妙正寺公園では、毎年7月末に夏休み子供ラジオ体操会が開かれる。近くの子供たちがわんさと押し寄せる。今回はその時系列的報告。
(21日) 5時半頃外に出ると雨である。梅雨の末期、どうしてもこの時期は雨になりがち。早めに行くと、公園の藤棚の下にAさんがいた。一緒に6時半くらいまで雨の中で立ち話をしながら待った。お母さんやお父さんに連れられた子どもたちなどがぽつぽつとやってきた。「雨でも体育館でやっている」とお母さんに言われてきた子もいる。中止を告げると皆残念そうに帰って行った。
(22日) また完全に雨である。子供もほとんど来ていなかった。公園をぐるりと一周して帰ってきた。朝の体操代わりであのB氏もきていた。地震で大きな被害を受けた新潟の話をしていた。ラジオ体操がのんびりできるなんて幸せ・・・・。
(23日) 日記を書いていて気がついたら6時10分前、外に出ると霧雨がしぶいている。この程度だったら出来るかもしれない、とあわててでかける。濡れることは割りに平気なほうだ。公園に着くとまたAさんなど数人がベンチのあたりで話している。「今日はどうしますかね。」すると「中止、中止!」「こんな日にやって風邪でも引かれたら何を言われるかわからない。」「明日は多胡先生が来て厭でも体育館でやるのだから・・・」と中止の大合唱。結局中止と決定してしまった。
「あの子は来るかしら。」とベテランのおばさん。去年、体操がうまくて、前に出て指導員と一緒に模範をやらせた子である。「あの子は前に出ることを楽しみにしているのじゃない?」「しかし一人だけ前に出すとうちの子はどうなんだ、なんていう親がいるのよ。」
「ヤクルトは大丈夫?」子供たちに毎日ヤクルトを配るのだけれど、ここ3日、用意をしなかった。「あれを楽しみに来る人がいる。」「うちの子には甘いものは飲ませない習慣をつけている、と文句を言う人もいるのよ。」考え方、いろいろである。
子供たちがぽつぽつと来だした。出席カードを、首にかけてやると満足そうな顔をした。そばからお母さんが「ありがとう、って言うのよ。」など諭している。こういう子達を見るとどうして問題児が発生し、荒れた学級など出来るのだろう、と思う。6時半頃になると雨はすっかり止んだ。ラジオ体操だけがお天気に嫌われているよう。
(24日) 8日ぶりの晴れだそうで、朝日がまぶしい。6時過ぎから次々に子供たちが押し寄せる。みんな、目が輝いている。良かった、良かった、とあちこちから声。ヤクルトが次から次へと売れてゆく。「黙って渡すのではなくむこうから「おはようございます」と挨拶させるんです。」とCさん。しかし言い出すのはすくない。
今日はNHK多胡先生の指導日。若い元気のいい先生はもうこの頃来ていた。大沢会長の挨拶に続いて、みんなの体操、ラジオ体操第一、第二の順に指導するが、当方はいつものように体がリズムに合わず、調子が出ない。丁度まん前にいる男の子があっちに動き、こっちに動き、なかなか体操をしてくれず、気になって仕方がない。合間に先生が指導する体操も難しかった。右手を前に回し、左手を後ろに回す、など右と左を変えて行う運動がついてゆけない。年齢を感じる。
(28日) 梅雨明け宣言はまだ行われていないが、あれから良い天気がずっと続いている。毎日200人近くの子どもが押し寄せるが、少しづつ減っている。指導員の何人かは近くの学校に教えに行っている関係で忙しい。おかげで私は出ずっぱり。子供は、大人が遊んでくれると思うと途端に嬉しくなるらしい。今日は6歳か7歳の女の子に妙に気に入られた。「おじちゃん、家で練習するの。」と聞くからそうだよ、と答えると、ふうん、とうなづいた。それから私のおなかを小さな指でぽんぽんとこづいて「出てる!」・・・・・まったく、もう。
夏休み子供ラジオ体操は30日でオシマイである。子供たちは参加賞やら記念品を貰って帰ってゆく。また静かな大人だけのラジオ体操会が始まる。
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