毎朝、妙正寺公園でおこなうラジオ体操は「モーニングストレッチ」「みんなの体操」「ラジオ体操第一」「ラジオ体操第二」「中国体操」の五つから成り立っている。全部で25分くらいかかるだろうか。今日はその薀蓄を、指導員の私なりに解説してみよう。
「みんなの体操」は8つの体操から成り立っている。数えようによっては10に見えるけれども、最初の手を前に押し出して握る運動、手をぶらぶらさせる運動、前に押し出した腕を体にひきつける運動は、時間が短く一つと数える。
「ラジオ体操第一」「ラジオ体操第二」はそれぞれ13の運動から成り立っている。大抵の体操は第一と第二で似ている。たとえば7番目の腕を横に振り上げる運動は、第一では腕を体に捲きつけ後ろを見た後、大きく片方に振り上げる、第二では左右に腕を振り上げて後ろを見た後、正面を見据えたまま腕を軽く体に捲きつける。比較的違うのは第9と第10の運動である。第一体操第10は、体をぐるぐると回す運動、これに似ているのは第二の第9で、体を横にねじって伸ばした腕をつま先にむけてふる。
これらの体操は「かんぽ」のホームページを開くと模範演技がのっている。筋肉モリモリのお姉さんの模範演技が示され、それぞれの体操で、注意ポイントが掲げてある。(http://www.kampo.japanpost.jp/kenkou/radio/taiso.htm)
詳しくはそちらに譲るけれども、一つ挙げれば、肘を伸ばすという事が特に重要なポイントの様に思う。たとえば第一では第1、第8、第13で腕をあげるのだけれど、余程意識していないと肘が曲がって見えて格好が悪い。
「モーニングストレッチ」は11の小さな体操からなるけれども、ウエブには掲載されていないようだ。しかし軽い運動で、比較的覚えやすい。8つの要素からなる「中国体操」も掲載されていない。聞くところによると、これは軍人の体操だそうだ。そのせいか運動としてはかなり激しい。またかかとを上げないのが原則で、最初のこぶしを突き上げる運動など、かかとを地につけたままこぶしで天を突く様な気持ちで行うと良いようだ。第4のおろしてきた手に向かって足を蹴り上げる運動も、なかなか力がこもる。少し元気がないとひざが曲がって、横から見ると犬のオシッコのような状態になるから情けない。
ラジオ体操で指導員になるには錦糸町にある墨田体育館に月に1度1年通う。指導員になってからももう一度この講習会に出かけたり、地域の講習会に参加するよう薦められる。しかし私は、一度習えば、後は人に聞いたり、ウエブサイトでも見れば次第にうまくなれると思う。ただ、みんなの前で行うから、ショーのダンスのようにそろっていた方がいい。そのためにみなとあわせる必要はあるのだろう。
「ラジオ体操は奥が深い」などと言う人がいるが、私は余り信じていない。誰でも簡単にできる事がラジオ体操の特色である。私は人に聞かれると「正しいラジオ体操は、そうこだわる必要はない。重要なのは毎朝早く公園に出てきて運動をすることを何年も続けることだ。その目的は己の健康のため、1日のスタートを気持ちよくきり、元気で過ごし、その元気を長続きさせることだ。」といっている。
皆さんも己の健康のために、ラジオ体操をやることを習慣にしましょう。
註 ご意見をお待ちしています。
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