376「夏休みラジオ体操会」(7月21日(木)晴れ)

「6時16分か17分に行ったんですがね、もうヤクルトが売り切れだったんですよ。」
いつも会うその男は、小学生らしい娘さんを連れて来ていた。「明日もらえるように早く来ようね。」といいながら、ずいぶん沢山きたものだと感心。確かヤクルトは200本は用意したはずだ。今日から31日まで、夏休みラジオ体操会。近在の子どもたちがわんさと押し寄せてくる。
木曜日だから私の指導日。子どもたちの多さと、ラジオの音の低さに影響されたせいか、2,3箇所、間違えてしまった。首をひねると同じ指導員のAさんと目と目があうのだからたまらない。余りうるさいから、ラジオ体操に入ってからは「一、二、一、二・・・」と声をだしながらやった。私のまん前にガキンチョ3人組。私が足を上げると、足先が付かんばかりにあげる。なかなか元気があってよろしい。
近くのK小学校が多いのだそうだ。「小学校でやらないんですもの。」と準備の委員会でメンバーの一人がいっていた。別の小学校では父兄が指導するが、よく指導できない、そこで今年は何人かの指導員が指導に行くのだそうだ。先生が指導すればいいのに、と思うが「だって最近の先生、ラジオ体操できないんですもの。」

昔はそうじゃなかったような気がした。夏休み学校でラジオ体操が指導され、親は眠たがる子を引き連れて行ったように覚えている。先生がラジオ体操ができることは当然と考えていた。今はどうなっているんだろうと、すこしウエブサイトを調べる。
「ラジオ体操は「国民の体力向上と健康の維持・増進を目的に昭和3年に始められた。戦時中中断していたが戦後復活し、昭和26,7年に第一、第二体操が定められた。 藤浦洸作詞、藤山一郎作曲の新しいラジオ体操の歌「新しい朝が来た・・・」も昭和31年に発表された。」

全国で広く行われるようになったわけだが、これが学校教育とどうリンクしているかというとどうもあやしい。
「小学校におけるラジオ体操の実態」と言うアンケート調査によると
1 ほとんどの児童はラジオ体操を経験している。
2 村落ではよく行われているが大都市では実施率が低い
3 運動会では善く行われるが、体育の授業で本格的に行うところは少ない
4 児童の取り組み姿勢はおおむね良好だが、動作は必ずしも正確ではなく、余り楽しそうにやっているようには見えない
5 教員の評価はおおむね良好である。しかし個々の小学校の実情に合わせるべきだとし、積極的に評価しようという動きは余り認められない
6 体育教育で児童の体力や行動につき、問題が多いとする。特に柔軟性にかけるとの指摘が多く、「同じ姿勢を長く保てない。」とする意見も多い。
6について妙正寺公園ラジオ体操会でも「第一、第二は長すぎる。生徒が疲れてしまう」と言われた指導員がいるとか。

さらにアンケートでは希望として ビデオが欲しい、冊子が欲しい、指導員を派遣して児童に指導して欲しい、教員に指導して欲しい、講演して欲しいなどと述べている。
一方では町内会や子ども会の活動が停滞する一方、先生のほうもサラリーマン化し、そういった得にならぬものは真剣に取り組まぬ、というような傾向があるのではないか。そんな風に思った。

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