風に強い一日、特に午後からは北風になり急に寒くなった。伊香保温泉に行くのを機会に車にカーナビをつけることにし、オートバックスに行った。アマチュア野球の世界一を決める野球選手権準決勝は、その合間にテレビを覗きながら追っていた。
6回までは緊迫した投手戦だったが、7回に福留が2ランホームランをうち流れが変わった。結局終ってみれば6対0で日本の圧勝。過去2度韓国には負け続け、アメリカ戦で、へっぽこ審判の身びいきジャッジがあって腐っていた日本ファンは、狂気の喜びよう、新聞やテレビもトップで伝えた。
日本と韓国の野球レベルはそれほど差がない、最近韓国がようやく日本のレベルにおいついた、というところじゃないか。しかもゲームは全くの水物。なにが起こっても不思議ではない。今まで向こうには勢いがあった。しかし2回負けても、今回は5分5分、むしろ実力同じ同志なら確率的には日本、と思っていた。イチローの「わが野球人生最大の屈辱」だの「向こう30年は勝てないと思わせたい」という発言は、少々品がないかもしれぬが、追いつかれた状況をよく物語っている。結果は予想通り。
それはさておき、この野球選手権、思わぬところで日韓親善に寄与したのじゃないか、と思う。お互いに野球を3度も戦い、熱狂するなんて本当に平和な世の中じゃないかと喜ぶ。イラクでは連日50人近くの死者が出て最早内戦状態、隣国イランも核施設問題で米国と抜き差しならぬ関係というのに・・・。
密に思う、両方とも反日だの嫌日だのかかげ、それでいて日本にあこがれていながら、中国と韓国ではかなり違うんじゃないか、という気がする。韓国に場合は、本心からどこか日本と仲良くしたがっているように見える。海外で「同じアジア人同士じゃないですか。なかよくしましょう。」と誘い、政治問題は抜きにして積極的に打ち解けようとする・・・・それが私が今まで接してきた韓国人だったように思う。
正直、うまく説明できないのだけれど、一つには中国に比べ、日本とさらに近いこと、共に大国にはなり得ない国であること、儒教の影響か何かは知らぬがまだ古い時代の何かが残っていること、そんな事がもろもろ重なり合うのだろうか。少なくとも韓国は東アジアの軍事大国はめざしていない。
そんな隣同士は、竹島問題で争うくらいにしておいて、スポーツでもして仲良くしてゆくのが一番。今回のゲームの終了後のインタビューでもあれだけ騒ぎながら、韓国人が「日本は頑張ってください。」「この次は勝ちますよ」など、サバサバした様子で語っているのが、礼を考えていると言えばそれまでだがさわやかである。
ま、しかしやっと日本も韓国に勝って決勝に出る事ができたのだから、キューバ戦も勝って欲しいものだ。きっと韓国人も応援してくれるにちがいない。
そういえば日韓スポーツと言えば、浅田真央ちゃんも同じ年の金さんなる強力ライバル出現、ジュニア世界選手権では悔しかったらしいが、次のオリンピックを目指してこれからもぶつかるに違いない。そしてその結果に両方で国をあげんばかりに一喜一憂する・・・なかなか楽しそうではないか。
追記
対キューバ戦、8階裏に藤田がセペタに2ランホーマーを食らい1点差、いやなムードが漂ったが、9回表に西岡のプッシュバントヒット、イチローのタイムリーなどで4点取った。あとは大塚が締めくくりとうとう勝利、初代ワールドチャンピオンになってしまった。ここまでチームを盛り上げた王監督とあのイチローのファイテイングスピリットむき出しの発言に脱帽。結構でした。
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