猛暑は一転し、今日は梅雨が逆戻り。
夕方、知人と会食。酒を飲みながら雑談をするのは楽しい。最近定年退職した彼は、会社で東南アジア出身者に日本語を教えるのだそうだ。
「よくきかれるのが「あります」と「います」のちがいなんだ。」
言われて見ると何気なく使っているが、難しい。
「大体は生きてるものが「います」で、物が「あります」なんだ。だれだれさんは「います」で、かぼちゃは「あります」なんだ。金魚は「います」、でお刺身は「あります」。しかし例外もある。幽霊が「います」。昔々、おじいさんとおばあさんがありました。」
「こんなことと思いながら、パソコンで「いますあります」を検索してみるとでるわ、でるわ、びっくりした。」
それか「そういえば「が」と「は」の違いも難しいなあ。」などとひとしきり議論。
我が家に戻ってガールフレンドのAさんに電話。ところがAさんは、心ここあらずの様子で「今テレビで日本語の常識テストをやっているのよ。こんなに出来ないなんて気がつかなかった。あなたもやってみたら・・・・。」
仕方なく早々に電話を打ち切ってテレビをつけると6チャンネルで「日本語チャンピオン決定戦」と銘打ち、ラサール・石井など多くの人が答えていた。10問でワンブロックになり10ブロック100問のテストである。
ブルドーザーか、ブルトーザーか。バドミントンか、バトミントンか。
さようならか、さよおならか。たいいくか、たいくか。こんにちはか、こんにちわか。
遺憾か、遺感か。泥仕合か、泥試合か。丸坊主か、丸坊頭か。
枯れ木も山のにぎわいか、枯れ木も花のにぎわいか。被害を受けるか、被害をこうむるか。
最後の3ブロックは採点をしながらやった。7問、7問、8問正解であった。
翌日になって日本語チャンピオンで検索すると、放送で出された問題をダウンロードする事ができた。答えもある。後半はやったからと前半のみ書き出してみる。成績は可もなく、不可もなく・・・・・・。
やっているうちに普段は気づかぬが、問題を見て初めてどちらかと思考し正解にたどりついたものもいくつかあった。
「いちどうに会する」は一堂か、一同か。みんなが一致してその案を支持した場合はみな同じ意見だから一同、しかし会議であったのなら同じ場所で一堂。
「物事の肝心な部分をズバリ捉えていつこと」は矢がちょうど的に当たった感じだろうから「的を得た意見」ではなく「的を射た意見」
しかしレクリエーションか、リクリエーションか、考えた末、リクルートなどというから後者にしたが、間違いだったようだ。
知人ならずとも、普段使っている日本語だが気のつかぬものがあるのだなあ、と感心。もっとも日本語も時代とともに変わってゆく・・・この試験問題はきっと語源にさかのぼって正解を決めたに違いない。しかし間違った方が、今では日常的に使われている場合もあるような気がする。その場合、正解をどう考えるのだろう。
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