379「お昼寝の薦め」(7月25日(月)曇り)

私は普通、スポーツクラブで運動をした後、駅近くのレストランで昼食を取る。その後、近くの喫茶店に行き、文庫本など広げて1-2時間過ごす。ところが眠い。文庫本が床に落ちてあわてたりする。さすがにコーヒー茶碗をひっくり返したことはないが、心配。
今日は工務店が3時に来るというので、喫茶店に寄らずに帰った。そこで変わりに昼寝。

ヤフーの検索で昼寝&効果と入れてみた。30000件以上ヒットし唖然。
人間生理的に1日2回程度眠気が来る。強い眠気は夜12時、軽い眠気は昼2時頃といわれる。従って昼寝は午後2時―3時前が最適。15-20分くらい椅子に座って眠るのがよい。ノンレム睡眠の初期の浅い眠りで、脳の活動レベルが下がる前に目が覚めるため、覚醒への移行に無理がなく、目覚めがすっきりするという。
寝すぎると、深い眠りに入ってしまい、心拍や体温が下がって身体がだるくなったり、頭がぼうっとするのでよくない。
昼寝する直前にコーヒー、ココアまたは緑茶を飲むとよい。カフェインが20-30分くらいしたら利いてきて寝覚めがすっきりする。

最近陽気のさえいか、ガールフレンドのAさんは「眠くて仕方がない。歳のせいかしら。」とぼやいている。昼寝が老人によいのか、どうか興味のあるところ。昼寝をしたらそのままあの世に行く、などということはないのだろうか。しかし心配無用だった。近年の研究では、高齢者の昼寝はむしろ奨励すべき事が分かっている。
昼寝の習慣を持つ人の方が持たない人より意欲的な生活を送っている。国立精神・神経センターの高橋清久氏等の研究によると、30分以下の昼寝を習慣的に取る人は、それ以外の人に比べてアルツハイマー病にかかる危険性が0.3倍という結果がでている。広島大学の堀忠雄教授の高齢者を対象に行った実験では、30分の昼寝の後と前では最大血圧で平均8.6mmHg、最小血圧で平均15.6 mmHgも血圧が降下したという。

ビジネスマンむけにその効用を説いているコーナーもあった。
いわく自己予防に役立つ。仕事のミスがなくなるというのである。いわく自己評価upに役立つ。作業成績そのものは余り変わりがないが、眠気が強まると達成感が脅かされるなど心理負担がおおきくなるのだそうだ。いわくストレス解消/リフレッシュに役立つ。眠りというのはストレス源を一時的に完全にシャットアウトするため、短時間でもリフレッシュできるというのである。
このような事が知られてきた影響だろうか。ある新聞情報によると都心に「昼寝スペースサロン」というのがあるそうだ。「ヘッドホンや枕の貸し出し、寝起きのコーヒーは無料で、時間になると起こしてくれる」等々。またデスクで昼寝する人むけの枕、香りや炭入りのアイピローといった昼寝グッズも販売されている。企業によっては、午後の一定の時間が来たら、オフィスの電気を消し、全員が寝ることを奨励している企業もあるという。
スペインのアリカンテとかいうところに滞在していた人の話が載っていた。向こうでは「シエスタ」という昼寝の習慣がある。銀行の営業時間は8時半開始で午後1時か2時に一旦クローズ、午後5-6時に再開して2時間で閉店となるそうだ。このサイトの筆者は「自分もそれに合わせるため昼食時にワインを飲むことにした。」とか。そういえば同じ様な話を昔出張したインドネシアでも聞いた事があった。


日本もこういう習慣がこれから広がって行くのかもしれない。時代をいつも先取りする私は、会社時代にこれをしばしばやった。ただし専用の昼寝コーナーがなかったから、会議中にやむなく・・・・・。上長の評価が芳しくなかったことは言うまでもない。

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