また同期の集まり、動悸を心配する集まりでないだけよい。
伊藤君の話。「黒鯛は産卵期になるともうセックスをすることに夢中になるそうだ。そこに釣り糸をたれるとドンドンつれる。その時期が終わった鯛を麦わら鯛という。あぶらっけが全くなく、まずいものの代表だ。」「我々も最早麦わら世代か・・・」と誰かが言い、場がどっと沸く。
自嘲気味にぼやいたところで、なるようにしかならぬ、と初老連中は俎板の上の鯉の心境。しかし近頃の状況は不安で、将来に対して希望が持ちにくいことは確か。その一つの問題は政治に対する不信だ。マスコミの一部は政治不況とまで言っている。
みんなと楽しい話をして家に戻り、寝床の中で考えたゴマメの歯軋り・・・・。
参議院はかっては良識の府などと呼ばれていた。一歩下がって衆議院の決定したことにご意見を言うくらいの立場におかれていた。それゆえに参議院不要論までささやかれた。
それが昨年の参議院における民主党の勝利で一変してしまった。両院の意見が異なる場合、どのように処理するか、と言う点について法に不備なところがあった。そこをついて民主党など野党が、かたくなに自己の立場を貫こうとしているのである。両院の意見が異なった場合、衆議院が3分の2の賛成で意見を決めるのは憲法にまで定められており、当然である。それにも自分たちの行為は棚に上げて数の暴力だ、などと非難する。3分の2ルールすら定められていない日銀総裁など人事では決めようがなくなってしまう。
まさに二院制の問題点が露出してしまった、と言う状況ではあるまいか。
しかも参議院は解散と言うものがないから野党優位の状態はかなり長く保障されている。
ここまで意見がまとまらないのなら解散を考えるのが筋かもしれない。
最近の幾つかの報道機関の調査によれば、福田内閣の支持率が下がっている・・・・これは日銀人事も決められない指導力を疑われて当然かも知れぬ、しかし自民党の支持率はむしろ上がり、民主党の支持率はむしろ下がっている・・・・これは民主党のかたくなな態度に国民があきれ返っている証拠である。
しかし与党は、解散選挙をすると勝つだろうが、3分の2には届かない可能性が高い。あえてこんなときに解散総選挙をする必要はない、と考えているらしい。そうなればねじれた状態は変るわけではなく、3分の2ルールが行使できなくなった分指導力を失う。現状に比べて一つもよい事がない!。
今3分の2ルールをもとに強引な手法が囁かれているという。ガソリン税など暫定税率維持について、参議院で「衆議院で一度可決した自民党案を否決して民主党案を成立させる」というのなら、衆議院は、参議院が自分たちの案を否決したとみなして3分の2で再可決すればよい、というもの。もう一つは人事について両院の意見が一致しない場合、衆議院の意見を優先する、という法律を作る、というもの。こちらも参議院で否決されれば衆議院で3分の2で再可決してしまえばいい。
私にはどちらもやむをえないものと考える。もはや暗黙のルールなど吹っ飛んでしまった。対立したときに両院どちらの意見を取るか、というのなら、総理大臣決定のプロセスや法律の成立過程、行政の執行などから当然衆議院である。それなら「衆議院の優先」を改めて決める必要がある。もしれが出来ないなら参議院はなくしてしまうべきだ。
昔ある先輩から言われた話を思い出す。船が川の分岐にいたる。右に行っても左に行っても大体はよいが、真ん中を進めば岡に登るだけである!日本丸もそんなことにならないことを麦わら族と雖も願う。
(追記)福田首相が2月の末あたりから強気路線に変わってきたように見える。「道路特定財源を一般財源化する」と提唱したそうだ。自民党内部には事前に相談がないと抵抗が強いし、民主党も乗らぬらしい。しかしそれで首相は、突っ走りそうだ。民主党に失望し、党内のうるさ型にも困ったと感じ、自分で答えを出すしかない、と腹を括ったか・・・・小泉流への回帰だが、事ここにいたってはやむを得ぬかもしれない。
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