ガールフレンドのAさんと渋谷で映画を見た後、明治神宮に行く。
成人式は以前は1月15日だったが、数年前から一月の第二月曜とか。振袖で着飾った成女が成年や両親などと共に、おりから展示の氷の彫刻を干渉しながら、神前に向かっている。普段、着付けぬから、アヒルの歩行よろしくなったり、チャパツのため少々バタ臭く見えるのは止むを得ぬ。ある統計によると振袖を一式買う人は平均86万円、レンタルをする人は平均20万円をかける、その比率は大体1対2とか・・・和服業者の立場からは札束が歩いているように見える?
日本の成人式は公家社会や武家社会における元服がその起源のようで、男子が15歳ころ、女子が13歳ころ行われた。今の成人式は、戦後間もない昭和21年11月22日埼玉県蕨町(現在の蕨市)で開催されたのが始まり。23年に国民の祝日として指定された。「大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」ことが主旨とか。
こんな結構なお祭りをこんなに盛大に官製で開催してくれる国は珍しい。
アメリカでは18歳になると選挙権が出来る、21歳になると法律的にお酒が飲める、25歳になるとレンタカーが借りられ、21歳の時にお祝いらしきものはするが、あくまで個人的なことのようだ。
イギリスでは18歳の誕生日には両親から「権利と自己責任の象徴」として鍵のマークの入ったカードを渡される、21歳の誕生日には盛大なパーテイを開き、これが成人式にあたるというがもちろん個人的なもの。
成人式は、本来、中国古来の加冠の儀式。「成人」というのは、「学問も徳も備わった人」の意で、論語では「雖少年,已成人」(ショウネントイエドモスデニセイジン)と述べている。数十年前まで男の子は20で弱冠式、女は12-15歳で元服の式があったようだ。しかし現代中国では20歳になった子には新しい服を着せるなどするが公式にはない。
韓国だけは一生を通じて避けて通れない通過儀礼(成人式、結婚、葬式、祭祀)があり、このうち成人式だけが公共の機関や場所で行事として行われるとのことである。
振袖はもちろん女性が公式の場で着用する衣服であったことに由来する。
13日の報道。
やはり、馬鹿は沢山いたようで、あれた成人式報道が相次いでいる。酒の勢いで気が大きくなり、市長に罵声を浴びせたり、ビール瓶片手に出席したり、壇上に駆け上がったり、横断幕を引きづり下ろしたり、救急車を蹴飛ばしたり,喧嘩で殴りつけたり・・・・まあ、いろいろやってくれる。ようするに甘えで、平和な恵まれた環境にいて何をいするか、と年寄りは言いたくなるが、大なり小なり後から考えれば「若気のいたり」で身におぼえのあるところ。薦めるつもりはないが、お説教を食らえば喰らったで、引っ張られれば引っ張られたで、それを糧にして自分を見直して欲しい。
もう成人の日のお祝いなんかやるな、とも言う向きもなくはないようだが、アンケートをとってみると圧倒的に祝って欲しいらしい。大半はあの明治神宮をお参りしていたまともな?グループなのである。何せ、未来は若者たちのもの、私たちの年金を払ってくれるのもあなたたち、日本だけの官製行事であっても素直に「おめでとう、よろしく!」
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