読者からのメール・・・・東京の株式相場は随分と下げています。しかし、円高のためか、ドルで評価すると下げ幅はすごく小さくなります。これを外人はどう見るでしょうか。
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昨日の雁ガ腹摺山という山に登ったが、さすがにきつく、今日は歩くと腿が痛くて仕方がない。もっとも単に筋肉が張っている感じがするだけだから、2,3日うちには治るだろう。
スポーツクラブでは風呂に入るのみにしてN證券に行く。
担当のAという男が一度相談したいものがある、といってきたからだ。私は彼には呆れている。半年か1年前に円高が進行したとき、「これからはドルの時代ではありません。」と勧められて、ドル建て債権を解約して豪ドル債権を買った。ところがその後、豪ドルは米ドルにもましてひどい暴落、買ったものの円に換算した評価は3分の2になってしまった。次に彼は最近「コマツ」の株を勧めた。「新興国は今建設ラッシュ、機械株はすごいですよ。それにN證券は近々日本株推奨のキャラバン対を欧米やアラブに送ります。推奨株の一つにコマツが入るでしょう。上がりますよ。」よほど投資しようかと思ったが、なんとなくAが信用できずやめにした。その後「コマツ」の株価は下降を続けた。友人は1800円で買ったが、それも1200円にまでなった。私はそのときに少し買ったが、すぐに不安になって手放した。今800円台!
今日は早速この話をしてやった。すると彼は「他にもそんな例がありまして大変です。反省頻りです。」と一応は恐縮した様子を見せるのだが・・・・。
しかしさすがにN證券である。こんなときになっても商売を仕掛けてくる。投信を進めてきた。
話に入る前に私の相場観を一応書いておこう。
「世界不況の先はまだ見えない。しかし各国政府が懸命に努力していることであるから、ある程度の解決策は見つかるだろう。米国のDOWも日本の日経も不安定な動きながら改善の兆しが見られる。日経が3500円まで下がるなどという説もないことはないが、そろそろ底ではないか。また最近の円の独歩高も、金融市場が安定してくれば、ある程度は戻すのではないか。」
彼が勧めるのは「通貨選択型日本好配当株投信」というものである。
「異なる4つの外貨から、主として東京証券取引所第一部上場銘柄を主体とした、日本の株式に投資し、高水準のインカムゲインと値上がり益の獲得によるトータルリターンの追及を目指して積極的な運用を行います。」
「東京証券取引所第一部上場銘柄を主体とした、日本の株式に投資」というところは、参照インデックスとしてTOPIXを用いるとしており、ほぼこれに比例するものと考えてよいらしい。つまりTOPIXが10%上がれば、こちらも10%上がる。
「異なる4つの外貨」というのは米ドル、豪ドル、ユーロ、NZドルであるが、為替の影響は受けないとしている。ここを少し検証してみる。
今TOPIXが1000であったとする。これが1100になったとする。豪ドルは60円が70円になったと仮定する。
相場 株式市場の全体価値は10兆円とすると11兆円になった。
豪州から見ると10兆円に見えたとき、豪ドルでは1670豪ドル市場に見えた。それが豪州からは11兆/70=1590豪ドル市場に見える。
債権の価値 100万円投資した場合、100/60=1.67万豪ドル これが10%上がるから 1.67*1.1=1.83万豪ドルになる。円ベースでは1.83*70=128万円になり大儲けということになる。
つまり相場の上昇分と日本円の対豪ドル下降分が狙えることになる。しかし歯車が逆に回転すれば大きな損失となる。豪ドルの世界のみで考えれば「日本の相場にリンクして豪ドルが増えたり減ったりする。つまり為替損失を回避できる」というものだ。
加えて株式投資であるから、配当と対象通貨の短期金利と日本の短期金利である為替ヘッジプレミアムも受け取れよう。
しかし手数料等は一般の投資債権並で安くない。申し込み時に申し込み金額の税込み3.15%、それに管理報酬、投資顧問報酬など年に1%強がかかる。換金時にはかからない。
A氏によれば「豪ドル投資は為替では損をしているが、現地通貨ベースではむしろプラスだ。円に戻すことを考えずに、こちらに振り向けてはどうか。」というもの。
結局私はわずかながら振り向けることにした。思い切って踏ん切りがつかないのはまだ株が下がることも考えられるし、為替もわからぬと考えるからである。信託期間は2014年7月10日、つまり後6年、その間に何がおこることやら・・・・・。
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail agatha@bekkoame.ne.jp
home-page http://www.bekkoame.ne.jp/~agatha
読者から次のようなメールをいただきました。
1)株式で有名な用語に美人投票というのがあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E4%BA%BA%E6%8A%95%E7%A5%A8
でも最近は不美人投票というのが出てきました。
これは知らない人が多いですよ。
http://blog.canpan.info/kaoda61/7
本格的な不美人はこの下げ相場でも影響は小さいですね。
普段から評価されていませんから。
2)兜町近くの宝くじ売り場に証券マンが列を作るようだと相場は大底、全員弱気、
反してうなぎやに列が出来るようだと株価は天井という説があります。
2.3日前にいってみましたが、どちらにも列がありませんでしたね。
ということは株価は大底なのかどうかも、俗説からは判断できないですね。