1773「世相あれこれ」(2月4日(火)晴れ)

 

昨日は立春であった。習字のレッスンがあったが、ガールフレンドのAさんが恵方巻を作ってきてくれるというので、早めに帰ってきた。

恵方巻はスーパーでもコンビニでも魚屋でも肉屋でも売り出した。

しかし昨年あたりから、売れ残ったものを大量に廃棄することが問題になった。

そのため今年はコンビニなどでは事前に注文のあったもののみ作るということになった。

もっともそこははしこい商売人、そこで買えぬ客も取り込もうと考えているのだろう。魚屋の魚耕などこれでもかというくらい沢山積み上げている。

Aさんは「今はこういうものは買ってくる時代なのかもしれない。」と言うから「こういう時代だから手作りがいいのさ。」とおいしくいただいた。

巻いてある中身も昔はかんぴょう、卵であったが、時代に合わせて刺身を一緒に巻き込んである。

1月は記録的な暖冬、加えて雨の多い月であったと報道が言う。

しかし今月に入って晴れ模様。今日もうららかな一日。

相変わらずコロナウイルスが猛威を振るっている。

死者も発症者数も毎日増えている。中国では春節が延長され、工場が止まったままだとか。世界のサプライチェーンの中から中国が抜け落ち、世界経済は縮小する、というような記事もある。

しかし株式市場は次第に落ち着きを取り戻し、収束を予測しているような動きを示し始めている。

理由は中国当局が躍起になって抑え込みにかかって、なんとなく中国だけで抑えられそうと見え始めているからなのか。

こういう時、独裁政権は都合がいいのかもしれぬ。

なまじ民主主義が発達していると「人権問題」など騒がれかねぬ。

中国当局このさい徹底的の防御策をとる一方、過去の隠ぺい体質が改善され、共産党中心の政治体制も悪くないだろう、と宣伝しようとしているようにも見える。ひょっとしたら、「災い転じて福」、世界の中国に対する評価が変わるかもしれぬ・・・・・・。初期対応が悪かった話はいつの間にか消えそうで,WOも中国よりの発言を繰り返しているとか。

死者、患者数は増えているとはいうものの各国の水際作戦的対応は今のところ功を奏している様子。WOの幹部も現時点では、感染症の世界的な流行を示す「パンデミック」の状態ではない、エピデミックの状況との認識を示したとか。

話は変わるが、イギリスがとうとう「EU離脱」を決定した。

2年前であったか、ある会社の株主総会に行った折、ラジオやテレビからは英国のEU離脱の国民投票の様子が伝わってきた。出席者はそちらばかり気にして総会のほうは無関心に見えたことを思い出す。その時離脱派が勝ってびっくりしたが、その延長である。

しかし今度は大変。ジョンソン首相の言うようにこれからが「スタート」。離脱後、激変緩和のため現在のEUとの関係を維持する「移行期間」に入る。移行期間は今年12月末までの1年足らず。この間に、EUと自由貿易協定を結ばなければならぬ。双方が合意できなければ、関税などが突然復活して混乱が起きる、いわゆる「合意なき離脱」と同じ状況になってしまう。
しかしジョンソン首相は、移行期間を延長しない方針。一方で彼の言うようにEUの規制は受け入れないが、関税はゼロにしてくれというような一方的主張が通るだろうか。またアメリカや日本などは今までEUFTA交渉など行ってきた。それを結びなおすというがどうなるのか。普通に考えればイギリスが締め出される、多くの企業がイギリスから逃げ出す、かっての栄光が消えてゆく、ということにならぬか。

世界に保護貿易の亡霊がよみがえる兆しが見える。その典型がトランプ政権の対中国政策などだ。しかし一方で統計は貿易量が増えれば経済が発展することを教える。イギリスの場合はどうなるか。この問題はあまり世界景気全体には影響を与えぬ、のではないか、とも考える。

もっともそれでも自由がいいと英国国民が選んだ、といえばそれまでだ。少々貧しくなっても死ぬわけではない!貧しい、豊かは、かなりの部分、周囲との比較の上での意識の問題であるように思う。何もない戦後を我々は乗り切ってきた。北朝鮮は貧しい、貧しいと言われながら、国家崩壊の兆しがあるかといえばそうでもなさそう。EUを離脱し、人々の生活が苦しくなったとしても、それはそれ、とジョンブルは北辺の島国として生きればよいと、平気なのかもしれぬ。

こちらはそろそろ確定申告の季節。

書類はそろった。税務署は移転し、個人の相談は17日から開始するという。世界を見ながらきょろきょろし、結局は御身大事が人間の基本なのかもしれぬ。そういえばマスクはもう薬屋に売っていない、と言っていた。もし、私が新肺炎にかかったら・・・・・それまでだろうなあ。

 

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