シベリア寒気団が張り出してきたのか、寒くなってきた。冬将軍の到来である。
クールビズにあやかって、こちらもとこの冬はウオーム・ビズなるものを売り出すとかで、衣料関係の会社は売り上げ倍増と手ぐすねを引いている。遠赤外線を発する天然石を素材に混ぜ込んだブラジャー、温度変化に反応する特殊成分を繊維に編みこんだ下着、発熱素材を組み込んだスーツなどあるらしいが、詳しくは知らない。
成功するかな、と実は疑っている。クールビズは、本来なら成功する理由など余りなかった。成功原因は小泉首相である。あの人がそれを来てでてきたとき、世の男も女も多少なりとも格好いい、と感じた。すると普段は飾り気のない、ドブ鼠みたいなオジンも「あれならオレにも出来まいか。」と考えたところから起こったブームのように思う。
これに対してウオームビズ。小泉首相はもうでてこない。
2週間ほど前だったか、NHKのニュースの時間に、ウオームビズの売り場を視察している小池環境大臣をインタビューしていた。「これ、お履きになるんですか。」と聞かれてさすがに少しテレ気味で「デモ暖かいわよ。」と大臣が毛糸のパンツみたいなものをかざしておっしゃっていた。その夜、私は寝床の中で、大臣のお履きになる様子を思い浮かべてニヤリとした。でもこれではお見せするわけにもゆくまい。
環境省はウオームビズ効果として「冬に暖房を23度以上に設定して来た企業は全体の約半数に登る。23度を20度に下げれば暖房の消費エネルギーは約2割減らせる」と説明する。これを元に役人が机上計算で、石油何本分の省エネルギーなどとしたのだろう。
ただ、都心のビルは少し事情が違うようだ。
「真冬でも冷房をかけなけければ室温は28度。窓は開かないし・・・。」高断熱、高気密とOA機器や照明の熱、人いきれなどで、東京都心では、冬に暖房を使わなくても20度をこすオフィスが増えた。「3年前に新築開業した丸ビル以降のビルは冬でも冷房というのが常識」「20度と上限を決めるウオームビズの温度設定は、最新オフィスでは意味がない。」ようするにウオームビズは掛け声だけ、という様相である。
ところで私自身。体にいいか、財布にいいかは自分でも判然としないが、結構ヤセガマンをする。無職であるが、しいて言えアパート管理やら、日記を書くくらいのことはしている。それらを仕事と考えれば職場は自宅かもしれない。しかし我が家は30年近く前に建てられ、もちろん低断熱・低気密を誇っている?
ストーブをつけない。股引も出来るだけはかないようにする。すると寒い。
机のパソコンに向かおうにも、腰の辺りが冷えてとてもその気になれぬ。そこで押入れから毛布を取り出してきて腰の周りに捲きつける。スコットランドで見られる巻スカートの要領である。まさにウオームビズ。なおこの私式ウオームビズにはクリーニング機能がついている。歩くたびに床をこすって小さなゴミを毛布に吸収する!
みなさんはどんなウオームビズをお好みですか?
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