304「新潟地震」(10月23日(土)曇り)

ぐらぐらときたゆれに「恐い!」ガールフレンドはもう机の下にもぐりこまんばかりである。私も一瞬「この先、どーんとくるか、おさまるか。」と身構える。テレビは突然画面が変わり、新潟県で地震との報道、ついで地図が流れ、小千谷付近に6+の表示を初め、新潟各地で大きな数字、東京や埼玉にも3の表示がでている。
ゆれは少し長かったが、どうにか収まった。ところが「あの各地のテレビカメラはどうなっているのだろう。ゆれている様子が映っているけれど、カメラ自体が揺れれば画面は揺れないはずだ。」などと、人心地ついてしゃべっているとまたぐらぐら。余震である。「きゃー、私、ゆれには弱いのよ。」「僕だって同じだ!」

翌日の朝刊やテレビ報道も合わせて情報をまとめると
・ 今回は小千谷市のほぼ真下を震源とする1999年の阪神大震災と同じ直下型地震。震源の深さは10-20キロの浅いところで、震源の真上で大きな被害をもたらすのが特色。真下の地殻内で、北西と南東の両方から力が加わり、震源部分が盛り上がる「逆断層タイプ。」断層のずれは最大で1.2メートルにも達したとか。
・ 地震の強さは、阪神大震災以上というからものすごい。余震は6クラスの大きなものが2度、感知しただけの小さいものまで入れれば、翌朝までに100回以上、それでも気象庁はまだ余震が起こる可能性があると注意を喚起している。
・ 新潟県内で9人死亡、けが500人超、行方不明6人(24日の朝刊では死者23人、負傷者2000人)になった。一方で今回始めてNHK第3チャンネルで安否情報を流していた。各地で家屋倒壊などが起こり、停電は27万戸を数え、ガス管、水道管がストップし、折れているものも多いらしい。家が壊れ、一家が車の中でヒーターをつけながら一夜を過ごしたなどの例も報告されている。孤立している村落があるとの情報もある。阪神大震災のように大規模な火災が発生していない事がせめてもの救いかもしれぬ。
・ 道路は各地で陥没するなどの被害が起きた。関越は今でも一部で普通である。またどこかトンネルで崩落が起こったらしい。土砂埋まった車があるかどうかは不明。
・ 幸いにけが人等はでなかったが、上越新幹線浦佐、長岡間で車両が脱線する事故が発生した。新幹線には一定以上の地震を感知すると、列車を緊急停止させる「装置自身見地システム」がついている。営業運転中の新幹線の事故は、開業30数年以来始めてで、国土交通省は原因分析を急ぐという。

24日の日経新聞の「春秋」、夕べあわてて書いたのだろう。今回の地震についてのコメントである。最後の方に次のようにあった。
「日本列島は、地震の巣の上にあるといわれる。百五十年前の安政元年には東海、南海地震が連続して起きた。そして翌年には、直下型地震が江戸を襲っている。この国に住む人にとって震災は他人事ではない・・・・・」

危険なことは分かっているけれども我が家は地震対策は全く出来ていない。戸棚も本棚もぐらぐらときたら何時倒れてもおかしくない。2階の書斎には寝たくない。あそこは左右に本棚がたっているからだ。そういえばアパートも地震保険に入っていない。
被災された人々は気の毒と思うし、救援を急ぐのは当然のことと思うが、まず思いをめぐらせるのは己のこと、皆さんの場合は如何ですか。

後記(10月28日)
早いもので、もう5日になる。しかしまだ強い余震が続いている、避難所での生活も限界に来ている、お年寄りが耐えられず次々に亡くなられている等の報道、本当にお気の毒と思う。不明になっていた母子3人連れの車が見つかり、男の子が奇跡的に救出された話がせめてうれしい。ガールフレンドと、この歳まで、こうして元気に幸せに生きてこられたことを喜び合う。

註 ご意見をお待ちしています。
e-mail agatha@bekkoame.ne.jp
home-page http://www.bekkoame.ne.jp/~agatha