1742「明日で78歳」(5月23日(木)晴れ)
明日で78歳になる。
なかなか美人で、高等学校の同期の山歩き会で、何度かの一緒だった女性がハガキを送ってきた。
「お誕生日おめでとう。ブログをありがとう。また山であいましょう。」
思いがけぬハガキ、こんな私の誕生日を覚えている人がいるとうれしかった。彼女の誕生日はいったいいつなんだろう。彼女は私に気があるのかしら、と勝手な想像をして喜ぶことにする。
午後から中国語のレッスンがあった。
文化センターのレッスン。生徒は6人。このところ先生も生徒もあまり変わらぬ。
先生は日本人の亭主がいる台湾人。50台だろうか。いかにも体力のありそうながっしりした感じの女性。明るく積極的、生徒の面倒をよく見てくれる。ただし私的なことはわからぬ。その点では生徒も同じ。終わってからお茶でも飲み懇親などとは考えぬ様子で皆さっと帰ってしまう。最近先生は生徒に極力自分の言葉で話させようとしている。今日もその一環で、教科書にある会社への応募と面接の会話練習などがあった。
ところで、私は学校教育にもっと中国語を取り入れるべきであると思う。英語は別格として、ドイツ語やフランス語など欧米の語学と比較して、という意味である。
どの語学を学ぶか、という点については一つにどれだけ多くの人に話され利用する機会が多いかという観点、もう一つにはその語学の持つ背景、つまり文化が学ぶ価値があるか、という点だ。二つの点でかって文化的背景の強いドイツ語やフランス語に価値があったが、植民地も終わった現在、これからの発展も考えればこれからは中国語と思う。
現在英語教育の重要性が説かれ、小学校から教えよ、という流れがある。中国語も中学校くらいから選択科目でよいから取り入れるべきではないか。一帯一路には今までの経緯から日本は参加しないが、日本が中国文明圏のひとつであることは間違いない。そして中国は間違いなく今後発展してゆく。飲み込まれなくても大きな影響を受けることは必至。
夕食は今日は珍しくカサゴが手に入ったのでそれを焼いた。
カサゴ:全長30 cm。日本近海を含む太平洋西部の暖海域に分布し、沿岸の岩礁や海中林などに生息する。食用魚としてさまざまな料理に用いられる。・・・・・おかしいなあ、確かブイヤベースに使われていたように記憶するが・・・・・・。予想した通り、メバルの親類らしい。
話が横にそれた。そのカサゴを食いながらガールフレンドのAさんが言った。
「子供のころとずいぶん変わってしまった、変化の大きいこと。」
私は相槌を打ちながら「そうだね。そうして時代についてゆけなくなった我々はポイされてしまう運命なのかもしれない。」
その変化、つまり時代の流れを私は二つのキーワードでとらえたい。
一つは日本の発展と衰退・・・・衰退は言いすぎかもしれぬ、凋落のはじめくらいか。
4歳になる前に横浜で焼け出され、長野に疎開した。もっとも生きてゆくために苦労したのは親で、私は庇護のもとに之が当たり前と人生を迎えたのだけれど・・。
小学校、中学校、高校、大学、右肩上がりの日本。私の生活もずいぶん変わってきた。そしてこの20-30年くらい前から行き着くところまで行きついた。満足しきり、人々はゆとりと享楽を求め、子を産まなくなった。そんな中で私の生活も変わった。そしてこの延長に中国の発展がある。
もう一つのキーワードはコンピュータの発展。何でも記憶してしまう、記録にとっておいてしまう、というところがポイントだ。それがもたらした変化の速度がとてつもなく速い。
結果、私たちを含めて多くの人々がそれについていけない、という事態になった。この変化の速度はこれからもますます早くなり、今プログラムなどできて得意になっている連中も、10年先には「時代遅れになった、ついてゆけぬ。」と嘆くような気がする。
しかしそうなったとき一個の文明圏が最終的に強いか弱いかは、国土と人口によって決まるような気がする。中国はやはり重要だ。
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