296「思い切りドライブ・・・・銚子編」(9月20,21日(月、火)晴れ)

交通網が発達しているから、私は都心にはほとんど車では行かない。
しかし銚子に行こう、と決めたとき、外環状道路で三郷まで行く手もあるが、本筋はやっぱり首都高速を抜けて行くのだろう、と考えた。三宅坂JTを右に曲がり湾岸道路に出て東関東自動車道に出ようとしたが、知人に助言に従い、JTを左に曲がり京葉道路経由で出た。成田を越えると車がめっきり減る。
佐原でおりて356号で一路銚子へ。ここは利根水郷ラインと名づけられているが、瓦葺の目立つ古い町並みを通り抜けるのみ、1車線道路だからスピードもだせない。我が家から3時間、12時過ぎに銚子駅、15年位前のガイドブックにあった駅前の「かみち」で「イワシづくし」なる定食、ガイドブック通りの1500円にびっくり。

犬吠埼京成ホテルは灯台の根元にある、太平洋を見渡す露天風呂がある、魚介料理が自慢のコメントに惹かれて楽天経由で予約した。
チェックインまで時間があるのでがけ下のマリンパーク水族館。アザラシが可愛い顔を見せながら狭い水槽をぐるぐる泳いでいる。やがて疲れて目を回してねむりこけるのだろうか。人間の背丈ほどのクジラのペニスが展示してある。でも細い。肝心の時には太くなるのか、など下らぬ心配。庭のプールでイルカのショー。子どもたちを中心になかなかの人気。3頭のイルカが次々に大きく飛び上がるのだけれど、彼らは頭や尾を淵のコンクリートにぶつけることはないのだろうか、とまた下らぬ心配。
99段の螺旋階段を登って犬吠埼灯台に登る。イギリス人技師の援助を受けて建立され、明治7年点灯という古さに惹かれる。眼下の岩礁に荒い波が砕けて散る。灯台入口近くにロカ岬と友好協定を結んだ記念石碑があった。あちらはヨーロッパ大陸西の果て、こちらは日本の東の果て?「ほととぎす 銚子は国の 突っぱずれ」・・・いい古句だけれども、「なぜ、ほととぎす?」と考える私はひねくれ者か。
ホテルは日帰りの客も多くごった返している。これだけ客を集める営業の努力に関心!それでも露天風呂は気持ちいい。近頃はやりの循環風呂か、水道水入りか、と心配するがこちらは源泉湧出口が岩の上にあり、成分表も掲示してあるから安心なのだろう。ただし無色透明、成分はナトリウム塩化物等・・・・いつか稲取温泉に行ったとき女中に成分を聞いたところ「エヌエーシーエルでございます!」と大きな声で答え、それって塩じゃないの、と聞こうとしてやめた、あの伝である。ただしこんな塩水温泉も地下1500メートルからくみ上げていると聞けば、ちとありがたみが沸くか・・・。

海産物づくしの夕食に満足して早寝しが、それでも寝過ごし、日の出を見損なった。気がつくと部屋の窓から灯台の横に丸い太陽がぼんやりと見えた。朝食を終えて、早速駅近くの魚市場。閑散としている。近くにいたおじさんに聞くと「今日は時化で市場はないよ。」結局、今来た道を戻ってあいたばかりみやげ物やで干物などを買い求める。
海岸沿いを南に向かい、大原で内陸に入りできれば養老渓谷を楽しんで、木更津からアクアライン経由で帰ろうと計画。
九十九里ビーチラインとなづけられた30号を行くが、海が良く見えるのは410円を払って乗る九十九里道路の区間だけ。しかしそのあたりは波が豪快におしよせ、海に来たなあ、といい気持ちに成ること請け合い。
大原を右に曲がる頃にはもう昼食も終り、12時を大きく越えていた。
大原から465号。こうして道路マップを開くととにかくゴルフ場の多さに驚かされる。私も買った口だが、あのころ日本国民は何を考えていたのだろう。
五井と大原を結ぶ小湊鉄道はこの辺ではいづみ鉄道という名前らしい。何度も交差するが単線で電車など来る様子はほとんどない。上総中野から32号に入り、本当の山道を養老川沿いに進む。ひたすらドライブ。地図には「清澄養老ライン」とあるから何かあるだろうと思ったが何もなかった。後で調べたところもう少し上流に温泉などがあるらしい。

木更津から東京湾アクアライン。海ほたるに初めてよる。5階がレストラン、4階がお土産ショップ、下が駐車場になっている。はやっているようには全然見えぬが話の種。外にでると海風がものすごく強い。遠くにお台場あたりの高層ビル、北にはデイズニーランド、東には千葉市などが見えるとのことだが、かすんでいてはっきりとは分からぬ。
トンネルの中で右車線を90キロくらいで走っていたら、後ろのトラックにしつこくバッシングされた。トンネルの中で車線を変えろとは筋が通らぬ、とそのまま走り続ける。トラックはなおも後ろにぴったりくっつき、バッシングを続けた後、真ん中の車線を使って私を追い抜いた。急ハンドルで私の前に出た後、怒ったらしく尻を左右に何度も振りながら、走り去っていった。おお、恐!事故でも勝手におこしやがれ。
その後、出口を間違えて一時パニクったけれども、道路わきにあった羽田東急のボーイに聞いて、どうにか環八に出る事ができた。我が家に7時近くに戻る。二日の行程370キロ近く、お疲れ様でした。

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