テレビで貯金ならぬ貯筋という言葉を聞いた。
ごく特殊な言葉だろうと思ったが、ウエッブサイトを調べると、これについてのサイトが1200件以上もあることに驚いた。一番最初にであった「貯筋運動のすすめ」というサイトを参考にまとめてみる。ここはどうやら青森の八戸保健所が作っているサイトらしい。
若者の大腿四頭筋肉(太ももの前側)は体重1kgあたり約25gあるが、加齢と共に著しく減少してゆき、70歳代では15gに低下する。そして筋肉が10g以下になると歩行困難になると考えられている。
(寝たきりライン)
高齢化社会の中で「寝たきり」の大きな原因に下半身の筋力不足が挙げられる。そこで老化をなるべく遅らせ、寝たきりという最悪の事態をさけるために「貯筋」、すなわち筋肉を鍛えましょう、鍛えておけば入院、骨折、風邪などのアクシデントがあっても、回復したときすぐにもとの生活に戻れる、というのである。
具体的には腕の貯筋として、腕立て伏せ、腹の貯筋として腹筋運動、太腿やふくらはぎの運動としてスクワットを進めている。腕立て伏せは分かると思う。腹筋運動は必要なら座布団等を使い、仰向けになった状態から起き上がるのである。スクワットは必要なら壁等を使って、膝を深く曲げたり伸ばしたりするのである。詳しい方法、必要な回数等についてはサイトを参照して欲しい。
別のサイトではこれにジョギングをいれているところや、こんな定義に関係なくヨガや中国体操みたいな運動を取り入れているところもあった。さらにあるサイトでは
「厳密に言いと、貯筋運動をするだけでは貯筋は増えない。運動は、それ自体は筋肉を壊す作業。筋肉に負荷を掛けて細胞を壊し、その部分を修復する過程で筋肉は十分な栄養を取り込んで太くなってゆく。筋肉はたんぱく質で出来ているから貯筋運動をおこなうときはタンパク質源となる肉や魚、卵やマメ製品などを補給する事が大切になる。補給のタイミングも、運動後なるべく早い方が効果的だという研究が発表されている・・・。」
もっともこの結果腹が出すぎるとどうなるのか・・・その辺は書いてない。
もう国民運動?にでもなっているのだろうか。あちらの町でもこちらの町でもやっている。高騰する老人医療費を下げるために、健康な生活を送ってもらうようこの運動を推進している、との話を聞いたこともある。
ただ私の個人的意見を言えば、貯筋のための運動は別に上の三つに限定する必要はないと思う。筋肉を鍛えるのであるから、恒常的に、つまり毎日やらなければいけない。すると、鍛えること自身が楽しくなければならないのだと思う。
私の場合、現在はまず朝のラジオ体操とジョギング、週日は朝食を終った後、スポーツクラブに行き、水泳、水中ウオーク、自転車こぎ、それに機械を使ったトレーニングを少しおこなう。これは昨年膝を痛くして、医者に相談したところ、ジョギングをへらして水中ウオークや自転車こぎを主体にしたらどうか、と勧められたからだ。おかげで少し大腿に筋肉がついてきたのか、今年はまだ膝が痛くならない。先日、紅葉の美しい日光を歩いたが問題なかった。結局自分にあった貯筋運動を見つける必要があるのだろう。
最後にこんな風に書くと私のように暇でないとできない、と思う人があるかもしれない。しかし仕事をしている人はそれだけで立ったり、座ったり、運動をしているのだ。嘘だと思うなら万歩計をつけてみるとよい。何も運動していないようで結構行く。それから貯筋運動が必要なのは、もちろん老人の域に入ってから・・・・若いうちからむやみに意識することはない。体がなまると思えば好きな運動でもやればいいと思う。
一言蛇足・・・貯筋は大事だけど、貯金はいいかどうか知りませんよ。どうせ余れば、子どもが持っていくだけだから・・・・・。
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