12月になったことだったろうか、娘から「お食い初めをホテルでやりたいから、其の日はあけておいてほしい。」といわれた。あれはホテルなどでやるものなのか、といささか驚いた。「一生食べるもので困らないようにと願いをこめた儀式」とか。
あかちゃんだけの写真を撮る。あかちゃんはなかなか機嫌がよく楽であった。それから食事。大人たちとは別に小さいながら鯛の塩焼きがついた立派な膳である。料理に合わせて黒い石ころ、歯固めというもので、あかちゃんはかむまねをする。しかしはしゃぎすぎたのかこの頃にはもう目を閉じていた。それでも写真、写真、と大人たちは大騒ぎ。
一通り終わると、母親が「後は初節句くらいだ。」と娘。
昨日インターネットで調べたが、あかちゃんが生まれると1年以内にずいぶん沢山事業がある。 内祝い お七夜 お宮参り お食い初め(今日のもので原則生まれてから100日らしい。)初節句 誕生日・・・・・・。
お誕生日は、気で育ってくれてありがとうの気持ちと独り立ちしたあかちゃんのエネルギーを家族で祝うのだとか。するとこの頃にはもう歩けるようになっているのだろうか。
もっともこれらの儀式について長女に聞いたところ。「もう5人目の孫だというのに分かっていないの!」と睨まれたのだけれど・・・・。
すっかり酔っ払って我が家に戻り、夜になってパソコンを開けるとA氏からメール。
A氏の名前をみて一瞬思い出せなかった。
高等学校同期で、一緒にお茶の水の予備校に通ったあのA君だ。
1年浪人して大学に入り、その後年賀状を交換していたが数年前からそれも途絶えていた。確か彼は大学卒業後N食品に勤め台湾勤務など経験したはずだ。
私宛になっているが、同時に同期のみなに呼びかけたような様子で
「現在の金融危機をみるにつけ、経済成長の危うさを感じざるを得ない。ハーヴァードで経営を学んだといってもこの程度のものであったか。利益至上主義で経営哲学が置き去りにされている。大きいことは良いことだ、というアメリカ的発想そのものだ。
金融商品についていうならリスクを見ようとしなかった。分散させてリスクがないようにみせてしまった。自動車産業についていうならGMはリスクを見ないことで規模を大きくし、其の上に胡坐をかいて繁栄を謳歌、改革の精神を忘れた、トヨタは非常時に切ることのできる下請け、派遣などにリスクを分散して規模を大きくした。
リスクのしわ寄せが弱者に来ないようなセーフテイネットつくりが望まれている。」(編集)
あのB氏の「私たちは何かの始まり(そのとき歴史は動いた?)に立ち会っているのです。」との問いかけに答えたものである。
この問いかけに、あるものは「大量生産大量消費時代の終焉」とし、またあるものは「世界が不況から抜け出した後、原油不足・資源不足で酷いインフレが進む。他方、後進国に安価な労働力が大量に存在するけれども、原材料となる資源やエネルギーが不足するので生産を拡大できず、デフレ圧力にはなりえない。インフレのお蔭で、日本やアメリカの借金が目減りし、財政は立ち直る。この結果アメリカの命運はそこそこ延びることになり、当面その軍事的優位は揺るがない。」とした。さらに別の人間は「金融経済にはものづくり経済にない虚の部分が多く含まれていた。それらが剥げ落ちやがて真の社会が現れる。」とした。
今日の答えも含めて、正直どれも少しづつあたっているようだけれども、「群盲、象をなでる」感じで、本当の姿を描き出していないように思う。正直に明日のことは分からない、不安であると答えたほうが正しいのだと思う。
友人のレターを懐かしい、と感じると共にあのあかちゃんの将来には何が待っているのだろうと考える。私が生まれたたときに太平洋戦争も、その後の復興も、長期の繁栄の、この大不況もまったく両親には予測できなかったに違いない。あの子が将来にとにかく、なんでもいいから幸せになってくれと願うのみ!
註 ご意見をお待ちしています。
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読者から次のようなメールをいただきました。
与太話
こんなのはどうですか。ロシアの小話を改変したものです。100人もいれば色々なの
が居るということです。
物事には色々な理屈がつきますが、どれも100パーセントではないですね。
ザンビアの大統領には100人の愛人がいる。つい最近、そのうちの1人がエイズであ
ることが判明した。
アメリカ大統領には100人の安全保障問題補佐官がいる。つい最近、そのうちの1人
がKGBのスパイであることが判明した。
某国総理には100人の経済顧問がいる。つい最近、そのうちの1人が経済学の専門
家であることが判明した。