711「デジタル一眼あそばせ!」(11月5日(水)晴れ)

久々におもちゃを購入し、うれしくなっている。カメラである。従来私は、キャノンのコンパクトカメラIXYを使っていた。実によくできたカメラであったが不満があった。
望遠が弱い。スイスアルプスを旅したとき、遠くの山がよく撮れなくて残念な思いをした。近接撮影が余り利かない。きれいな花を見かけると、その花弁の一片まで撮りたいのだけれど近づけない。写真に距離感を出したいのだけれど、レンズが余り動かぬから弱い。
しかし、旅行に重たいカメラ道具を担いでゆく気にならぬ。被写体によってレンズを交換するなど真っ平ごめん。だからどうしても大型の一眼レフは避けたい。
そんな条件で時に触れてカメラ屋で聞いたり、友人から情報を得たりした。結果私が最終的に選んだのはFUJIFILMのFINEPIXS8100FDである。他社製品も考えたが、みな5万円以上。それに較べてFINEPIXはケースやメモリーカードを入れて4万円を切った。

持ち運んでみると、撮影時重量が約500gでなかなか軽く感じる。
有効画素1000万、光学ズーム18倍がまずキャッチフレーズである。
単一のレンズを用いて、実際に撮影できる画像を確認できるという意味では一眼レフだが、レンズ交換はできない。会社ではでネオ一眼と呼ぶといっている。
シャッターは電子シャッターを用いており、所謂メカニカルシャッターはなく、入ってきた光は直接CCDと呼ばれる光を電気信号に変える装置に読み込まれる。
1000万画素というのは、このCCDの中に1000万個の目(3648*2736=9980928、正確にはフォトダイオード)が入っている、という意味である。数が多ければ多いほど、細かく精細な写真ができるとされる。ただ問題は、CCDの大きさである。このカメラは、1/2.3型 正方画素CCD用いている。正確にはわからぬが5mm強角のCCDである。35mmフィルムの場合36 mm *24mm、一眼レフの大衆機ニコンD70では23.7 mm *15.6 mmであるから大分小さい。そのため光量が少なくなり、処理に時間がかかるなどの問題点が考えられる。しかし約58MBの内蔵メモリーを有しているからであろうか、問題点がかなり解決されているように見える。カタログ仕様値では撮影感度はAUTO、ISO64/100/200/400/800/1600/3200/6400(標準出力感度)と記載されており、暗いところでも撮影可能のようだ。

レンズはフジノン光学式18倍ズームレンズで、焦点距離は4.7-84.2mmである。デジタルズームは最大約5.7倍である。従って35mmフィルム換算では27mm〜486mm相当をカバーしていることになる。実際に撮影してみるととにかく望遠の強烈さにびっくりする。遠景撮影ではでもレンズがびょーんと飛びださせることができる。ただ望遠を最大に利かせたとき、デジタルズームで補っているため画像が少々荒れる点は否めない。
連射は最短約1.1コマ/秒で連続3コマまで、高速連写にすれば最短約6.8コマ/秒で連続33コマまで、超高速連写なら最短約13.5コマ/秒で連続33コマまで撮影できるとある。
「顔きれいナビ」がついている。カメラが主要被写体と判断した顔をグリーン枠で表示し、ピントを合わせると同時に、他の人物については検出して明るさをあわせてくれる。人物にぴったりピントが合い、背景が焦点距離に応じてぼやけるから、なかなかよい写真が撮れる。

このカメラには私のまだ試していない機能が沢山ついている。たとえばねらい撮りズームがある。公園で鳥などを取ろうと思ってもズームアップした途端に被写体が動いていらいらしてしまう。この機能を使うと周辺を幅広く見ながら必要な部分だけ撮影できる。実際には広い範囲を抑えておいて、必要な部分だけ切り取るのだけれど・・・・。
接写はスーパーマクロで1cmまで可能だし、広角も27mmであるからまあまあいける。そのほかたとえば手振れや被写体振れを防止する機能、ズームアップ3枚取り機能、シャッタースピード優先オート、絞り優先オートなどである。シーンポジションという機能も面白い。たとえば人物に設定すると、肌の色がきれいにソフトなしあげになるそうだ。ただおばさんのしわを消し去り、20歳も若く撮れる・・・か、どうかは知らない。
コンパクトカメラをお持ちの皆さん、このカメラ、挑戦する価値はあると思いますよ。

(後記)日本経済新聞に、何でもランキングとして「女性におすすめ一眼レフ」という記事が載った。私のように従来の「コンパクト型」では満足できぬ層が増えているらしい。FINEPIXと同じような機能を持っているようだ。
1位はイオスキスX2(キャノン)で、@1220万画素A約475グラムB手振れ補正機能を本体に搭載C7万2千円などとある。以下2位はルミックスG1、3位E-20(オリンパスイメージング)などと続く。5位にニコンD60、6位にソニーα350なども入っている。

註 ご意見をお待ちしています。
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読者から次のようなメールをいただきました。

1)小生も1000万画素をこえたときに、某メーカーのディジカメを買った。
ディジカメは始めて出た頃つまり30万画素の時代からポラロイドの代わりに使用していた。工事記録をとるためだった。工事記録は普通の銀塩カメラで取るのですが、万一の現像事故のときに備えてディジカメもバックアップに使いました。
これはプロの写真館と同じですね。
そんなわけで1000万画素ときいて興味を持ち買いました。しかし、いまとるものがありません。まさかエスカレーターの下で取るわけにも行かず、性能確認後はしまってあります。

2)もう4,5年前になりますが、ニコンD70が出たときすぐ買いました、レンズはニコンの18mmから200mmのズームレンズを付けていますので、遠近、接近を含めまあまあ重宝しています、近くの花も遠い風景もそれなりに上手く撮れますが、ただ重たいのは辛いです。そんなんでもっと軽くてズーム付きカメラがないか探してみようと思っています。
今月の25日森ビルの展望台から富士山を撮りましたが、それなりによく撮れています。

カメラの用途で一番多いのは公募展での作品の撮影です。日展を含め名のある公募展はだいたい撮影OKでフラッシュなしで十分です、この方がカタログを買うより安いし、CDに収めれば500枚ぐらい収納でき嵩張らなくてすみ扱い安いです。(以下略)