215「ワライカワセミに話すなよ」(12月4日 曇ったり晴れたり)

妙正寺池公園の水辺は、この前書いたとおり、カモが多いが、ほかにカラス、鳩、ときには鷺などの鳥類が訪れる。しかし一番のスターはカワセミらしい。カワセミばかり、いつも望遠鏡持参で探しているおじさんがいる。今朝、おじさんに「そこだ、そこだ。」といわれて注意してみると、池につきでたつつじの枝にちょこんと止まっていた。ああ、きれいだな、と思ったがすぐに遠くのサクラに辺りに飛んで言ってしまった。

帰り道、ふと「あのカワセミは雄か、雌か。」と疑問がわいた。

我が家で調べると雄は嘴が黒色で長い、雌は下嘴の先端から3/4くらいまでオレンジ色をしている、俗に「クチベニ」と呼ばれる、全体的に雄より淡い色をしている、などとあった。嘴はよく見なかったが飛び立ったとき羽があざやかな青だったから、雄ではないか、と考えた。以下カワセミ雑学。

ブッポウソウ目、カワセミ科、留鳥、体長17cm、分布は全国的、繁殖初期には雄が雌に魚を取ってきて与えるそうだ。蛇等に襲われることを恐れて川のがけなどに巣穴を作り卵を産む。最近では河川の汚れと共に減ってきている。河川の岸をコンクリートで固めるのも彼らにとっては大問題!川蝉と書く。鳴き声が蝉に似ていると感じたからだろうか。翡翠とかショウビンとも言うとのこと。翡翠の翡は赤、翠は緑でふさわしい。水面50cm程度を飛び、垂直に降下して30-40cmもぐり、水深10cm程度のところを泳いでいる小魚を取る。1日10匹くらいとか。

世界中にカワセミは90種類くらいいるといわれる。日本ではいわゆるカワセミのほかにアカショウビン、ヤマセミなどが仲間である。ヤマセミというのはずい分大きな鳥らしいが、見た事がない。

ところでこの前の日曜日、テニスの帰り道にカーラジオを聞いていたら「ワライカワセミに話すなよ。」という歌が流れてきた。

たぬきのね たぬきのね ぼうやがね
おなかに しもやけ できたとさ
わらいかわせみに話すなよ
ケララ ケラケラ ケケラ ケラ、と、うるさいぞ
以下二番は「キリンのおばさんがおのどにしっぷをしてるとさ」三番は「ゾウさんのおじさんがはなかぜ(鼻風邪)用心につつ(筒)はめた」と続く。

なかなか面白いと思った。「ワライカワセミ」という鳥が本当にいるのか、とインターネットで調べてみた。いるのである。

Laughing Kookaburra「オヘヘヘヘヘー」と人が笑うようにけたたましく鳴く、体長39-45cm、カワセミの仲間内では最大の種類、分布=オーストラリア東部、西南部、タスマニア、日本では多摩動物公園などにいる、食べ物=昆虫、カエル、トカゲ、小型の蛇等、主な特徴=主に林に住むほか、都市の公園や水辺に住む等々。

この歌はサトウハチローの作詞だそうだ。この歌を作ったとき、彼がワライカワセミを本当によく知っていたか、どうか、ちょっと疑問になり調べたが、分からなかった。

ところで私は1年位前、枝にとまっている鳥の名を聞かれて「嘴が長いからキツツキだろう。」と答えた。帰って調べてみるとカワセミ、大恥をかいた。これに比べれば私のカワセミについての知識も大分増えたでしょう?え、なんですって?ケララ ケラケラ ケケラ ケラですって・・・・、もう!

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