632「5000円と住民基本台帳ネット」(2月9日(土)曇り)

あの有り難くない確定申告のシーズンがやってきた。
この季節、私について言えば、相前後して1年分の健康保険料の請求が来るし、2ヶ月もたたぬうちに区民税、自動車重量税、固定資産税等がおしかけてくるから、少しばかりたまっていた銀行の預金も吹っ飛んでしまう、ということで憂鬱きわまりない。
還付される,などと言う幸せ?な人も多いが、複数のソースから収入がある場合、それぞれ収入が全てと考えて課税してくる。そのため結果として私は今までにわずかしか納税していない。そのツケがこの季節に押し寄せるのである。
手元にある資料から、とにかく数字を入れてみる。やや、今年は例年に比べずいぶん高い!
定率減税が廃止されてしまったからだ。昨年は10%控除できたのだが,今年は出来ない。
「損害保健料控除が改組され、地震保険料控除が創設されました。」
改組された中に、火災保険が認められなくなった事が挙げられる。ただ地震保険は最高5万円まで認められることになった。しかしどちらも入っていない私は関係ない!

手引きの下に「確定申告書作成コーナー」からe-Taxへ簡単申告!!とある。
さらに便利で使いやすく!と銘打ち、4つの利点が掲げてある。@HPから簡単申告、A最高5000円の税額控除、B添付書類が提出不要、C還付金がスピーデイ
Cはまるっきり関係がないけれど、そのほかは大変魅力。
5000円の減税は平成19年分または平成20年分のいずれか1回だけ。しかしこういうものは何事もチャレンジして見る事が肝腎。国税庁のホームページを開く。「事前に開始届出書の提出が必要」とあるがそのくらいなんでもない!
パソコンの条件を調べる。空き容量3GB以上、メモリー256MB以上、エクスプローラ6以上、対象OSにはMACのほか、私の使っているXPも入っている。まずは合格。
ところが本人の電子署名及び証明書を付する必要があるのだ。
どうやら区役所の窓口でICカードを発行してもらって、それをカードリーダで読み込ませる必要があるようなのだ。カードを発行してもらうには1000円くらいかかる。それではカードリーダーはどうするのだろう、と見ると、機器を売っている電気店が地区ごとに紹介されている。杉並区が出てこないのだが、ほかの区で調べると一番安いもので3000円強。何だ、5000円安くなっても、4000円強吹っ飛んでしまうのではないか、とがっかり。
それでもやらぬよりはましと杉並区が記載されていない理由を確かめることにする。確かLAOXも山田電気も杉並区にあったよなあ・・・・・。

国税庁に問い合わせる。すると「住基ネットに加入していないところは役所で電子証明書を発行してくれないのですよ。杉並区、国分寺市、それから福島県の矢祭村が加入していないのです。」「じゃあ、電子申告はできないのですか。」「いや、出来ないこともないのです。民間機関で証明してもらえばいいのです。但しその場合証明に30000円くらいかかりますので、お勧めしていないのです。」・・・・お勧めされてたまるか!

総務省による住民基本台帳ネットワークシステムは2003年にスタートしたが、杉並区はセキュリテイの問題などから参加を拒否し、翌年住基プライバシー条例を制定した。
総務省は、ICカードによって住民票その他証明書が自動的に受けられたり、各種申請が自動的に出来たり、あるいは高齢者の緊急対応が容易など宣伝している。そこで杉並区は住民票の写しを簡単に取得できるようにするなどして対応している。

システムの安全性についての議論はまだまだ続いている。納税などに利用される一方、不正取得あるいは偽造して他人に成りすまし、携帯電話を購入する、アパートの契約をする、サラ金で借金をするなどのケースが後を絶たない、という。背景には運転免許証(教習所に通うことなどが必要)、パスポート(戸籍謄抄本必要)などに比べて取得が容易(金額的に少ない)な点にあるようだ。ただ基本的には世の中IT化の流れ、危険ではあるが参加拒否を続けていると思わぬ不利益を被らないとも限らない。その辺が悩ましい。

註 ご意見をお待ちしています。
e-mail agatha@bekkoame.ne.jp
home-page http://www.bekkoame.ne.jp/~agatha

読者から次のようなメールをいただきました。

確定申告は今まで20年も税理士さんまかせだったのですが、青色申告会の指導を受けまして、昨年は勉強して青色申告ソフトをかいました。複式簿記ですが、すべて何とかつけました。
すると決算処理すると貸借対照表、損益計算書、青色申告書すべてが出来上がります。
毎年税制が変わるので毎年バージョンアップ版を使用しなければならないようです
が、かなり優れもののソフトですね。ブルーリターンといいます。現在は青色申告会の会員にしか売っていませんが、似たようなソフトも市販されていると聞きました。
イータックスに連動していて、電子申告も可能ですが、それは使用しませんでした。
CDにデーターを落として青色申告会に持参すると、そこでカードリーダーも無料使用できて申告は出来るのです。
しかし、この青色申告会は職員が税務署のOBが多いので、権威はありますが、決して味方ではないですね。税務署の窓口とおなじですね。いくら会費を払っていても。
貴兄は青色ですか、白色ですか。