高円寺の小さなスナックで同期の集まり。7時開始と言うことで出かけたが閉まっていた。時間をつぶそうか、と出かけたところ、買い物袋を抱えたママが戻ってきた。
出席者は、常連のA、B、C、D遅れてE、それに私の6人。今回は議論伯仲!
民主党政権。「本当に実現しそうな雰囲気だが、どういうことになるのだろう。」「何も変らないさ。自民党の分派だからね。」「社民党や共産党の意見が強くなるだろう。意見が揺れ動き、妙な日本ができあがる。」「官僚の権限縮小は?」「変らんな。私の知っている建築関係の法人は、赤字で悩んでいるが、天下りの役人理事は、何もしないであい割らず年俸2000万だ。」
小沢氏の引退。「中国には何度も行った。あそこは汚職の天国だ。」「日本だって似たようなものだった。維新の頃、山形だって伊藤だって金まみれだった。それが少しづつ、そういうことはいけない、と言う方向に変ってきた。田中、金丸の金権体質がやっぱりよくない、ということで、今回はまた一歩前進したと見るべきだ。」「しかし、なくなったわけじゃないな。」
足利事件の裁判。「あれは怪しからん。疑わしきは罰せず、100%の証拠が無ければ有罪にしてはいけない。取調べの可視化は絶対に必要だ。」「それではしっかりした取調べは、出来なくなってしまう。みな供述を拒否し、無罪になってしまう。100%の証拠など不可能だ。中国人などの悪いのは、日本に行けば罪を犯しても無罪になると、どんどんやってくる。」
「DNA鑑定は、最近は精度が上がったが、あの頃は80人に一人の確率で間違う危険があったんだぞ。」「でもあの頃は、100%と考えられていた。確率の話が出たのは結果論だ。仮に裁判員制度が出来ていたとしても、みな有罪としただろうな。」
最高裁が再鑑定を否定し、宇都宮地裁が事件を6年も放置した点は、みな非難していた。
日本の防衛の話。「国連の北朝鮮制裁の中で船舶の臨検が見送られた。あれが実施されていたとしたら、日本はどう対処していただろう。」「向こうに発砲されたら、本国に打ち返してよろしいでしょうか、と許可を得て・・・・。」「殺されるか、行ってしまうかだな。」
「近隣に飢えてはいるが、武力だけが強い国があり、自国は繁栄しているが、軍隊は馬鹿にしている。そんな国で滅ぼされなかった例が、あったろうか。」「カルタゴも17世紀のオランダも、つけを払わされた。」「自国を守る気持ちがなければいけないさ。アメリカが、本気で日本を守ってくれるわけが無い。」「日本は歴史上一度も成功しなかったことを実験しているのさ。」
最後の発言は一番私の心にひっかかった。
教育問題。「どうしてこんな精神の国が出来上がったのだ。」「日教組さ、日教組が悪いのさ。大体国歌や国旗にまで背を向ける。」余り一元的にものを言ってはいけないかもしれない。家庭の問題など掘り下げる以前に次の話題。
国旗国歌。「国旗や国歌がなんだ。あんなものは嫌いだ。」「オリンピックにはどうするのだ。」「インターナショナルでも歌い、白旗を掲げればいいと思っている。」「日本は将来どうなればいいと思っているのだ?」「滅びればいいと思っている。」「そこは違う。何であれ、僕らは、日本が平和で安定・繁栄することを願っている。」「天皇陛下と君が代は、大嫌いだ。」「君が代が今の世にそぐわない気がすることは分かる。国歌を変えればいい、と言う議論はあるかもしれない。しかし決められた国歌に敬意を払うか払わぬかは、別問題だ。」
インターナショナルと白旗は、極端すぎるが、考えることは自由なのかもしれない。
独裁と民主主義の問題。「中国の素晴らしいと思うところは、道路一本引くのでもまっすぐに、しかも早く出来上がってしまう。周辺住民などお構いなしで道を作る。個人の権利が無視されるが、国家の効率は極めていい。」「民主主義が絶対だ、と言う思想は間違っている。ある国を滅ぼそうと思ったら、民主主義を吹き込むことだ。そしてマスコミと大学の先生など知識人を取り込むことだ。」「そうだ、朝日新聞と進歩派の先生を取り込めば日本は支配できる。」「最近田母神さんが話題に上らないね。」「民間人になったから誰も非難できないのさ。」「言い方に問題はあったけれども、言っている本質は間違っていないね。」「あんな右翼は引っ込めばいいんだ。」
民主主義をどう考えるかはまだまだ議論の余地がありそうだ。
最後に某君。「不良外人が入ってきて、みなは自分の利益にのみ走り、防衛力は無い、と言うことなら、誰かの希望通りこの国は滅びるね、そのあと一体どうなるんだろう。」
以上誰がどの発言をした、と書くことは控える。議論は延々と続く。気がつくと9時半近くになっていた。まだ宵の口だ、と言う者もいたが、お開き。
最後にママ。「アラ。カラオケはなさらないんですの。わざわざ用意したのに・・・・。皆さん、難しい話ばかりで入って行けませんわ。」そう、我々は天下国家を論じたのであって、と力んでも、またもゴマメの歯軋り・・・・・。
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