446「私とホリエモンの歯軋り」(4月13日(木) 曇り)

とうとう最後の日を迎えた。上場してわすかに6年、検察の手が入ってからわずか3ヶ月、ライブドア株が市場から退場することになった。
私も実は500円前後ですこしばかり投資してしまった。売れるに売れず持ち続けている。このまま持ち続けようか、とも考えた。
ライブドア離れが進んでいるとはいえ、子会社群はまだ相当にある。セシールを完全子会社化することも決めた。USENとの連携も決まった。同社はライブドアを株式交換により完全子会社化する、とも伝えられている。するとライブドア株に変わってUSENの株を持つ事ができるかもしれない。

しかし、ライブドアは、この先株主訴訟でいくら払わねばならぬことになるのか定かでない。ライブドア証券など利益の過半を稼ぎ出している会社も出資法違反でもっていられなくなるかもしれない。再上場も目途がたっていない。
その上、上場していない株は損失の3年繰越が税法上認められない。他の株で、私もかなり損を抱えていたが、昨年ほぼ使い切ってしまった。この先の検討のつかぬ株に資金を寝かせておくことは得策ではない。そんな考えから昨日になって妥当な値段なら売ろうと決意をした。しかし売れなくてもそれは仕方がないと考えた。

「今から売るんですか。気配は帰納より30円以上下げていますよ。」と証券会社。売れなければあきらめるまでと私は昨日の終値より1円安い100円で指値をしておいた。ライブドアショックで株式市場は午後は、本来12時半に開くところを13時にしている。さらにライブドア株についてはさらに売買時間が制限されている。
2時売買開始。ところが何時の間にか昨日の終値前後のもみ合いになり、早々に売れてしまった。どうせ株の売買など狐と狸のだましあい。しかしみな何を考えていたのだろう。

最近小さなIPO銘柄にあたった。昨日がその売り出し日でもあった。迷った末、昨日は値がつかなかったが、今朝わずかばかり儲けて初値で売ってしまった。そんなことも重なって終ると、私はなんだかすっきりした気分になった。

しかしホリエモン事件は一体なんだったのだろう。
確かに虚偽記載だから粉飾決算といえばそうだが、あの程度のことは多くの会社がやっているような気がする。投資家は不確かな情報をいろいろ考えながら危険を承知の上で投資を行っている。そして失敗でもそれは自己責任とされている。
もちろん抜け目のない?私は一方で「ライブドア株式被害者の会」に入会手続きはしているのだけれど・・・。
最初に検察が踏み込んだとき粉飾決算の確信があったのかどうかも今となっては分からない。私にはとにかく怪しげだからと踏み込み、罪のオトシドコロをここに持ってきた、というようにも見える。オトシドコロがないことには検察のメンツが立たぬ。
株を分割しすぎただの、金作りだけに走っただのは法的には非難すべきところではない。
それどころか、今回ライブドアを追い出した東証そのものが薦めていたことではないか。
その結果が時価総額8000億に近い企業のあっという間の消滅・・・・・。

「検察ファッショ」そんな思いが胸をよぎる。果たして検察や東証の行為は正しかったのか。出る杭を快く思わぬものがたたいただけではなかったのか。この事件が結局何をもいたらすのか。それはもう少し経ってから、時代が決めることかもしれない。

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