井荻駅そばのピーコック3階にある、100円ショップダイソーに行った。
まず値段の安さに驚かされる。傘、ネクタイ、音楽CD、大きな植木鉢、お皿など食器類、なんでもかんでも1点100円、ワイシャツはさすがに高いがそれでも300円。(100円ショップは3月末から総額表示になったが、名前は認められた。100円は外税のような感じで実際は105円。)
次ぎに品揃えの豊富さにも驚かされる。カメラの電池や釣り道具、はんこ、文房具、高価なものでない限り大抵のものがそろっている。さすがに肉、野菜、果物などはないが、日持ちのするジュースや缶詰商品、ラーメンなどの食料品はある。
私は今日は排水口用の水切りフィルターを買ったが、2階では20枚パックが300円近く、ダイソーでは30枚パックが100円であった。お客は良く知っているようで2階は閑古鳥が鳴いている?ようだが、3階は表の看板が小さいにもかかわらず相当に込んでいる。ひさしを貸して母屋を取られた、とはまさこのこと。
ダイソーというのは広島の会社らしい。昭和52年に設立され国内・海外で2400店舗、2003年3月期の売り上げ2812億とある。海外に店舗展開しているといっても主力は日本だろうと考えているうちに、国民一人当たり年間2000円近く、つまり20商品くらい買っていることに気づいた。荻窪にも西友の7階あたりにキャンドウが店を出している。あちらは年商500億とか、それでも十分に大きい。そのほか近くには99円ショップなどというのもある。みなさん、本当によく買うものと驚きである。
インターネットを調べると100円ショップについてものすごく沢山のサイトがあり、中には小学生むけの100円ショップ商品を用いた理科の実験コーナーまであった。
お勧め商品を紹介しているサイトが多いが、私には失敗例のほうが面白かった。
振動が弱すぎ、手で動かす羽目になった電動歯ブラシ、20分にセットするには20回スイッチを押さねばならぬデジタルキッチンタイマー、一般的なパソコン、ソフト、CDプレーヤーの組み合わせで再生したがうまく行かなかった音楽録音用CD-R等々。体験談だからうまく使えば使えるのかも知れないが、問題がある商品がありそうなことも事実。私自身もあまりにチャチすぎて使い物にならなかった缶きりなど何回か経験があり、そのたびに「安かろう、悪かろう」と悪態をついたものだ。
しかしもちろん成功例も多い。水きりネットは早速役に立っているし、この前買ったクリアファイルもいい。バスタオルも少し小さいけれどそれなりに役に立っている。気がつくと台所の食器にセットだったが月日のたつうちにわれて1つか二つ、それも少しかけたものがある。あんなものはいっそのこと捨てて100円ショップで新品を買おうか。
昔の話だが、いつも洒落た背広を着こなしているプレーボーイの芸能人がいた。あるときうらやましく思った同僚が後をつけた。するとその男は有名な紳士服専門の安売り店「A」に入っていった。その話を聞いたとき私はよいものを買って大切に長く使う考えもあるが、古くなったら買い換えてしまえ、という考えもあると感じた。
100円ショップはこのような使い捨て文化の象徴のように見える。安いからつい気楽に沢山買ってしまう。品物が気に入らぬことも多い。しかし客のほうもそれほど強く文句を言わないのではないか。何しろ安いのだから、仕方がない。結局ゴミばかり作るように見えるが、そういう非難をおしのける強さを持っていることも認めざるを得ない。
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