連日熱戦を繰り広げていた高校野球も、佐賀北高校が広島の広陵を劇的な逆転勝利で下してようやく決着がついた。冷房の十分に聞いたスポーツクラブでテレビをみながら、球児たちは元気だなあ、と思う。
とうとう37度。今年一番の暑さを向かえた。
冷房需要がうなぎのぼりで、東京電力は大変である。1度違うと70万kw違うのだそうだ。
電力はガスのように溜めておく事が出来ないから性質が悪い。瞬間が勝負で、夜作った電気を昼間につかうというような芸当はできない。
ガールフレンドのAさんに聞かれた。「停電がおこるような心配はないの。」
「いや、大停電になって、町全体が真っ暗、テレビもラジオもストップ。コンピュータもみんなおかしくなる。」と答えたがこれは冗談。
日本経済新聞によれば、東京電力はこれまで今夏の首都圏の最大電力を6110万kw、かなりの猛暑で6400万kwと想定していた。それより2-7%多い6527万kwを確保する予定だった。ところが先月の中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が全面停止し、供給能力が5800万kw強まで下がった。そこで他社からの融通、火力発電の増出力運転、企業の自家発電の余剰分の購入などを実施、さらにこの夏定期検査に入る予定だった福島第一原発3号機、6号機の停止を先延ばし、水利権を失っていた塩原原子力発電所の暫定利用を認めてもらうなどあらゆる措置をとった。
さらに東京電力は、需要の大きな幾つかの客と需給調整契約を結んでいる。全部で東電管内で127万kwあるそうだ。この契約は「需給の逼迫時に電力会社が使用削減を顧客に要請できる契約で、その分料金を割り引く。発動されれば、契約先の工場などは生産ライン停止などで対応する。」と言うもの。実はこの契約にも通告後すぐに停止する、何時間か後に停止するなど三つほど契約形態があるが省略する。またこのような契約はガス会社も行っているようである。
需給調整契約を結んでいる大口需要家は、今までは供給ストップと言うようなことは起こらなかったから、安心していたが今回は状況が違った。昭和電工、旭硝子、神戸製鋼所、東京製鐵など23事業所に、17年ぶりの電力供給制限を実施し、23事業所が12万kwを削減したと言う。・・・・つまり、我々に影響がでないように「優先的に」停電してもらった?大半は操業時間を延ばして減産分を補う、夜間も稼動しているので影響は少ない、夏季休暇中などで生産への影響は軽微であったが、朝日工業のように唯一の拠点であるため長期化を懸念する声も上がっている。
これらに加えて、東京電力はにわかに一般顧客に節電を訴え始めた。クーラーの設定温度を上げましょう、スイッチはマメに切りましょう等等。
そんな様々な努力を積み重ねた結果、22日の最大電力は6147万kw、このときの供給能力は約4%多い6400万kw強であったという。どうにか綱渡りで停電を起こすことなく一日を終える事が出来た、というところか。しかし、過去に最大電力が9月に出たこともあり、まだまだ油断できないようだ。それに今年はナンとかなっても、来年は・・・・柏崎刈羽原子力発電所が使えなければ今年以上に逼迫することは目に見えている。
ふと思う。一度くらい大停電を起こしたらどうだ?わが身に迫らなければ、エネルギーの大切さなんて本当には認識されない。今回の電力不足騒ぎ報道はエネルギー問題の重要さのものすごくいい宣伝になった・・・・。
最後に電力の使用量を大幅に下げ、しかも東京電力も、わずかだがその会社の株を持っている私も大満足するする方法を伝授しよう・・・・・電力料金を2倍くらいにあげればいいんです!
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