日本人はよほど温泉好きらしい。水上だの草津だのは遠い、ということで最近お台場だの後楽園だの新しい温泉がオープンした。
そんな一つ、豊島園の「庭の湯」にゆく。豊島園に隣接しているが、独立している。入場料は2250円だが、平日会員になると500円引かれるから、たとえば荻窪にある湯浴みランドなどとほぼ同じ金額で相場である。10時から23時まで、原則無休のようだ。ただ「大人の湯」をコンセプトにしており、小学生以下は利用できないから注意を要する。
湯について「地下1445メートルから湧き出るナトリウムー塩化物強塩温泉は、ナトリウムイオン、カルシウムイオンなど海と大地のミネラルが凝縮されています。」とあるが、もちろんこんなところで掘っても100度のお湯が出るわけはなく、30度強だそうでそれをボイラーで沸かしているらしい。三浦のZボイラが片隅で広告している。
それはともかく設備はなかかよくできている。
「武蔵野の鬱蒼たる雑木林と石神井川の流れ、都心にありながら緑が多く残る「としまえん」の一画にある。わが国を代表する造園設計家小形研三氏による静寂な日本庭園。四季折々の草花や季節の移りかわりを身近に感じ、都会であることを忘れさせてくれます。」
施設の中央にバーデゾーンというのがある。ここは男女兼用で、水着を着用しなければいけないのだが、その向こうにある屋外ジャグジーからパンフレットの言う日本庭園に下りる事が出来る。いまどき水着姿で歩き回るのはちと寒いが、夏には絶好の散策場所だろう。
日本庭園趣味は露天風呂にも応用されている。露天風呂は御影石の岩に囲まれた普通の庭園風呂と信楽焼で一人用で大きなコーヒーカップのようなものに浸るものがある。コーヒーカップに足を投げ出してつかり、流れてくる湯を楽しみながら、大名気分で緑を楽しむ気分は実にいい。ただし3つしかないから確保するのが時々大変!全体この温泉は庭が売り物であることは異論の余地がない。
お風呂ゾーンはミクロバイブラなど含むものの普通だがサウナゾーンが面白い。加熱した石に水をかけて蒸気を発生させるフィンランドサウナと温められた床、壁、椅子等から穏やかな熱は伝えられるテルマリウムサウナがある。後者はローマ時代の形式だそうだ。
サウナなどにところどころ大きな輝石が置いてある。トルマリンや水晶とのことで、広告にはマイナスイオンを発生させるだのヒーリング効果や身心を浄化するなどとされている。
先述のバーデゾーンは「リラックスを楽しみながら健康になるメデイカルコンセプトを持つプール」とあるが円形のプールにはネックシャワー用、ボデイマッサージ用などいろいろな流れが出ており、中央には少し温度の高いホットタブ、外淵にはアクアストレッチングをするためのエリアがある。総ガラス張りで、何だか温室に入っているみたい。若い男女が時々人目もはばからずけしからん行為をしている・・・・。
壁際に死海プールと言うのがある。「イスラエルの死海の塩を使用し、異次元の浮遊感でこころと体を癒します。身体によいとされるマグネシウム、カリウム、カルシウムを豊富に含みます。」とあるが要するに塩水風呂。はいるとわずかな擦り傷に塩がしみてちょっと痛い。体はなんとなく浮くように感じる。
二階はお食事どころとリラクゼーションルーム。外の景色にむけて籐の椅子がずらりと並び、みな思い思いのスタイルで楽しんでいる。
なかなか人気があり、相当に混んでいる。私はすっかりリラックスし、身も心もふにゃけた状態になるまで4時間ばかり楽しみました。どうです、皆さんも挑戦されては・・・。
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