人と結婚すれば、それは自分が納得して行った行為であるから、自分自身を将来も納得させられる。
結婚しなければ女性は意味がない、と言って、セクハラだ、女性蔑視だと非難を浴びた人がいた。しかしある面ではこの発言は当たっている。生物の使命は子を作ることにある、社会的な意味などという観点からだ。しかし個人の幸福第一に考えた時には結婚をしないという選択肢があるのかもしれぬ。年を取って寂しく感じるかもしれないが・・・・・。ただそんな風であるから絶対結婚しなければならない、何歳までに子を作らねばならぬ、などとあせって考える必要はない。
成り行き、人生は縁、好きな人がいて、そい遂げたいと思うなら、結婚すればいいのだ。万一結婚しなくとも、自分なりの生き方を考えればいいのだ。
結婚すると、やがて子ができるだろう。その子の対処の仕方について一言言っておきたい。
「子は親の背中を見て成長する。」ということだ。つい先日欧米では年寄りが困っていれば助ける、電車やバスでは席をゆずる、それが当たり前なのに日本はひどい、という話が合った。これなども親がそうするから子はそのようにし、非難されれば自分を正当化する理由をひねり出すのだろうね。
その時はうまくゆくかもしれぬが、子は必ずそれを見ている。そして大きくなればそれを見習おうとする。どんな大人になることやら。
子供が大人になるとは、自身が社会の中の一つの要素として入ってゆくことだ。その時子にとって親は自分を保護してくれる砦だ。やさしい、優しい母と温かい家庭が必要だ。しかし子はほっておけば安易な方向に流れがち、その面では厳しい父親も必要だ。その辺の兼ね合いだね。
よい子を作り出すために、優秀な親でありたい。そのためには、前のエッセイでいえば「謙虚に学び、自分を変えてゆく・・・。」積極的な親であることが大事だ。いろいろ書いたけれども、若いのだから、今人生を楽しみつくすよりも未来を期待して元気いっぱい頑張ってください。
註 ご意見をお待ちしています。
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