犯人が捕まったからいいようなものの和歌山や大阪で起きたエアガンを走行中の車に発砲した事件は世間を震撼させた。一度首都高で、執拗に道を譲れと追いかけられ恐い思いをした。あんなときズドンとやられたらと思うと他人事とは思えない。
しかし私は平和主義で銃のことなど馴染みがない。少しウエブサイトで調べてみる。
銃刀法では「「鉄砲」とはけん銃、小銃、機関銃、砲、猟銃、その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬鉄砲および空気銃(圧縮ガスをしようするものを含む)をいう。」となっている。実質的に日本人が所有できるのは空気銃、散弾銃(ショットガン)、ライフル銃の3種類であるが、ライフル銃は一定の実績がないと所持できない。散弾銃はクレー射撃用、標的射撃、ハンテイングで免許が必要になる。
空気銃は一般にはエアガン、あるいはエアソフトガンとも呼ばれ「トイガン・玩具」である。こちらは警察に行き講習会をうければそれだけで保持が許される。もちろん18歳以下、精神障害者、アルコール、大麻等の中毒者、住居不定者、殺人などの前科者、暴力団関係者はもてないことになってはいるが・・・。
圧力は4気圧も行けばいいほう、いづれもパワーは大体1J(ジュール)以下で設計されている。(ジュールとはエネルギーの単位で0.5x弾重量kgx弾速m/sx弾速m/s・・・高校時代の授業を思い出してください。)具体的には0.2gのBB弾と呼ばれるプラスチック弾なら約100m/s以下で、スズメを打ち落とす程度とのことである。
エアライフルというのは言葉は似ているが大分違う。こちらは免許制で、圧縮空気を使う。圧力は200-300気圧、初速は250m/s、4.5-5mmの鉛玉を使う。
エアガンはパワーソースの違いにより、三つのタイプがある。
まずはエアコッキングガン、これは銃のスライドなどを後方に引き、シリンダー内の空気を圧縮、この力で銃弾を発射する。次ぎにガスガン、マガジン内に内蔵されたフロンガスタンクのバルブを開放することで銃弾が発射される。電動ガンはピストンの力によって空気を圧縮し,その力で銃弾を発射する。これはセミオート(単発うち)とフルオート(連発うち)の切り替えができることが特色。
ウエブを調べると滅多矢鱈にエアガン関連のページがでてくることに驚く。通信販売で非常に多くの種類が売られている。中には赤外線装置つきまであるから驚き。改造パーツもいろいろ売られている。しかも最近では素人の購入者が目立ち、手ごろな値段のものが売れているという。サイトには最近の事件を繁栄して、うちの銃を改造して事故をおこしても責任は負いかねます、などあわててコメントを入れたものも目立つ。
これらを改造すること自体は実は違法ではない。ただし改造後に「殺傷能力」を持った、と判断されれば、銃刀法違反に問われる。
改造は具体的にはエアーコックガン、電動ガンではスプリングを強化すれば圧縮比を高める事ができるので簡単にパワーアップと飛距離を伸ばす事が可能。
ガスガンはバルブの流量を多くすることで強化する事ができる。ただし現在発売されているガスガンの多くはブローバックといわれ、スライドが後退して自動装填する構造となっているため、バルブの流量をアップしてもパワー、飛距離ともほとんど変化しないどころか銃本体が破損する可能性があるため最近ではほとんど見られない。
日本は「銃のない社会」である。国民は個人としては自衛の手段を持っていない。それだけに特定の人物が銃を持つことは羊の中に狼を放置するようなもの、取締りを厳しくしてほしい。具体策についてごく一般の市民も入れて議論して欲しいと思う。
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