370 「ありゃア、なかなかいい女だよ。」(6月25日(土)晴れ)

男同志の集まりなんて、酒が入るに連れて、ろくでもないことに移ってゆく。
現役は来年定年を迎えるB氏一人、後は長老のAさんを筆頭に5歳も10歳もすぎたオジン、合計4人。

話題になったCさんは結婚しなかった。もう定年に近いだろう。
彼女はわれわれと時々仕事で接点があったからよく知っている。
なかなかの美人である。私もバレンタインデーに一度か2度チョコレートをもらって鼻の下をながくしたことがある。仕事の良く出来る女性だったが、少しきつかった。隣の係長が何か書類を間違えて提出したところ、机の上に「以後、気をつけてくださりませ。」と書いた紙切れがその書類にとめて突き返されていたのを覚えている。
「でも彼女は本質的には男を知らない。」
おい、おい、もう少し小さな声で言え。Aさんは大分酒が回っているようだ。
ふと彼女をどう考えたらいいのだろう、そもそも「いい女」とはなにか。Cさんのような女性は会社にも結構いた。Dさん、Eさん、Fさん等々。みなどうして結婚しなかったのだろう。

家に戻り、酔いもさめてからパソコンにむかう。
ヤフーの検索サイトに「いい女」と打ち込んでみる。何とヒットは20000件以上。
いい女を投票で決めるサイト:
今のところ、1位山口智子、2位小雪、3位深田恭子・・・・・みんな、知らねえや。
松たか子、松嶋菜々子、藤原紀香、吉永早百合、沢口靖子・・・この辺になって少し頭の隅に入っている名前が出てくる。

いい女度テスト:
毎週変わるらしいが、15ほどの質問に答えて、あなたのいい女度を測定しようというもの。答えを書かぬと判定してもらえぬから、全部最初の答えにしてクリックすると、あなたは一番いい女、とご託宣。
・師走。もっとも気合が入るのは、クリスマス関係で、忘年会ではない。
・「羨ましいなあ」と思う友達の行為は、起業・独立でマンション購入ではない。
・ないと困るのは、音楽や映画で高級ブランド品ではない。
・休日の朝は、割と早起きで、昼まで爆睡ではない。
・来年の目標は、健康で前向きにであって、絶対・結婚ではない!
要するに自己のある女性。ただ男にはちょっと御しがたい?

「いい女」同盟というのがあった。
「その名のとおり、心からいい女を目指している人を集結させようという同盟です。心身ともにキレイになって見返してやりたいと思っている人がいる、ただ単にいい女になりたい、今でも十分いい女だけどもっと上を目指したい、などなどそんな貴女の参加をおまちしています。」
このサイトの応募は女性に限られている。しかし「いい女」を決めるのは一体誰なのだろう、自分自身としたら単なる自己満足か、などと思ってしまう。それに何となく私自身がイメージしていたいい女とは大分違う。「ふれなば落ちん」・・・そんな弱い女性ではなく、自立した他人にも自分にも厳しい女性のようだ。結構だが,男も相当覚悟しないとそういう「いい女」には相手にしてもらえそうにない・・・。

ここまで考えて、「男が考えるいい女」と「女が考えるいい女」は違うと気がついた。
あるサイトに以下のようにあり、なるほどと思った。
「(女性が考える)いい女というのは自分一人でも勝手に輝くものです。それは、彼女の中に、欲や情熱、そして野心があるからです。これは統べて自分に対してのものですから、自然と自分を輝かすことになります。・・・いい彼女(男性が考えるいい女)は、本人は全然輝いていない場合がよくあります。それは、彼女の中に、多くの愛情があるからです。愛情は、自分のためではなく、人を潤すものです。」

AさんはCさんをどういう意味で「いい女」と言ったのだろう。

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