197「踊る大捜査線2レインボーブリッジを封鎖せよ」  (9月20日  雨)

時々平日の午前中に映画を見に行くけれど、観客は大体おばさん族と60を越えてする事がなくしかもシニア割引になるお年寄りと相場が決まっている。ところが今日はこれにガキンチョ軍団が加わって、少々騒がしい。

「踊る大捜査線2レインボーブリッジを封鎖せよ」
この前一度見ようと思ったが、一人で見るほどの事はない、とやめにした。しかしガールフレンドのAさんはストーリーもさることながら織田祐二に目がない。「ぼくとどっちが大事だ?」くらいに聞いても「あちらはあちら、こちらはこちら!」と官僚の答弁みたいなお答え。だからこの映画の話がでるとすぐにのってきて今日の鑑賞会?とあいなった。

最初からふざけている。豪華客船の客に銃を突きつける強盗団。船からヘリコプターから甲板やら屋根やらに銃を片手にするすると降り立つ機動隊員らしき男たち。ところがそのうちに「実弾を使う以外はすべて本物だ!」などの言葉が飛び交い訓練と分かる。しかも機動隊が見事に強盗団を制圧し、お偉方に日ごろの訓練の成果を誇る、という筋書きだったが、主役の織田祐二演じる青島巡査部長等にのされてしまうというオマケつき。

この映画はTVシリーズから98年に映画化され、日本映画興行史上歴代5位となった大ヒット作の続編である。ただし私はTVも98年の作品もみていない。従って以下の解説はいかにも素人っぽいかもしれないがお許しを・・・。

舞台はお台場警察署。あれから5年後お台場は一大観光地となり、熱血漢の青島巡査部長には物足りない事件が続発している。いわくアットホームな4人の家族スリ団の暗躍。若い女性にわけもなく噛みつき、八重歯のあとを残す婦女暴行事件等々。その上署長のメールによるラブレターがどうしたわけか全員に流れたりして・・・・。

そんな中SM遊び風に赤い紐でがんじがらめに縛られた会社社長の死体が発見される。すると今度は関連あるらしい女性の惨殺死体。警視庁から柳葉敏郎演じる室井警視正等がやってきて特捜本部が設置され、真矢みき演じる女性管理官沖田が陣頭指揮を執ることになる。ところが彼女は、現場のくだらない事件なんかほっておけと署員を糾合し、犯人がいそうだからレインボーブリッジもゆりかもめの駅も封鎖しろ、すべての公衆電話を見張れ、所轄の署員が倒れるのは駒が無くなるようなもの、と滅茶苦茶を行う。ウエッブサイトの解説によれば前作は「事件は現場で起きている」だったが、今回は「署内でも事件が起きている。」とばかりいろいろテンコモリ。

ようやく現場におかれていた洋ナシから、犯人像が絞られるが、その間に青島巡査部長と親しく、深津絵里演じる恩田巡査部長が賊に撃たれ瀕死の重傷を負うなどの事件が続発する。ようやく沖田警視正が去り事件は解決にむけて走り出すが・・・。

しかし考えてみれば、連続殺人程度ですべての交通機関を止めるともなかろうし、犯人がわざわざ自分たちの犯行を誇示するメッセージを残すわけもなかろうし、平行して起こるカミツキ事件も現実を考えれば何でだろう、沖田管理官の動きにいたってはここまでだして警視庁からクレームがこなかったのかと思わせるほど・・・。しかし一方でこれを見て警察官試験に応募する若者がいるというから、当局も大目にみているのかなあ、内容はすべて漫画の世界と割り切るべきか、などと思ったりする。

ただ、面白いか、といわれれば結構いける。モニター室のオペレーター小池茂を小泉孝太郎が演じるなど話題提供にも事欠かない。織田祐二がカッコいいか、といわれれば・・・・ムムッ!肩をはらずに恋人か奥さんとでも楽しく見に行く分にはお勧め!

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