589「淑女?とデート」(9月9日(日)晴れ)

時差ぼけが全然取れず、眠くて仕方がないのだが、若い女性からデートを申し込まれた。それもずっとずっと若い・・・・。
孫である。もちろん旅行のお土産も渡さねばならぬから積極的に応じる。
メキシコでは女の子は15歳になると1人前ということで、着飾ってグアダルーペという女神に薔薇の花をささげると言う。彼女も小学校6年、身長160センチ強。大分その時期に近づいてきたように見える。

最初に淑女のご希望は映画である。「HERO」木村拓哉主演の検事ものである。テレビ映画を劇場映画にしたものということだ。
婚約者のもとに駆けつけようとしていた男が、ふとしたことでチンピラ少年と争いになり、殴られ、蹴られた。病院に搬送されたが、死亡してしまった。検事役に木村拓哉扮する検事が選ばれた。チンピラ少年は逮捕され自白したから、有罪確定と思われた。ところが裁判になると辣腕弁護士がつき、一転、犯行当時そこにいなかったと無罪を主張するのである。実はある大物代議士が多額の献金を受け取った疑いがもたれていたが、代議士は否定していた。その事実がなかったことを証明するために、件のチンピラ少年をアリバイに使っていた。少年の犯行が証明されれば、アリバイが崩れる。そこで一転否認にまわったわけで、検事と弁護士の丁々発止の戦いが始まる。

孫に「分かるのか」と聞くと「テレビをみているもの。」
バッグの中から厚い本を取り出し「今これを読んでいる。面白い。」重松清のラブストーリーである。大分成長したな、と感じた。1年くらい前に映画に行ったときはアニメの他愛ないものだったのに・・・・。

それでいて、見終わってからプリクラという奴に連れて行かれた。
免許証などに使うインスタント写真機のような機械がずらりと並んでいる。そこに小学生から中学生くらいの大半は女の子が群れている。
壁に「カップルと女性以外は写真撮影をご遠慮下さい。」とある。つまり男同士はnoということである。しかしカップルはいろいろで、私たちも立派なカップルらしい。
インスタント写真機とは言いながら、免許証用のものとは違いいろいろ工夫が凝らされている。一定時間写真は撮り放題である。写真だからポーズを取るのだが、そんなに頭に浮かぶものではない。蛸踊りみたいに手足を動かしているうちに時間終了。
プリントするものを4枚選び、写真に背景を入れたり、文字やメッセージを入れられる。いれられると言っても適当な物が用意してあり選択式である。
適当に入れて終了。機械の裏から写真が出てくる。
彼女がプリクラアルバムを見せてくれた。父母、お友達と一緒のものばかり。まあ、楽しそうに撮っているから文句を言う筋合いはないのだが・・・・・。

少し大人っぽくなった彼女の肢体を眺めながら、私はやに下がり「時代は変わってゆく。彼女もいよいよ花を咲かせる」と感じる。

追記(16日、17日) 三連休で、淑女が私の家に泊まりに来た。目を離している隙に淑女は、私の部屋に入り込み勝手にパソコンを操作し、無料で配布する音楽サイト(ユーチューブ)から好きな曲をダウンロードしてしまった。そのこと自体は問題ないけれど、パソコンの暗証番号をしっかり管理しないとえらいものを見られかねない、と実感。
筆と硯がおいてあったので興味を持ったらしく、半紙1枚に大きく「夢」と書いていた。中々堂々とした字だ、と感心したが、ふと私は普段もっと細い筆しか使わないことに気がついた。淑女は、私が買ったばかりの筆の使い初めをしてしまったのだ。うーん!・・・・淑女の能力はどんどん開花、私の管理能力を越えてしまいそうな段階にきている。
スペイン旅行で赤いTシャツをお土産に買ってきてあげたのだけれどそれを着ていた。店員が「160-170cm用、私にもぴったり合います。」と言っていたが、淑女には少し小さめに感じられる。

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