187「同志よ、浮気する元気は残っていますか?」(8月4日(晴れ))

本来哺乳動物には一夫一婦制などという習慣はない。

鹿やオットセイはハーレムを作る。一頭の雄を中心に雌が複数集まり、家族を構成する。逆は不思議にない。ありや蜂のように雌を中心に社会を作る例があってもよいと思う。しかし、哺乳動物は育児の負担が雌にかかるから、物理的に雄をかきあつめてとっかえひっかえやるわけには行かぬ、という事情があり、成立しないだけである。

一夫一婦制は明治になって家制度を確立するために導入された。

「魏志倭人伝」には、「その俗、国の大人は皆四、五婦、下戸もあるいは二、三婦」まさに一夫多妻制度を採用していた証拠ではないか。江戸時代には、全国のムラでは夜這いはありきたりのことで、どこでもやっていた性風俗である。夜這いの積み重ねによって自律的に夫婦と同棲関係に移ったのである。武士階級は確かに一夫一婦制をとったが、売春宿という逃げ道があり、それをとがめだてする雰囲気はなかった。

しかしキリスト教の宣教師の来日して宣伝したこと、明治になって家制度の確立のために法制化されたことなどによって、大正時代以降風俗として一夫一婦制が徐々に確立していった。だから、法律を抜きに考えれば、一夫多妻も一妻多妻もおかしくない。

単身赴任で忙しい夫にあきた奥さんは浮気すればいい。若い肉体はみんなに楽しませてあげればいい。夫が定年になって一日家にいるのはうっとうしい、などという奥さんは、旦那さんの浮気を認め、旦那さんをみんなでシェアするようにすればいい!そうしないのは資源の無駄遣い?

子供については・・・・。嫡出子、非嫡出子の問題がある。
しかし少子化が問題になっている時期である。子どもを夫婦のものと見るよりも、社会全体のものとみる考えが必要なのだ。が、これについては稿を改めて述べたい。

さて、こう書くと、結婚しても浮気も姦通も個人が望めばかまわないように聞こえる。

先日結婚したが、夫が仕事に夢中で省みてくれない、子どものことよりも趣味を優先するなどの理由で夫に不満を持った。そういう妻が別の男と親密になり、今ではスケジュール管理をして、夫が出勤すると浮気相手の元にいそいそと出かけ、夕方夫が戻る直前に帰宅する。夫が出張でもあろうものならいただきで、浮気相手とハッピーな日々を過ごす女性たちの実話を紹介していた。こういうのはどういう感覚か?

本来はかまわないのかもしれないが、現代における風習では結婚は「あなたとだけ、あるいは君とだけ一生過ごす。」との大約束である。法律以前に、精神の問題として約束が存在する。従って上述の浮気は約束違反で、相手に対する信頼を裏切ることになる。ただこう考えると、独身の男や女が結婚している男や女を誘っても罪にはなるまい。しかし誘われて乗った者には責任がある。

歌舞伎俳優中村富十郎74歳に次女誕生。結婚したとき彼らは66歳、33歳のダブルスコアカップルと騒がれたから奥さんは今41歳・・・・。

生殖能力という点から言うと、男はかなり高い年齢まで精子を出す事が出来る。これに対し、女は閉経という現象がおこり、一般には50少しで子どもを作れなくなる。この俳優の場合もピチピチした奥さんだったからよかった。

定年をやっとすぎた程度のわれわれは、男ならまだ頑張れる。奥さんのいる場合は、奥さんとの約束が問題ではあるが・・・・。不幸にして(幸いにして)独身の場合には青春の夢よ、もう一度!残るは金と体力の問題だけ? さて、女性の場合は・・・濡れ落ち葉などといわずご亭主を大事にしてあげなさい!

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