ラジオの英会話のヒアリング講座でビングクロスビーの「赤鼻のトナカイ」をやっていた。歌の英語というのは難しいねえ。最初に8頭のトナカイの名前を紹介しているがあれは「ダッシャー」「ダンサー」「プランサー」「ヴィクセン」「コメット」「キューピッド」「ドンダー」「ブリッツエン」と言うのだそうだ。聞き取れるわけもなくウエブサイトで調べてようやく分かった。分かったのは赤鼻のトナカイの名前「ルドルフ」くらい・・・。
この長文の日記を書き出して3年半になるのだけれど、毎年、この時期にはクリスマスの薀蓄を一つや二つ書いている。220回ではクリスマスの歴史というそのもの図張りを取り上げた。先日知らない女性からメールが入った。ワクワクしながら開くと「あなたのクリスマスについての情報を学校での発表に使いたいがよろしいか。」というもの。私のもサイトからの受け売りですよ、と断って結構ですよ、と書いた。同じ物を取り上げても面白くないから今年はサンタクロースが贈り物を運ぶ現場からレポート?
なぜサンタクロースがトナカイにひかれたそりで動きまわるか、不思議に思いませんか。だってサンタクロースの元になったセント・ニコラはトルコの人、クリスマスの発祥はローマあたりの土着のお祭りがキリスト教に取り入れられたからとか、どこに雪やトナカイが出てくるのだろう。これはニューヨークに住んでいた神学者クレメント・クラーク・ムーア(1779-1863)が、1822年に自分の子どもたちのために作った「聖ニコラスの訪問」の中で、初めて八頭のトナカイがひくソリに乗って空を飛ぶ事が書かれているそうだ。サンタクロースの衣装自身の由来は、1930年代の終わりにコカコーラか何かの宣伝であのような衣装で登場したのが始めて、とか聞いた事がある。
ところで、若い頃、童話を書こうとした事がある。そのとき、世界中の子どもにプレゼントを一夜でするとしたら、サンタクロースが何人、トナカイが何人必要だろうか、などと考えた事がある。ところが今回それを研究?したズバリそのもののサイトを見つけた。
世界の子どもたち(15歳以下)は、96年の世界人口58億人をベースにすると18億6000万人、しかしイスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教、仏教を信じる家の子どもたちは、サンタの活動の対象外とされているようなので。「サンタ活動」対象人口は2億7000万人である。(この計算で日本が除かれているかどうか定かでない)キリスト教国の一世帯平均子ども数は2.57人/世帯なので、サンタ活動対象世帯数は1億800万世帯である。
この数字を元に、サンタの活動時間を30時間と仮定して計算すると、1ミリ秒の間に1世帯を回らなければならない。その間にたった一人のサンタはソリを飛び降り、煙突に飛び込んで、靴下にプレゼントをつめ、ケーキのツマミ食いをし、煙突を駆け上がる。よい子一人当たりのプレゼントをレゴブロック(中セットで重さ2ポンド)とすると、ソリに要求される積載貨物重量は321300トン、アカハナノトナカイが特別力持ちで3000ポンド牽けるとしても214200頭のアカハナノトナカイがいる、サンタは大変としている。
私なら一人100秒かかるとするとサンタは10万人必要、と考える。サンタ一人当たり32トン、8頭立てで一頭あたり4トンの負荷と計算したくなるところである・・・・、ま、何にしても馬鹿馬鹿しくなる話。
しかしそんな非現実な話は別にしてサンタクロースの話は夢があっていいねえ。今の子どもたちはサンタをいくつくらいまで信じるのだろうか。煙突がない家でどう考えるのだろうか。子ども時代、今夜はどこから来るか分からぬがサンタがくる、きれいな靴下を飾っておこう、ついでに今晩こそはサンタを見ようと懸命に寝ないようにしたがやっぱりダメだったことを思い出す。
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