282「娘共は今宵、七転八倒!」(7月20日(火 晴れ))

ヒートアイランド現象だか、フェーン現象だか知らないけれど、朝から気温がぐんぐん上昇し、東京都心で午後零時58分観測史上最高の39.5度を記録した。しかしそのころ私は、海辺でビキニ姿の若い美女の尻を舌なめずりしながらながめていた・・・・・。
子どものころから夏は必ず海に行った。しかし最近は3年前弟と真鶴海岸に行って以来、行っていない。体がむずむずする。ガールフレンドのAさんは「私は肌が弱いの。」と行きたがらない。・・・・何、私だって特に顔の肌が弱いのだけれど・・・。そこで一人だが、意を決して江ノ島に行くことにした。

藤沢を越えて鵠沼海岸までくると、江ノ島は次だが、若いビーチスタイルの女性3人が降りて行くので、ここでもいいだろう、とついてゆく。国道を渡ると向こうがビーチ。もう日差しがむんむん暑い。適当なところを見つけて早速浜へ。この辺は結構遠浅の砂浜が広がりなかなかよい。波はそれほど荒くはないが泳いでいる者はほとんどいない。海にいる半分はサーフィン、あと半分は波乗り、ゴムの浮き輪やマットが目立つ。
このごろ娘は、みなビキニ、申し訳程度みたいな小さな胸当てとパンツ・・・結構ですなあ。不思議に外国のようにトップレスはいない。我々はトップレスでもボトムレスでもいいんだけれど・・・・。男はみな派手なトランクス、私みたいにオーソドックスな水泳パンツをはいた奴はいない。みな若い。いいねえ。ぴちぴちしている。私のような年齢なんていやしない。でもこういう空気をたまには吸わないと・・・・・。
考えてみると、山はどちらかというと中高年向けである。海は若い。その差を決定づけているものは一体なになんだろうか。

しかしこんなに若い者だらけでも、若い男女との出会いなど年寄りにあるわけがない。この前のテレビ、あるおばさんがデッキチェアーでくつろいでいると、ハンサムな男が声をかけてきた。「あの、失礼してよろしいでしょうか。」そばには空いたデッキチェアー。わくわくしながら「どうぞ、どうぞ。」すると男は「ありがとうございます。」とその空いていたデッキチェアーを持っていってしまった・・・。所詮、彼らとは時代が違うんだよなあ。
それでも楽しくて4回も海に入った。背がやっと立つくらいのところに行って波に乗ったり、体を仰向けにして海の上に寝て、青い空を無念無想で眺めたり・・・。1時間くらいで日焼けを恐れて、あのむっちりとした尻の肌の白い娘は今夜は七転八倒、布団の上でもだえるに違いないとお節介な想像をしながら、脱衣場に向かう。それにしても4分の温水シャワーが400円、ぼったくりだなあ、とぶつぶつ・・・・。

向かいの焼肉やでビールと一緒に焼肉定食を食った後、ぶらぶらと国道を小田急江ノ島方面に向かう。2キロあまり、歩道は車が入らぬよう石のポールが沢山立っており、幅も広い。暑すぎることをのぞけばなかなかの散歩コース。山側にはレストランだのリゾートマンションなど立ち並び始め、さながらニースかカンヌの海岸を思い起こさせぬでもない。

夜、床に入って久しぶりに海へ行ったことで何となく楽しく感じられた。少し背中のあたりがむずむずする。十分早く出てきたつもりだけれど、それでも体全体少し茹でたエビみたいに赤みがかっていた。後、何年、夏に海水浴ができるかなあ。

後述
海岸にカメラがすえつけられていて奇妙に思った。人はいない。後から知った話だがこのごろこの辺では赤外線カメラで水着の女の子を撮影する不逞のやからが出没しているのだそうだ。水着を通してスッポンポンの中身がもろに映るのだそうだ。それを編集したりしてインターネットでオークションにかける者もいるとか。もちろんこれは迷惑行為だから当局は取り締まりを強化している。でも後から楽しもうなんてことを考えるからいけないんだ。赤外線眼鏡はないんだろうか。

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