ガールフレンドのAさんが「目の前に時々ゴミが飛んでいるように見える。目医者に行くべきか迷っている。」という。知人のBさんが静岡で目医者をやっているから聞いてみる。以下彼女との電話の内容の再現。ただし技術用語が多いから少し間違えているかも知れぬ。
「飛蚊症ね。飛ぶ蚊と書いてひぶんと読むのよ。大抵は老化現象だわ。水晶体の裏にあるガラス体にシミのようなものができる。ただ例はすくないけれども網膜剥離やそれに近い現象を起こしている場合がある。その場合は手術が必要です。飛蚊症になった場合は、一応目医者に行き、眼底検査をおこなってもらうことを勧めている。」
「どこの目医者でも大丈夫かな。」
「この検査は若い医者がやっているところなら問題はない。しかし余り年をとった医者だと設備や経験がなく、心配ないなどと帰されてしまうときがある。」
「検査は1日もあれば十分なの」
「簡単に済んでしまう。ただ瞳孔を開かせる薬を入れるため、術後30分くらい目がチカチカし、物がまぶしく見えるかもしれない。」
「アトロピンをいれるの。」
これは知ったかぶりである。アトロピンで瞳孔を開かせる話は推理小説で読んだ事がある。
「違うわよ。そんなものやったら1週間も目がチカチカするわ。最近はミオロピン?と言うのを使うのだけれど、それだとずっと弱くて30分くらい。」
「分かった、ありがとう。」というと「ところで湖南さんは健康には問題ないの。」
「全く問題ない。・・・・そういえば一つだけ。眼底に細動脈硬化を認めます、と言われた。しかし別に視力も悪くなっていないことだし、心配ないだろう?」
「毛細血管が直接見られるのは眼底だけなのよ。そこに細動脈硬化の傾向があることは脳にそれが出ないとは限らない。」
もっとも声が笑っている。「またまた驚かして・・・」とそれきりにしたが、電話を切ってから心配になった。そういえば昨年の秋にラジオ体操のときに頭がふらっとして倒れた事がある。あの時はすぐに立ち上がって問題はなかったけれども。また昨日は少し頭がボやっとする感じがして血圧を図った。血圧と言うのは測定誤差がでるから3度続けて計ったところ高い方が134,120,135であった。正常ではあるが少し高かった。もっともそれから運動をして風呂に入った後計ったところ、体が温められて血管が膨張したためか117-120に下がっていた。
あわてて秋に行った健康診断の結果をみなおす。「塩分と脂肪(牛、豚、鳥皮)の摂取を少なくしてください。」とあった。また別紙には動脈硬化は加齢と共に現れるが、その他の危険因子には高脂血症、高血圧、糖尿病、通風、肥満、肥満、喫煙、ストレスの持続、運動不足などがある。多くは本人の心がけ次第で治せるので自分の生活を規制してください。」ともあった。さあ、大変、お正月でまだ残っている肉やハムは捨てるべきか。
AさんにはBさんに聞いたとおりの事をすぐに電話する。「荻窪病院には若い目医者さんが来るから明日早速行ってみる。」とのことであった。」
後記(1月11日) Aさんは早速荻窪病院に行ってきた。幸い網膜剥離の兆候はないようだ。しかし水晶体の膜に一部うすいところがあるから注意しなければならぬ。また飛蚊症は今のところ治す手段はないとのこと、仕方のないことだが彼女は憂鬱そうだった。
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読者の一人から以下のメールをいただきました。
飛蚊症については、小生も40台くらいのときから少し有りました。青空を見ると小さい蚊が1匹飛ぶのです。それが一昨年転んで顔面を打った直後から蚊の数が増えました。眼科に行って訴えてみても方法がないとのことでうっとおしかったのですが、ルティンがきくと聞きまして、半年くらいまえから飲み始めました。このごろではまたちいさい蚊一匹に戻ってます。でもこの1匹は生涯退治できないでしょうね。果たして薬が効いたのか、打撲による障害が一過性のものであったのかは不明ですが、とにかく実感として改善しました。