395「タイガースの株式上場、結構だ!」(10月6日(木)曇り)

村上ファンドが阪神電鉄の株を38.4%も取得し、プロ野球阪神タイガースの株式上場を求めている。阪神側は株式会社化を拒否した。
しかしプロ野球球団の株式会社化は、可能であるならばやって全然おかしくないと思う。
特定のものが球団を私物化する、などという非難は時代錯誤だ。
いまや電気・ガス・鉄道などの公共事業、大学、病院みな株式会社化されている時代である。当然ながらある日どこの人間に買収されるか分からぬ。そういう意味では今回の騒動はタイガースの話は枝葉末節、阪神電鉄という公共機関がファンドにのっとられ、転売される可能性のほうが大問題なのだ。しかしその話は主題からずれるから置いておく。しかしそんな時代だからプロ野球の球団も上場して当たり前ではないか。

ガールフレンドのAさんの発言「どうせまた儲けたいんでしょう。いやだわ。」
確かに村上ファンドは、金のことしか目がないように見える。
今回のやり方にあのホリエモンが感心していた。「転換社債を使うとはうまいやり方だ。」転換社債は大量保有を届け出る義務がない。それを大量に買い入れ、あるときにわっと株式にかえる。目を付けたのは含み益、梅田の土地など簿価が1000万円行かないのに、路線化で300億近く、実際はその何倍もあるとか。ファンドの狙いは、これに加え、阪神タイガースを上場させ株価を吊り上げ売り抜けよう、というのだろう。
しかしタイガース上場の主張には経済合理性がある。株式を公開すれば株価は実際よりかなり高くなるように思う。熱狂的な阪神ファンなら必ず株を持ちたくなるはず。うまくゆかなければ、推進するために株主優遇策も考えたらいい。沢山持っている株主にはネット裏席を提供する、金本と握手できるなど。
テレビではいろいろな人が意見をのべているが「それで阪神が強くなるならよいではないか。」という人が目立つように見えた。彼は選手にはストックオプションを持たせればいい、とも主張しているそうだ。素晴らしい。選手も自分たちが努力し、成績につれて株が上がり、懐も潤うならやる気がさらに増す。

プロ野球教界とはなん古い体質なんだろう。今シーズン前のライブドア参入問題。みんな目じりをあげて反対した。そのくせ楽天とソフトバンクが球団を持つことは許した。ライブドアと参入した2社の違いは一体なんであったろう。しかもライブドアの申し出が結果としてプロ野球界全体の復活に貢献したことを忘れている。
今回の村上提案だってあれと同様、とんでもないことに見えるのかもしれない。しかし考えてみればプロ野球界をまた1歩脱皮させるものなのだ、と思う。協会はむしろこれをプロ野球界全体に対する提案後考え、さっさと従来の規定を見直したらいい。

選手の年棒が高い、球団の経営が苦しいなどというなら阪神のみならず、巨人も、広島も、ロッテも、西武も、株式上場すればいい。よそ者が球団を支配するなんて・・・・というなら地元の旦那衆が株を買ってしまえばいい。年間赤字が出るといったってせいぜい10億単位の話しだ。それもしたくないなら愛情がないだけ。

大体一つの会社が球団を支配している現状の方がおかしい。ファンは何も鉄道会社に奉仕するために阪神を応援し、新聞社が好きだから巨人を応援し、チューインガムが好きだからロッテを応援しているわけではない。
青い目が球団を所有しようとよいではないか。現にシアトルマリナーズの経営権はニンテンドウが握っていると聞く。

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