1768「同期友人と介護付き老人ホーム」12月21日(土)曇り
中学校の同期会を行った。
男性18名、女性16名、合計28名参加。年齢は誕生日ウを迎えていれば78歳。
全体350人くらいいる。しかし住所がはっきりしているのが130人くらい。
28名は昨年の7割の人数であった。この1年の間に4名が逝去し、体が不調で四谷にある会場まで行けぬ、という人も出始めている状況を考えればやむを得ぬか。
それでも同期会は後半カラオケで盛り上がるなどなかなかの盛況であった。近くのホテルの喫茶店で行った2次会もそれなりに楽しかった。
この同期会を開こうと、2年前に言い出したのがa君であった。
a君はずっと区議会議員をやっていた。奥様は近くの病院の看護婦さんであった。
しか体調不良、奥様も認知症気味ということで、私が引き継いだ。
多く友人たちに助けられながら、何とか成功に導けた。関係した人たち感謝したい。
残念ながらa君自身は最近介護付き老人ホームに入ったために参加できなかった。
今回の様子を報告しておこうと、訪ねた。場所は関町交差点近く、自宅から近いから井草の森公園を突っ切って行った。ガソリンスタンド裏、4階建てのマンション風建物。
入り口にたったが、入れない。ようやくインターホンを押し、来意を告げると係の女性が出てきた。
ちょうど体操時ということでエレベータがなかなか来なかった。決まった時間に体操指導をしてくれるらしい。エレベータは実は帰りも困った。電話をし、テンキーボックスに書かれてある番号を入力するとやっと動き出した。建てたばかりということですごくきれい、侵入者対策などもしっかりしている様子。
車いすに載せられたおばさんを女性スタッフが押している。
「今は何が楽しいですか。」おばあさんがぼそりと答えた。「読書かしら。」
a君の部屋は4階。奥様と隣り合わせに二室確保している。a君ベッドの上にかけ、そばの椅子に私を座るように勧めた。まだまだ元気そうだ。少なくとも頭ははっきりしている。
同期会の私の感想書き、みんながハガキの通信欄に書いてきたことをまとめたもの、改正された名簿等を持参した。懐かしそうに眺めていた。
「ホテルにいるようなもんだ。」とa君が言ったがそんな感じ。そう、部屋は少し余裕のシングルルームと思えばいい。トイレのスペースが大きいそうだ。
「車いすになったときに利用できないといけないからね。」という。
「思い切って自宅を処分してここに移ることにしたのだ。要は決断だ。」
「自宅は30坪ほどの土地に立っており、4000万くらいだ。」
「入居資金が比較的安い。カミサンと二人、2室で2000万円代だ。」
「三食付いている。ただし、生ものは出ぬ。衛生面を考えてみな火を通している。電気代もガス代も一切ついている。しかし二人で月に80万円かかる。」
老人ホームも最近は初期費用を抑えて、月々かかる経費を上げるのが主流かもしれぬ。この辺の数字は私自身何時こうなるかもしれぬと参考になる。
「80万は年金ではとても出ないだろう?」というと「そう、せいぜい半分だ。だからそれなりに金が必要だ。」
「なか仲良く面倒を見てくれる。体操もそうだし、趣味の会なども時々開かれる。」
「金を出せば、好きなところに行って好きなものを食える。刺身などもそうだ。」
奥さんも元気になった様子で
「同期会はまた1年か1年半のうちにやるのだろう。その時は出たいよ。」という。
帰り際壁の張り紙と生みながらこのホームの様子を見る。全部で2階から4階が居室で、全部60室くらいあるよう。スタッフは女性が多く、30人近くいる様子。すると2人一人、人件費かかるな、と感じた。
私のアパートから、去年から今年にかけて、3人の生活保護受給者が出て行った。
一人は60歳代女性、彼女は持病でもう足腰がおぼつかない。もう一人は93歳くらいのおばあさん、もうボケが出始めている。二人と埼玉県にある軽費老人ホームに移っていった。
もう一人は60歳代の男性であるが、こちらは都営住宅があったったと移っていった。
彼らに比べれば、a君はずっとリッチ、素晴らしい。しかし終の棲家がこのくらいか、とも思う。
また幸せではあるが、毎日何をするのだろう、とも思った。書籍類はほとんど処分した様子であるし、テレビはあるパソコンも持ち込まれている様子ではなかった。子達は来るのだろうか。来たらどう歓待したらよいのだろうかとも考えた。a君お場合は当てはまらないだろうが、ある人が老人ホームに入ると平均余命5年、と言っていた。元気で長生きしてくれることを願う。
住みにくい世の中。民間の介護付き老人ホームやはり土地価格と人件費の高さが、ネックと思った。
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