陶器のお稽古日。相変わらず茶碗作りなどでチンタラやっている。
Aさんの奥さんのところにオレオレ詐欺の電話がかかってきた。幸い被害にあうことはなかったが「妻は大分ショックを受けたようだ。」とAさん。ご主人が交通事故をおこした、警察の者だが、今なら表ざたにせず示談に出来る、ということで、一瞬の泣き声だけのご主人まで電話口に出たそうだ。
すると生徒の一人が「私のところにも実はそれらしい電話がかかってきた。主人が出て逆にとっちめていたけれど・・・。」
この犯罪が、身近になっていることに驚く。
ウエッブサイトに関連サイトが沢山あることに驚く。情報を整理すると・・・。
被害総額は神奈川県で10億円を越えたとか、東京でも6月末で7.2億円とあるから、越えたのかもしれない。一件あたりは100-200万円くらいらしい。
ねらわれるのは50歳以上の一人暮らしの老人が多いが、30台の人も被害にあった。
振込先として指定される機関は銀行、信用組合等様々だが、人目に付かぬようコンビニの現金自動支払機(ATM機)を使うよう指定することもあるとか。
犯人は男性の場合も女性の場合もある。複数犯も目立つ。無差別に電話をかけてくる「場当たり型」に加え、最近は上述の例のように名簿などをもとに個人情報を事前にしらべ、それを口にして信用させる手口もめだつそうだ。
電話がかかってくる時間帯は午前10時から2時までの「家事などが一息ついた時間帯」が多いという。
金を要求する理由は上述の交通事故示談金のほか、「借金返済」や「中絶費用」が大半。なかには「息子さんに車をぶつけられた」「今日中に借金を返さなければ」「滞納している家賃をはらえ。」などと脅迫めいた言動を行うものもいるとか。
サイトにはもちろん「警察が示談の仲介をすることはありません」「弁護士や保険会社が事件直後に示談金の振込みを勧めることはありません」「動揺しない、あわてないことです」「事実かどうか必ず確認してください。」など注意事項も並んでいる。
警視庁ではごく最近「オレオレ詐偽等集中取締り本部」を設けたとか。そういえばそうでなくても脅迫まがいの文章を付け、無差別に請求書を送りつけてくる犯罪もあるそうだが、これもそこで対策を打とうとしているのだろうか。
しかしこれらの犯罪は、逮捕されたという話をあまり聞かぬから、現段階では一たん払い込めばやられ損、よほど注意してかからねばなるまい。
こんな話をしていると別の生徒さんが
「ご主人が痴漢行為をされた。発覚するとご主人は会社の地位を失う。今ならお金で解決できる、なんてのもあるんですって。」
「都心にはおれおれ詐欺のテクニックを教える学校まであるんですって」
また別の生徒さんは「この前、「警察ですが、お宅が落とした財布が届けられました。取りに来てください。」って電話がかかってきたの。怪しいじゃない?お金の入った財布が届けられるなんて・・・。それで「おなた、本当の警察なの」って聞いたの。そしたら「嘘だと思うならこちらに電話をかけて下さい。」って言うの。それで電話をかけたのよ。成城警察に繋がって「間違えありません。」ですって。」
不思議に笑い出すものがいなかった。代わりに「そうよ、そのくらい警戒しないと信用できないわ!」の声がみなから上がった。
今日の朝刊は「内閣府が18日発表した「治安に関する世論調査」によると、日本の治安が「過去10年間で悪くなった」と答えた人が86.8%に上った。」幸い、私のところにはまだかかってこないが嫌な世の中になったものである。
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